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新中学生に多いGW明け「5月病」&中間テストにご用心!その解決法は?

2022/4/21

まもなくGWがやってきますね。コロナ渦でなかなか旅行に行けない日々が続いているので、今年こそは家族で思い出づくりができたら良いなと思っておられる家族も多いかと思います。


私は10年以上中学生の指導に携わってきましたが、

毎年新年度がくると「なぜゴールデンウイークが5月頭にあるんだ><!!」

ちょっと腹立たしい気持ちになってしまいます…。


なぜなら、特に新中学生にとっては4月、5月は環境の変化・初めての予習復習・初めての中間テストなど、慣れる必要のあることが山積みの「山場の月になる」からです。


大変なことが多い月なんだから大型連休がある方が息抜きになっていいんじゃない?と思いますか?


違うんです…。大型連休のため、せっかく慣れてきた生活習慣や勉強のルーティンが崩れて、五月病になったり、再度習慣に慣れるまでに時間を要することになるんです…。


小学生から中学生に上がると、まず驚くのが「予習・復習」

今までは先生に言われた宿題だけをやってくれば良かったのに、自主的に予習・復習をすることが求められるようになります。


特に英語は予習していることが前提で授業が進められることが多いので、予習の習慣がなかった新一年生は、授業でいきなり先生に「では次の行を、○○さん訳してみましょう!」なんて当てられるとびっくりしてしまうかもしれません。


また小学生の時にはなかった「部活と勉学の両立」にも慣れる必要があります。


4月の入学式・始業式が終わると、新一年生は緊張の糸を張りながら、一生懸命中学校の勉強についていこうとします。慣れない予習も少しずつ習慣化させ、新しい友人との朝練や部活にもアクセク!


やっと何となくペースをつかめてきたというこの時に、大型連休ゴールデンウイークがやってきます!7日間、予習や、朝練で朝早く起きることから解放される日々。


その時は楽しい一週間を過ごすことができると思いますが、連休明けの通学は以前よりも段違いにしんどいものになります。


『せっかく担当生徒さんが予習や毎週単語を覚える習慣がついてきたのに…。GWでゼロに逆戻りしちゃった…。』塾の講師や家庭教師が頭を抱える「あるあるな悩み」なんです。


一度ルーティン化したものを淡々とこなすのはそれほど苦ではありませんが、楽を知ってしまってから再度そのルーティンを確立させるのは容易ではありません。それは大人の方が経験でよく知っているはずですよね。


大人でも五月病になりやすいこの時期、まだ時間の管理能力やセルフコントロール(自制)を習得途中の中学生にとっては、ますますつらいものになりえます。


さらに追い打ちをかけるように、GW明けにやってくる初めての中間テスト!


小学生のころとは違い、きちんと計画的に定期テスト対策をしていないと、中学校のテストは点数が取れないようになっています。範囲も広いですしね…。


小学生の時と同じ感覚でテストに挑むと、人生過去最低点を取ってショックを受けることもしばしば…。(あれ、小学校の時は90点とか取ってたのに、中学初中間テストで55点を取ってしまった!なんてこともよくあります。)


新生活が始まって緊張の糸が解ける頃にある上、中間テストの時期とも近くて、いつも講師を悩ませる「大型連休」。


五月病や気を抜きすぎないコツは

●ほどよく息抜きをしながら、ルーティンを崩さないこと。


GWだからと言って遅寝・遅起きをせず、規則正しい生活を送りましょう。

またGW中も一日30分でもいいので、自主学習をするなど、勉強の型を崩さないようにします。


私の生徒さんの中には、GWの旅行中も授業で使用している教材を旅行先に持って行っている子もいました^^旅行中も数分~1時間ほど取り分けて宿題を行なっていたんですね。


メリハリも大事ですが、張りすぎた緊張をゴールデンウイークで緩和させすぎないようにします。緊張の糸を緩めすぎると、今度は学校へ行く一歩が重くなってしまいます。


バランスを上手に取りながら、楽しいGWを過ごしてくださいね!


宿題や自習タスクを生徒さんのペースや能力に合わせてお出ししています^^

●安芸先生の…易しい解説で「みるみるわかる」中学英語&中学数学

https://manalink.jp/teacher/12421

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