大阪の私立高校受験、どう組み合わせる? ~「第一志望しか考えていない」はちょっと危険かも~
高校受験が近づいてくると、
「第一志望はこの私立高校!」
と決まっていても、ふと気になることがあります。
「……もしものときは、どこに行くの?」
特に大阪の私立高校受験は、東京などとは少し仕組みが違います。
私自身、調べてみて、
「私立って、学校ごとに好きな日に受けるものじゃないんだ!」
と少し驚きました。
今回は、大阪で私立高校を受験する場合の、入試日・専願・併願・1.5次入試・安全校について、できるだけ分かりやすく整理してみたいと思います。
まず知っておきたい「2月10日」という日
大阪府内の私立高校には、入試についての共通した日程があります。
2027年度(令和9年度)は、
2月10日(水)が私立高校入試の「初日」
とされています。(大阪私立学校情報サイト)
ここで注意したいのが、
「大阪の私立高校は全部、2月10日の同じ時間に試験をする」
という意味ではないこと。
「初日」という表現なので、実際の試験時間や細かな日程、募集方式については、それぞれの学校の募集要項を確認する必要があります。
つまり、
大阪の私立高校は、2月10日前後を中心に一斉に入試シーズンが始まる
と考えると分かりやすいでしょう。
「私立だから、何校でも受けられる」わけではない
私立高校なら、公立高校より自由に何校でも受けられる。
そんなイメージを持っている方もいるかもしれません。
でも、実際にはそう単純ではありません。
例えば、
第一志望の私立高校A
と
併願したい私立高校B
が、同じ時間帯に入試を行っていたら、当然両方を受験することはできません。
そのため、
「第一志望は決まった!あとは合格発表を待てばいい」
ではなく、
第一志望に万一のことがあった場合、どこへ進学するのか
まで考えておくことが大切です。
「専願」と「併願」はどう違う?
ここも私立高校受験では非常に重要です。
専願
「この高校が第一志望です。合格したら、この高校に入学します」
という受験。
つまり、
合格したら入学することを前提に受験する
ということです。
併願
「第一志望は別にあります。でも、第一志望が不合格だった場合はこちらの高校に進学したいです」
という受験。
例えば、
第一志望:私立高校A
併願:私立高校B
という形です。
この場合、Aに合格すればAへ、Aが不合格ならBへ、という進路を想定します。
では、私立第一志望の子はどうする?
ここが一番大切なところ。
例えば、
「大阪の私立高校Aが第一志望」
という場合。
考え方としては、
① 第一志望を受験する
↓
② 併願校・安全校も考えておく
↓
③ 第一志望が不合格だった場合の進学先を確保する
という形になります。
つまり、
「第一志望一本!」
ではなく、
第一志望
↓
併願校
↓
さらに安全側の学校
というように、いくつかの可能性を考えておくわけです。
「1.5次入試」があるから大丈夫?
ここで出てくるのが、聞き慣れない
1.5次入試
です。
大阪では、1次入試の後に、一部の学校が追加募集として1.5次入試を行うことがあります。
大阪私立中学校高等学校連合会のサイトでも、2026年度には「1.5次募集状況」が掲載されています。(大阪私立学校情報サイト)
「じゃあ第一志望だけ受けて、ダメだったら1.5次で別の学校を探せばいいのでは?」
と思うかもしれません。
これは、基本的にはおすすめしません。
なぜなら、
1.5次は最初から全学校で実施されるものではない
からです。
1次入試の後、募集状況などに応じて実施されるため、
「この学校が必ず1.5次をやる」
とは、受験前から決まっているとは限りません。
したがって、
1.5次は「保険」ではなく、「追加のチャンス」
くらいに考えておくほうが安心です。
では、どういう受験プランが安心?
例えば、
第一志望
⭐ 難関私立A
併願
🌸 少し合格可能性を高めた私立B
安全校
🌱 さらに合格可能性の高い私立C
というように、難易度を少しずつ下げながら複数の選択肢を持っておく。
そして、
「もし第一志望がダメだったらBへ」
「Bも難しかった場合はCへ」
というところまで考えておきます。
そのうえで、
もし1.5次を実施する学校があれば、そこにも挑戦する
という考え方です。
「1.5次に賭ける」のではなく「1次で道を作っておく」
これが一番大事だと思います。
例えば、
第一志望の学校だけ受験
↓
不合格
↓
その時点で1.5次を探す
という方法は、かなり不安があります。
一方、
第一志望
+
併願校・安全校
↓
1次入試で進学先を確保する
↓
さらに1.5次があれば挑戦
なら、ずっと安心です。
「1.5次があるかもしれないから大丈夫」ではなく、
「1次で進路を確保しておき、1.5次はプラスアルファ」
と考えるのがよさそうです。
じゃあ「安全校」はどうやって選ぶ?
ここも単純に、
「偏差値が低い学校を選べばいい」
というものではありません。
例えば、
大学進学を重視するのか
特進コースなどを希望するのか
共学校・女子校のどちらがいいのか
通学時間はどこまで許容できるか
クラブ活動を続けたいのか
入学後の学習サポートはどうか
専願なのか併願なのか
その学校のコースごとの難易度はどうか
なども考える必要があります。
特に私立は、同じ高校でもコースによって難易度や進学実績がかなり違う場合があります。
「高校名だけ」で安全かどうかを判断するのは危険です。
大阪の私立高校受験で、早めに確認したいこと
受験校を決めるときには、最低でも次の項目を確認しておきたいところ。
□ 第一志望はどこ?
「なんとなく一番偏差値が高いところ」ではなく、
本当に行きたい学校なのか
を考える。
□ 併願校は?
第一志望が不合格だった場合、
実際に進学したいと思える学校
を選ぶ。
□ 安全校は?
「合格できる可能性が高い」というだけでなく、
そこに進学しても納得できる学校
を選ぶ。
□ 入試日は?
同じ日でも、試験時間が重なるとは限りません。
逆に、受験できそうに見えても、移動時間などを考えると難しい場合もあります。
必ず各学校の募集要項で確認する。
□ 専願・併願の条件は?
「合格したら必ず入学する」という条件があるのかなど、学校ごとの募集条件を確認する。
□ 1.5次を実施する可能性は?
ただし、
「1.5次があるはず」とは考えない。
実施されればラッキー、くらいの位置づけに。
最後に
私立高校受験は、
「一番行きたい高校を決める」
だけでは終わりません。
むしろ、
「もし第一志望に届かなかったら、どうする?」
を考えておくことが、受験直前の安心につながります。
特に大阪では、私立高校の1次入試が2月10日を初日として設定されているため(2027年)、受験日・試験時間・専願・併願などを早めに確認しておくことが大切です。
そして、
第一志望
→ 併願校
→ 安全校
という「3段階の進路」をあらかじめ作っておく。
そのうえで、
1.5次入試は「もし利用できれば、さらに挑戦できるチャンス」
と考える。
これなら、合格発表の日まで、
「もしダメだったらどうしよう……」
と不安になりすぎずに済みます。
受験は、第一志望に合格するための戦いであると同時に、万一のときにも進路を失わないための準備でもある。
だからこそ、早めに「受かったら嬉しい学校」だけでなく、
「ここなら通ってもいい」と思える学校を複数見つけておくこと。
これが、大阪で私立高校を受験する際の大切な準備の一つだと思います。
※入試日や1.5次の実施状況は年度によって変わります。2027年度について大阪私立中学校高等学校連合会が現在公表しているのは、2月10日(水)が高校入試の初日という日程です。学校ごとの試験時間・募集コース・専願/併願・追加募集については、必ず各校の最新の募集要項で確認してください。
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