2026年度東北大理系数学の総評
2026/3/1
今年度の東北大理系数学を解いてみたので今年の問題について概評します。
今年の特徴を簡単にまとめると
1.複素数平面が出題されなかった。
2.新課程になって初めて整数問題が出題された。
3.第1問が易、第6問が難という傾向は昨年までと同様。ただし大問間の難易度差は昨年よりは小さい。
ということが挙げられます。
1に関して、複素数平面は頻出ですが昨年に続き出題されませんでした。とは言え今後出題される可能性は高いでしょう。
2については新課程になってから整数が共通テストの出題範囲から外れ、2次試験での出題頻度も下がる可能性が考えられましたが今年は出題されました。今後も何らかの形で整数を扱う問題は出る可能性があります。
最後3について、今年の各大問の難易度は
1. やや易 2. 標準 3. やや難 4. 標準 5. やや難 6. やや難
といったところだと思います。第1問は昨年ほどではないにしろ、接線の本数に関する典型問題なのでこれは確実にとりたいところ。反対に2024,2025年度に難問が出題された第6問はこれまでにあまり見られない空間図形に関する証明問題でした。形としてはベクトルの出題でしたが、方べきの定理の逆を利用して結論を導く問題で、何をすればよいかわからなかった人が多いと思われます。気づけば短時間で解けるものの、第6問は今後も難問枠としてのポジションが継続されることと予想されます。
第2~5問は全体的に計算量が多い問題がやや多いものの標準~やや難レベルの問題が中心で、実質的にここで差がつきます。
数学は医学部医学科を除けば5~6割得点できれば十分合格は可能です。毎年2~3題は標準以下の難易度の問題が出るのでそこを見極めて確実に解くことで合格に近づきます。
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