第6回:文化祭片付け中に学ぶ「現在完了形」〜We’ve survived the crepe rush!〜
2025/8/11
文化祭終了後。
クレープ屋ブースの片付け中、アヤカ、ミサキ、ミリーの3人は、看板やテーブルを片付けている。
空気は少し疲れているけど、笑顔とおしゃべりが絶えない。
ミサキ(大きな看板を持ち上げながら)
「ふぅ〜… We’ve finally taken down the sign.(やっと看板下ろした)」
ミリー(看板を支えながら)
「Exactly! That’s Present Perfect. “We’ve taken down” means the action is finished and the result is now.(動作が終わって、今もう終わった状態を表すの)」
アヤカ(机を拭きながら)
「なるほど、“終わった”じゃなくて“今もう終わってる”ってことを強調するのね。」
ミリーの即席レッスン:現在完了形の3用法
1. 経験(Experience)
ミリー
「まずは経験。“過去に〜したことがある”って言いたい時。
例えば I have visited Tokyo Tower twice.(東京タワーに2回行ったことがある)ね。」
ミサキ(笑いながら)
「今日なら… We’ve served crepes to people from three different schools.(3つの学校の生徒にクレープを売った経験がある)かな。」
アヤカ
「外国の人も来たよね? あれ英語で接客したじゃん!」
ミリー
「そうそう!あれは I’ve spoken English with a customer today.(今日お客さんと英語で話した)って言えるわ。」
ミサキ(ニヤリ)
「で、ミリーは “I’ve been asked for my autograph.”(サインを求められた)って言えるんじゃない?」
ミリー(吹き出しながら)
「それは人生で初めてだったわ…!」
2. 結果(Result)
ミリー
「次は結果。動作が終わって、その影響が今に残ってる場合ね。
例:She has just finished her homework.(ちょうど宿題を終えたところ)」
アヤカ(手を見せながら)
「ほら、ポスターのペンのインクが手についたまま… I’ve stained my hands with ink.(インクで手が汚れた)って感じ?」
ミサキ(笑いをこらえながら)
「私なんて I’ve spilled whipped cream on my apron.(エプロンに生クリームこぼした)だよ。まだベタベタするし…」
ミリー
「そうそう、これが“今に影響”ってこと。」
3. 継続(Continuity)
ミリー
「最後は継続。過去から今までずっと続いていること。
例:I have lived here for five years.(5年間ここに住んでいる)」
アヤカ
「今日なら… We’ve been working since 8 a.m.(朝8時からずっと働いてる)だね。」
ミサキ(ため息まじりに)
「しかも一回もちゃんと休憩してない…」
ミリー(笑いながら)
「それは進行形をつけて We’ve been working non-stop since morning. にすると、もっと“やりっぱなし感”が出るわね。」
アヤカ(看板を壁に立てかけながら)
「じゃあ私の一言は… I’ve survived the busiest day ever.(人生で一番忙しい日を乗り越えた)!」
ミサキ
「いいね〜!じゃあ私は I’ve discovered that I can make crepes really fast.(自分がめちゃくちゃクレープを作るの速いって発見した)!」
ミリー
「私は… I’ve realized we make a great team.(私たち最高のチームだって気づいた)かな。」
今日のまとめ
現在完了形は「過去と現在をつなぐ時制」
◉ 「経験・継続・完了・結果」の4つの用法がある
◉ 過去形との違いは「今とのつながり」があるかどうか
◉ just, already, yet などの副詞とよく使われる
◉ 日常会話でも自然に出てくる表現なので意識して使おう
ミサキ(ホウキを片付けながら)
「ふぅ…片付けも終わったし、あとは残りのクレープ食べよ。」
アヤカ
「We’ve earned it!(私たちはその権利を手に入れた!)」
ミリー(笑顔で)
「…And we’ve learned Present Perfect.(そして現在完了形もマスターした)」
【次回へ続く…】
この先生の他のブログ
第1部:カフェでの出会い放課後、校舎の一角にあるカフェ風の休憩スペース。窓際の席には西日が差し込み、ゆったりとした音楽が流れている。ナツミはラテを片手に、タブレットをテーブルに置き、何やら画面を食い入るように見つめていた。「…あ、これ絶対ユイに見せなきゃ!」と小さく声を上げた瞬間、ちょうどトレイを持...
第1部:再会&組み立てスタート理科準備室の机の上には、秋葉原で買ってきたモーターや磁石、コード、そして未完成のロボットが並んでいた。アヤカは白衣を羽織り、髪を軽くまとめながらパーツの仕分けをしている。ドアが開き、ミリーが袋を抱えて入ってくる。ミリー「Hey! アヤカ、覚えてる?これ、この前アキバでゲ...
第1部:秋葉原到着!異文化ショッピングの幕開けアヤカ:「ミリー、今日は絶対寄り道禁止よ。バッテリーと制御基板と、予備の抵抗だけ買って帰るんだから。」ミリー:「OK、OK〜!…って、アヤカ、なんか声がもう先生っぽいよ?ここ、放課後の自由時間だよ?」アヤカ:「自由時間でも、目的は達成しないと意味ないの。...
(放課後、理科準備室。夕日が差し込み、アヤカが白衣姿でノートを手に、ナツミは机に肘をついてスマホをいじっている。)アヤカ「ナツミ、今日の理科で“電流”の話出たでしょ? 覚えてる?」ナツミ「あー…アンペアがどうとかってやつ? 電流って、水道の水がジャーって流れるみたいなもんでしょ?」アヤカ「お、合っ...