第6回:文化祭片付け中に学ぶ「現在完了形」〜We’ve survived the crepe rush!〜
文化祭終了後。
クレープ屋ブースの片付け中、アヤカ、ミサキ、ミリーの3人は、看板やテーブルを片付けている。
空気は少し疲れているけど、笑顔とおしゃべりが絶えない。
ミサキ(大きな看板を持ち上げながら)
「ふぅ〜… We’ve finally taken down the sign.(やっと看板下ろした)」
ミリー(看板を支えながら)
「Exactly! That’s Present Perfect. “We’ve taken down” means the action is finished and the result is now.(動作が終わって、今もう終わった状態を表すの)」
アヤカ(机を拭きながら)
「なるほど、“終わった”じゃなくて“今もう終わってる”ってことを強調するのね。」
ミリーの即席レッスン:現在完了形の3用法
1. 経験(Experience)
ミリー
「まずは経験。“過去に〜したことがある”って言いたい時。
例えば I have visited Tokyo Tower twice.(東京タワーに2回行ったことがある)ね。」
ミサキ(笑いながら)
「今日なら… We’ve served crepes to people from three different schools.(3つの学校の生徒にクレープを売った経験がある)かな。」
アヤカ
「外国の人も来たよね? あれ英語で接客したじゃん!」
ミリー
「そうそう!あれは I’ve spoken English with a customer today.(今日お客さんと英語で話した)って言えるわ。」
ミサキ(ニヤリ)
「で、ミリーは “I’ve been asked for my autograph.”(サインを求められた)って言えるんじゃない?」
ミリー(吹き出しながら)
「それは人生で初めてだったわ…!」
2. 結果(Result)
ミリー
「次は結果。動作が終わって、その影響が今に残ってる場合ね。
例:She has just finished her homework.(ちょうど宿題を終えたところ)」
アヤカ(手を見せながら)
「ほら、ポスターのペンのインクが手についたまま… I’ve stained my hands with ink.(インクで手が汚れた)って感じ?」
ミサキ(笑いをこらえながら)
「私なんて I’ve spilled whipped cream on my apron.(エプロンに生クリームこぼした)だよ。まだベタベタするし…」
ミリー
「そうそう、これが“今に影響”ってこと。」
3. 継続(Continuity)
ミリー
「最後は継続。過去から今までずっと続いていること。
例:I have lived here for five years.(5年間ここに住んでいる)」
アヤカ
「今日なら… We’ve been working since 8 a.m.(朝8時からずっと働いてる)だね。」
ミサキ(ため息まじりに)
「しかも一回もちゃんと休憩してない…」
ミリー(笑いながら)
「それは進行形をつけて We’ve been working non-stop since morning. にすると、もっと“やりっぱなし感”が出るわね。」
アヤカ(看板を壁に立てかけながら)
「じゃあ私の一言は… I’ve survived the busiest day ever.(人生で一番忙しい日を乗り越えた)!」
ミサキ
「いいね〜!じゃあ私は I’ve discovered that I can make crepes really fast.(自分がめちゃくちゃクレープを作るの速いって発見した)!」
ミリー
「私は… I’ve realized we make a great team.(私たち最高のチームだって気づいた)かな。」
今日のまとめ
現在完了形は「過去と現在をつなぐ時制」
◉ 「経験・継続・完了・結果」の4つの用法がある
◉ 過去形との違いは「今とのつながり」があるかどうか
◉ just, already, yet などの副詞とよく使われる
◉ 日常会話でも自然に出てくる表現なので意識して使おう
ミサキ(ホウキを片付けながら)
「ふぅ…片付けも終わったし、あとは残りのクレープ食べよ。」
アヤカ
「We’ve earned it!(私たちはその権利を手に入れた!)」
ミリー(笑顔で)
「…And we’ve learned Present Perfect.(そして現在完了形もマスターした)」
【次回へ続く…】