【医学部と国立理系の頻出発展問題】ファンデルワールスの状態方程式と高校で習う状態方程式の違い

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2023/7/25

こんにちは。夏休みが始まりますね。

この時期だからこそ基礎力を固めてください。


今日は、頻出入試問題(医学部、国立理系向けの思考型問題)について語ります!

「ファンデルワールスの状態方程式」は、高校の教科書では習いませんが、

医学部や国立理系の問題で結構出されます。


通常の状態方程式は皆さんご存知の通り

PV=nRT

です。理想気体に通用する公式です。

一方こちら👇はファンデルワールスの状態方程式と言います。

実在気体のとき扱う公式です。

aとbは定数であり、物質によって異なってきます。

aは分子間力を表す定数、bは分子自身が持つ体積を表す定数です。

ここがよく問題に扱われます。

これらのaとbをいれて補正して通常の状態方程式にしてるのです。

例えば、水素と二酸化炭素を比べると、

水素:a= 0.025 b=26.5

二酸化炭素:a=0.37 b=42.9

です。

例えば問題では、水とヘリウムのaの大小やbの大小を予測しなさい、などといったふうに比較問題が出されます。


勿論、問題形式は誘導型なので習っていなくても、文章から推測して解くことができます。

しかし、初見(今まで見たことのない問題)で文章が長かったりすると時間が掛かってしまう生徒がいます

となると試験時間内に終えることができないです。そのようにならない様に

頻出思考型問題は、今は大まかでよいので頭の片隅に入れておいてください。


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