小4・小5の重要性
2024/6/9
中学受験に成功するために最も大切な時期は、紛れもなく小4~小5の2年間です。
率直に申しますと、小6よりも大事です。
中学入試の合否は小5で決まるといっても決して過言ではありません。
中学受験の重要学年は高い順に5年→4年→6年であると私は考えます。
ですので、6年生の授業を他学年より優先するということはいたしません。
決して6年生が大切でないということではなく、それだけ5年生までの土台づくりが肝要であるということです。
特に算数は受験範囲の大半(塾によっては全て)を小5までに学びます。
この時期にどれだけしっかりと基礎を固め、思考力を養うかで6年生での学習の進捗状況を非常に大きく左右します。
小5は中学受験の土台づくりの時期であり、その土台の元は小4の学習内容となります。
小4・小5前半の基礎固めが非常に重要になってきます。
また、5年生は大半の塾で夏期講習期間に、速さを含む割合と比、図形の相似など中学受験の最重要単元の多くを学ぶことになります。
一朝一夕で身につけられる内容ではなく、質の高い学習を通して『問いの本質』を見極め、効果的な反復練習を行う必要がございます。
また、数の性質等、4年生以降に学んだ重要単元を復習する絶好の機会でもあります。
4~5年生の学習を疎かにしていると、早かれ遅かれ塾の授業内容に太刀打ちできなくなってくるでしょう。
しばらくは何とかごまかせても、小5の夏休み以降、必ずガタガタと成績が低下する時期が訪れます。
逆に言えば、小5までにしっかりと地盤を固めておけば、一時的にスランプに陥っても短期間で立ち直ることが可能です。
思考力を徹底的に鍛え、小手先だけの解法に頼らない本物の実践力を身につけることが合格に向けて必要不可欠です。
小4・小5の皆さん、この夏に本物の学力を身につけ、志望校合格に向けて万全の体制を整えましょう。
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