古典
和歌も短歌もこころのリズム
2025/5/19
こんにちは、講師のニシオカです。
今から900年ほど前、平安時代後期に藤原清輔という歌人(かじん。和歌を詠む人)がいました。こんな歌をのこした人です。(ちなみに、「歌」というと、現代の私たちは、音程がさまざまについた歌唱曲のことだと思っていますが、古文の世界では和歌を指します)
初雪に われはあとを つけじとして まづ朝たたむ 人を待つかな
まずは、5/7/5/7/7のリズムで是非音読してみて下さい。
初雪が降った朝、一面に積もる雪の美しさが見えてくるような歌ですね。
「あとをつけじ」とあるので、足跡をつけてしまうのを嫌がっているのですね。でも、きっと外出する予定があったのでしょう。「せめて誰かが先に足跡をつけてくれないかなぁ」と思っているようです。
大昔の人ですが、その人の和歌を通して、今を生きる私にも同じものが見えたり、同じ気持ちを共有できたりする。和歌とは、不思議でおもしろくて、たのしいものですね。
5/7/5/7/7のリズムは令和の今も、もちろん生きています。今は短歌といいます。池松舞さんという阪神ファンの歌人が、こんな短歌を詠んでいます。
キャッチャーの ミットに決まる ストライク あの人の目には ボールに見える
(ナナロク社出版『野球短歌』から)
野球ファンならわかる、その経験!「今のは絶対ストライクや!」と思って見ていたのに、「あの人」=球審・アンパイアの判定は、まさかのボールだった、というアルアルな瞬間を、リズムに乗せてこんな歌にするなんて。たのしいですね。
ちなみに私はカープファンです。昨日までの阪神戦では、神がかった近本に、流れをつかみかけているサトテルに、打たれて走られて、・・・。
国語について、古典について、困っている人はいませんか?
こんなコースもありますので、是非ご検討下さいね。
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1/18は観音(かんのん)様の日
こんにちは、講師のニシオカです。毎月18日は「観世音菩薩(かんぜおんぼさつ」の日です。一般には「観音(かんのん)」様と言われる菩薩(ぼさつ)さんのことです。(菩薩とは、仏教の悟りを目指しながら修行をしてはる仏様のことです。)私たちを助けよう、救ってあげようと、工夫してくださる仏様です。『宇治拾遺物語(うじしゅういものがたり)』という古典作品の中に、「観音、蛇(くちなわ)に化すること」というお話がありますので、今日はご紹介しますね!昔、野生の鷹(たか)を飼育して売っている男がいました。断崖絶壁の高所に鷹の巣から雛(ひな)を取ろうとして高い木を登っていたところ、もう少しで届くときに掴んでいた枝が折...続きを見る
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2026/1/18
歌の技法【本歌取り】
こんにちは、講師のニシオカです。古典で歌(うた)といえば、「5・7・5・7・7」のかたちの和歌です。千年以上の歴史があり、現代でも短歌として残っていますね。今日は【本歌取り(ほんかどり)】という、歌の技法についてのご紹介です。大学受験や全国模試にもたびたび登場しますので、知っておくといいですよ。歌には、オリジナルなものが多い一方で、「別のある歌を念頭において作られた歌」というものがあります。オマージュ、という表現がわかりやすいでしょうか。これが本歌取りという技法です。例えば、有名な短歌で次の歌がありますね。「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ by.俵万智教科書などに...続きを見る
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2026/1/18
今こそ基礎力!
こんにちは、講師のニシオカです。4月は次の学年にあがりますね。古典(古文・漢文)の勉強はいかがでしょうか。ちょうど進研模試などを受験した人も多いと思います。初見の文章の読解は、「わからないことだらけ!」と感じるでしょうが、基礎的な知識や経験が身についていれば、しっかり対応できることも増えてきます。今の学年で学習済みの文法や、熟語、敬語、古典常識など、あなたの読解の基礎になる部分を今のうちに復習すると、4月からの新しい内容にもより積極的についていけますよ。がんばってくださいね。「一人では何からやっていいか不安」という人には、下記のような講座もあります。ご希望の回数やレベルをお知らせ下されば、あな...続きを見る
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2026/1/17
古文の助動詞を勉強する順番について②意味の識別を理解する
前回は古文の助動詞の基本的な初歩段階について理解しました。基本ステップ1①助動詞の意味を覚える②助動詞の活用形を覚える③助動詞の接続を覚えるこれらを学習した後、次に皆さんが進むべきことは、「意味の識別」です。ここでいう意味の識別は、複数の意味を持つ助動詞の「どの意味なのか」を判別する方法を指します。(まだ語の識別にはいってはだめですよ!)複数の意味を持つ助動詞にはたとえば、(1)「る・らる」(2)「す・さす・しむ」(3)「む・むず」(4)「べし」(5)「けむ」「らむ」(6)「つ・ぬ」(7)「じ」(8)「まじ」などです。ここでも意図的に勉強する順番に並べてありますので、よければ参考にしてみてくだ...続きを見る
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2026/1/10
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こんにちは、講師のニシオカです。本日10/4は、「世界動物の日」らしいです。ペットや家畜、野生のものまで、この世界には多くの動物がいますね。文献としては、古く奈良時代から日本人の暮らしに動物はいました。あの万葉集にも多くの動物が登場します。最多の登場は「鳥」です。なんと600首ほどもあるんです。季節や時間を教えてくれたり、遠くにいる家族を思い出させたり、様々な役割があったようです。今でも、「夕方のカラス」「朝のニワトリ」「春のウグイス」など、生活になじみ深い生き物ですね。最近奈良公園の鹿がニュースでよく取り上げられていますね。鹿はなんといっても、その鳴き声です。「ケーーン」と鳴く声を聞いたこと...続きを見る
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2025/10/4
【「検討中」のご家庭様限定✨】古文の「弱点チェックミニテスト+学習プラン案」を無料で作成いたします!
限定特典!「弱点チェックミニテスト+学習プラン案」をご活用ください✨ブラッドリーのコース【中高一貫】イラスト解説で分かる!超解・古文の苦手克服法をご検討頂き、誠にありがとうございます。ご検討頂いている方限定で、「弱点チェックミニテスト+学習法プラン案」の作成を無料で実施させて頂きます!お問い合わせ頂いた段階で【弱点チェックミニテスト】へのGoogleフォームへご案内いたします。短時間で解ける内容で、生徒様の「強み」・「伸ばせるところ」を明確にし、講師から即フィードバック。授業ですぐに弱点克服につなげます📘🌸以下全て、お問い合わせ頂いた段階で無料でさせて頂きます!ぜひお気軽にお問い合わせください...続きを見る
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2025/10/2
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2026/3/9
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