“夏休み前の今”こそ効く! テストや通知表に頼らない、モチベ維持の小さな習慣
2025/6/19
“夏休み前の今”こそ効く!
テストや通知表に頼らない、モチベ維持の小さな習慣
こんにちは!オンライン家庭教師の西村です。
定期テストが終わり、通知表の話題が少しずつ聞こえてくるこの時期。
「この成績で大丈夫かな…」「夏休み、ちゃんと勉強できるか不安…」
そんな声をご家庭から多く聞く時期でもあります。
ですが実は、“今”こそが、お子さんの学習モチベーションを整えるチャンスです。
今回は、【成績に一喜一憂しないための小さな習慣】をいくつかご紹介します。
■ テストや成績でモチベが下がる理由
一度悪い点を取ると「どうせ自分はできない」と思いがち
通知表に“評価される感覚”が強すぎて、勉強が「やらされるもの」になる
結果だけに目が向き、「努力=意味がない」という誤解が生まれる
実際、どんなに勉強ができる子でも、「点数」だけで気持ちが乱されてしまうことは多いです。
だからこそ必要なのが…
■ テストに頼らないモチベーションの育て方
✅ ① 「気づき」に名前をつける
たとえば…
「自分から机に向かえていたね」
「前よりも漢字のミスが減った!」
「グラフの読み取り、時間かけずにできてた!」
こういった小さな“変化”に保護者が気づき、具体的な言葉で伝えるだけで、
お子さんの「前に進んでる実感」はグッと高まります。
✅ ② “できたこと日記”を1行でもOKで続ける
勉強内容ではなく、「今日はこれができた!」という視点で書くのがコツ。
単語を10個覚えた
自分から教科書を開けた
イライラせずに取り組めた
振り返ったとき、「積み重ねてきた自分」に出会える仕掛けになります。
✅ ③ “気分が乗らない日”こそ褒める
勉強をがんばった日だけでなく、やる気が出ない日にもこう声をかけてください。
「気分が乗らないのに机に向かったんだね、それってすごいことだよ。」
こうした言葉が、「できなかった日=失敗」ではないという感覚を育て、
結果的に継続力を支えてくれます。
■ 「夏休みから」ではなく「今」始める価値
夏休みは、たっぷり時間があるように見えて
生活リズムが乱れたり、だらだらしてしまったりと、
“自律的な学び”が続きにくい季節でもあります。
だからこそ、学校がある“今”からモチベーションの土台を作っておくことが何よりも大切です。
テストや通知表があっても、自己肯定感はブレない
点数だけに左右されず、「できるようになってる!」という実感をもつ
習慣として“学びを継続する力”を身につける
これらは、受験・進路・将来に向けての大きな財産になります。
■ 最後に|先生として伝えたいこと
私はこれまで、不登校の生徒・発達特性のある生徒・平均点以下の生徒など、
「勉強に自信が持てない」子たちと数多く向き合ってきました。
そして感じるのは、“結果よりもプロセスに気づける大人の存在”が、子どもの継続力を育てるということです。
今回ご紹介した習慣は、どれも特別な道具やスキルを必要としません。
ですが、継続すれば「学ぶって楽しいかも」「がんばってみようかな」
そんな小さな心の芽が育っていきます。
ぜひこの夏、点数だけに頼らない「学びのモチベーションづくり」に、一緒に取り組んでみませんか?
📩 お子さまの勉強や進め方についてお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
西村が「その子に合った学び方」を一緒に考え、全力でサポートいたします!
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