【高校受験】毎日何時間勉強?スケジュールの立て方は?英数の効率勉強法は?
2023/9/18
中学英数を主に担当しています、安芸です。
この記事では、高校受験を控えた生徒さんが学校や塾以外のお家時間で、どれくらい勉強に時間を充てることを勧められているのか、どうスケジュールを立てればいいかをかなり詳しくまとめていきます!
時間は限りあることを意識して!
中学の定期テストも然りですが、高校受験は小学校の時のように、ただ授業を一生懸命聞いていれば、それ以外に特別にテスト勉強をしなくても点数が取れるようなものではありません!!
また、せっかく塾や家庭教師でお勉強していても、それ以外の時間、お家で何もしなければ点数は上がりません。
今持ち合わせた時間を上手に活用することが成功のカギとなります。時間は一度捨てると元に戻って来ません。そして何もしなくても時間は刻々と無くなっていきます。
受験まで、大きなカウントダウンが始まっていると考え、残り時間があとどれくらいしかないのか、意識するようにしましょう。時間を大事に思えますね。
残念ながら、スケジュールをしっかり立てれる子、立てたスケジュール通りに勉強をこなせる子は全体の1-2割と言われています。社会人だって三日坊主になることはしょっちゅう…。難しいのは当たり前です。だから気落ちはせずに、まず重い腰をあげてみることが大切です。
失敗は当たり前の精神でまずは計画を立ててみよう
まずはトライすること!スケジュールも立てずに行き当たりばったりの毎日を過ごしていては受験前に後悔が残るだけです。
初めは失敗した、三日坊主になった、それでもまたやり始めた、最初は予定の半分しかできなかった、でも続けているうちに時間が延びてきた、慣れてきた、定着した。
これもOK。
山あり谷ありでもいいので初めて見ることが大切です!
今のあなたはどのグループにいる?自分の現状を知ろう
ある資料によると、中学3年生の勉強時間の平均がこのようにまとめられていました。
中学3年【夏休み】
成績上位グループ:一日6時間
成績下位グループ:一日1~2時間
中学3年【9月】時点
成績上位グループ:一日2~3時間/平日・一日5時間/休日
成績下位グループ:一日1~2時間/平均
中学3年【二学期】時点
成績上位グループ:一日3~3時間半/平日・一日5時間/休日
成績下位グループ:一日1~2時間弱/平日
中学3年【冬休み】時点
成績上位グループ:一日6~7時間
成績下位グループ:一日2~3時間
中学3年【三学期】時点
成績上位グループ:一日5時間/平日
成績下位グループ:一日2時間半/平日
今現在あなたが一日どれくらい時間を取れていて、どれくらい時間を取らないといけないかをチェックしましょう。
時間がない?無駄な時間が削れるかも?
多くの中学生はよっぽど忙しいお子さんでない限り 平均的に毎日2時間以上の自由時間が取れるといわれています。それでも『時間がない』と思う場合、無駄に流してしまっている時間がないか確認しましょう。
- テレビを見ている時間
- スマホを見ている時間
- ゲームをしている時間
- マンガを見ている時間
ゼロではないはずですね。今は優先順位を考え、勉強より大切ではないものを削って最低2~3時間は絞り出すようにします。まとまって2時間が取れない場合でも大丈夫。隙間時間でもまとまれば大きな時間になることがあります。
始めは集中力が続かないかもしれませんが、一日10分ずつでも延ばせないか挑戦してください。一週間で70分余分に勉強できたことになります。
自分でスケジュールを立ててみよう
『タイムスケジュール 無料 オンライン』などで調べると、タイムスケジュールをオンライン上で表にしてくれるアプリなどがたくさん出てきます。もしくはご自身で円グラフテンプレートを紙に印刷し、色ペンでスケジュールを書き込んでみましょう。
参考:https://happylilac.net/sansu-temp-24engraph.html
理想のスケジュール【平日】①
学校から帰ってきて寝るまでの時間に3時間~3時間半勉強するスケジュールです。
理想のスケジュール【平日】②
夜は習い事がある、家族との予定やお手伝いがあるという場合は、夜を多めに時間を空けられるよう、朝活で60分とることもできます。
理想のスケジュール【休日】
合計6時間の勉強時間が確保できるようなスケジュールです。一気に6時間するよりも、90分毎に間に15分ほどの休憩を入れるのがおすすめ。
休憩時間を挟む際は、タイマーで休憩時間をきっちり図り、ピピピとなったらすぐに机に向かえるようなセルフコントロール力も身につけましょう!
このタイムスケジュール例の半分7割しかできなくたって1日に90分〜2時間は確保してることになります。頑張ってる自分をいっぱい褒めてあげましょう。
面倒くさがりでスケジュール通りに行動できそうもない
マナリンクには自習室という無料のサービスがあります。前もって何時に利用すると予約ができるので、スケジュール通りに予約してみましょう。時間になったら、オンライン上で入室。自習室を使った時間が記録されるので、自分もこれだけがんばった!と励みになります。
自習室といってもお家にいるのには変わりないのですが、画面の向こうにも同じように頑張っている子がいるという雰囲気はちょっと空気をピリッとさせ、頑張れるものです。
また小さなカードに自分だけのポイントカードをつくるのもおすすめ!私はタイツやストッキングなどの台紙に使われる厚紙で作ってました笑
毎日スケジュールどおりに行動できたらスタンプを押したり、シールを貼ったり。ポイントカードの一シートを30ポイントとしたら、早くで一か月でポイントがたまります。ポイントがたまったら○○を買う・○○を食べるなど小さなご褒美を決めておくとテンションが持続します。
またそのシートを残しておくと、自分の頑張りが可視化されるので自分の自信にもつながりますよ!
隙間時間も侮れない!お風呂・乗り物時間を使おう
全身が空いているときは机に座ってじっくり問題を解くために時間を使います。
一方目・耳だけが暇な時間は『単語勉強』に充てます。目と耳は暇だけれど、机がない、ペンをもってじっくり問題は解けないというような時間は、『単語帳』で一つ一つの単語をチェックしたり、イヤホンを通し、ヒアリングや長文練習など行いましょう。
お風呂時間・車や電車に乗っている時間など、10-30分の小刻みの時間も活用します。短時間の方が集中できることも多いです。一日3回20分の時間を取れるとしたら、合計一時間勉強したことになります。
勉強中は自分を誘惑するものを一切絶つ
スマホが気になりますか?勉強の間は電源を切ってならないようにしておきましょう。
タブレットやゲーム機は机の手を伸ばすと届くところにはおかないようにします。
小刻みに時間を分け、60分頑張れたら5分休憩、午前中頑張れたらお昼休憩の時はyoutubeを見る、などご褒美としてスマホやアニメを見るようにします。
勉強時間は何をやる?
時間はあまり残されていないので、効率的に時間を使うことが大切です。
- ★苦手なものは何かを知ること
- ★その単元に絞って集中的に勉強すること
- ★問題を解くたびにできたか・できないかマークし、できなかったものばかりを繰り返し解いていくこと
- ★できる単元を増やし、できない単元をどんどん減らしていくこと
- ★できる問題にはムダに時間を使わないこと
数学
1⃣何が分かって何がわかってないかチェック
●過去問を一年分やってみて、自分が解けなかった単元をピックアップしてみましょう。
2⃣見てすぐ解き方の流れを口で説明できるか?暗記度チェック
これは「計算問題」は得意で、式さえできれば答えがだせるようなタイプの生徒さん向けの方法です。
数学で大切なのは、式を作れるか・問題を読んでどの順番でどう解けばいいかがパッとわかるかです。
何度も問題を解いていくうちに、同じような問題に出会うことが多くなります。解き方がすでに暗記できていて、式さえ作れればこっちのもの。
計算ができる子は式さえできれば答えは出せるはずなので、『口で解き方をざっくり言えるか』をチェックし、実際に計算して答えまでだす時間を省く復習方法です。
これは短時間で大量の問題を復習できるので効果的です。
例えばこんな問題を見た際、
30秒か1分ほど考えてから、このように口で説明できますか?
『①ABの両方の座標が分かっているので代入して、連立方程式でY=aX+bの式をつくれば、直線ABの式がわかる。
②ACOの三角形の面積はCOの長さを求めるために、CのY座標を求める。その後、AのX座標が三角形の高さになるから、底辺×高さ÷2で求める
③AOBの三角形は△BCOと△ACOが合体したもの。ACOの面積は②で求めたので、あとはBのX座標を使って△BCOを面積を求めたら②に足すだけ。』
もし言えたらOKマークをつけて、もう復習しなくてもOK。3分ほど考えてもわからないようなら『解き方の暗記が不安定』ということ。解説を読み、再度スラスラ言えるようになるまで、解き方を頭の中で巡らせます。
3⃣マーク付け勉強法⇒繰り返し解く
復習した問題を習得度に合わせてマーク付けし、もう復習しなくていい問題・復習する問題・いったん保留にする難関問題に分けて、できない問題だけに焦点を絞るやり方です。
①この2週間何の単元を勉強するか決める。例:「一次関数」
②2週間、一次関数ばかりワークの問題を解きましょう⇒採点をします
③この採点が大切なポイント!
●「正解した・内容も分かっている」⇒OKマークをつける⇒繰り返さなくてOKのサイン
●「解けたけれどまぐれかも。解けたけど解き始めるまでに時間がかかった・わかってたけどスペルミスやうっかりミスした」⇒○マーク
●「解けなかったけれど解説みたらわかった・忘れていたけれど今思い出した」⇒△マーク
●「全く分からない・解説みてもわからない」⇒×マーク
4種類に振り分けます。ここでメインで勉強するのは○マークと△マーク。これはちょっと頑張ればOKマークに移行できるグループの問題です。
振り分け終わったら?
○マークの問題をもう一回解く⇒今度は確実に解けた・早く解けれた⇒OKマーク⇒繰り返さなくてOK
△マーク繰り返し解く⇒○マークに昇格⇒OKマークまで昇格できるよう繰り返す
これを繰り返していくと、復習不要な問題がどんどん増えて、やらないといけない単元が減ってきます。クリアした単元が増えていくごとに解ける問題もぐんぐん増えていくはずです!
全く分からない・解説みてもわからない×マークは、今の基礎力では理解が難しいのかもしれません。手も足も出ない問題に時間を割いていると時間がいくらあっても足りません。これは時間があるときに先生に聞く、もしくは基礎力がもう少しついてから解き直すなどいったん保留にしましょう。
英語
1⃣何が分かって何がわかってないかチェック
●文法単元の目次みてすぐに概要を答えられるかチェック⇒答えられなかった単元にチェック
例えば目次に
第一課:現在進行形
第二課:受け身
第三課:過去形
とあったとします。
『現在進行形はbe動詞+ingで今行なっていることを説明する方法。
受け身はbe動詞+過去分詞で「~される」「~された」を言う方法。誰々によってはbyを使う。
過去形はedをつけるものと不規則動詞がある。疑問文にするときはDidが前にくる』
といった簡単な概要を説明できますか?
答えられなかったもの、曖昧なものは単元にチェックを入れておきます。
2⃣単語を見て1秒で意味が思い出せるか?チェック
まずご自身の単語帳をあけ、すぐに意味とスペルが書けるかをチェック。(※お勧めの単語帳は別記事でまとめたいと思います。)
思い出せる単語・書ける単語はOKマーク。今後はたまにさらっと見直すくらいでOKです。
数秒かかった⇒○マーク
意味は知っているけれどかけない読めない・多分そうだったくらいの暗記具合⇒△マーク
全くわからなかった⇨×マーク
○と△マークと×マークの単語のみ、集中的に単語復習を行いましょう。○と△マークが早々にOKマークに昇進できれば、徐々に暗記しないといけない単語数が減ってきます。
単語数が増えれば、格段に問題の正解率は増えていきます。
3⃣マーク付け勉強法⇒繰り返し解く
①この2週間何の単元を勉強するか決める。例「不定詞」
②2週間、その単元ばかりワークの問題を解きましょう。それを使った英作文や長文の問題もあればなおいいでしょう。⇒採点をします
③この採点が大切なポイント!
●正解した・内容も分かっている⇒OKマークをつける⇒繰り返さなくてOKのサイン
●解けたけれどまぐれかも。解けたけど解き始めるまでに時間がかかった・わかってたけどスペルミスやうっかりミスした⇒○マーク
●解けなかったけれど解説みたらわかった・忘れていたけれど今思い出した⇒△マーク
●全く分からない・解説みてもわからない⇒×マーク
4種類に振り分けます。ここでメインで勉強するのは○マークと△マーク。これはちょっと頑張ればOKマークに移行できるグループの問題です。
○マークの問題をもう一回解く⇒今度は確実に解けた・早く解けれた⇒OKマーク⇒繰り返さなくてOK
△マーク繰り返し解く⇒○マークに昇格⇒OKマークまで昇格できるよう繰り返す
これを繰り返していくと、復習不要な問題がどんどん増えて、やらないといけない単元が減ってきます。クリアした単元が増えていくごとに解ける問題もぐんぐん増えていくはずです!
全く分からない・解説みてもわからない×マークは、基礎力がもう少しついてから解き直すなどいったん保留にしましょう。
私のコース受講中の生徒さんへ
まずはご自身で一年分の過去問を行って、『やばい!』と思った単元をチェックしましょう。欲しい単元(英文法・数学)のプリントがあれば教えて下さい。単元ごとに分けてPDFでプリントをお渡しします。
英文法・英単語はある程度お勉強が進んできたら、ランダムで出題される問題も行うのがおすすめ。「不定詞」だけの復習を行っていれば、機械的に問題に(to)を書くだけの手の運動になりかねないからです。
ランダムプリントはこれから毎週お渡ししますので、これと並行して単元勉強を行ってください。単元の基礎が不安定の場合、ランダムになるとなお一層不安定になります。ランダム問題はどこが解けていないかのチェックとして使い、基礎をやり直す場合は、その単元をしっかり復習できるワークやプリントを使いましょう。
また、英単語をしっかり行いたい方は本屋さんで売られている単語帳を自分用に入手した方が良いでしょう。どこへでも持ち運び、マークメモしたり、付箋を貼ったり、CDで聞いたりできるからです。おすすめの単語帳は次回のブログでお伝えします。
単語テストや問題を解いていてわからない単語が出てきた際は、自分用単語ノートに縦にメモしていきます。
そうすれば自分オリジナルの、わかる単語が省かれた単語帳が出来上がります。
★安芸先生と学ぶコース★
★イラストと易しい説明で80点以上を目指す
『中学英語 平均点脱出!80点以上目指す子向け定期的テスト対策』
https://manalink.jp/teacher/12421/courses/14710
★小学・小学生におすすめ!易しいイラスト資料と反復練習で合格を目指す
『英検5.4.3級 易しく勉強★楽しく合格』
https://manalink.jp/teacher/12421/courses/12840
★和やかな雰囲気で進める
『中学数学基礎 大丈夫!易しい説明&反復練習でみるみるわかる』
https://manalink.jp/teacher/12421/courses/14709
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