春はあけぼの
2025/4/8
こんにちは、講師のニシオカです。
気温もぐっと上がってきましたね。
大学受験に向けて、それぞれ目標に向かって、しっかり取り組んで行きましょう。
昔、清少納言が「春はあけぼの」と書き出したのが、かの有名な枕草子です。
一般的に「春」といえば、「さくら」「入学式」など、ものやイベントが浮かんでくると思いますが、さすがは才女、清少納言はしっかり個性を見せてくれます。
それが「春はあけぼの(春といえば、夜明け直前の早朝の時間帯よね)」です。
ものやイベントではなく、時間帯という視点から季節をとらえる、新鮮な姿勢がすてきですね。
ちなみに、早朝といえば「つとめて」を覚えている人も多いと思います。同じ早朝でも、日の出の前は「あけぼの」、日の出の後の早朝の時間帯は「つとめて」、と分かれて認識されていました。ここまで細かな違いは、大学受験では問われることもほぼないですが、早寝早起きの平安時代、多くの人が夜明け前から起きて活動していたことが想像できますね。
さて、大学受験にむけて、生活を少し改めてみましょう。受験のほとんどが午前中から実施されます。朝、時間ぎりぎりに起きて、ばたばたと準備して、という暮らしを見直して、「あけぼの」いえいえ、せめて「つとめて」くらいには起きて、焦らない・あわてない朝を過ごしたいですね。
受験とは勉強だけではなく、精神の成長も欠かせません。
さぁ、受験へのスタートを切って行きましょう!!
がんばれ、受験生のみんな!
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一人で効率がなかなか上がらなくて困っている人、一緒に勉強しましょう!
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