オンライン家庭教師マナリンク
国語

みんなが国語を後回しにする理由に対して、プロが考察します。

2025/3/18

講師の富岡です◎


国語って後回しにされがち。皆さんもそうお考えではないですか?


本当によほどなことがない限り、国語はむしろ早めにやっておく教科です。


ですが、実情としてはかなり後回しにされがちです。その理由とは?考えてみましょう。


☑️英語や理系科目が“やばい”から


うんうん、筆頭に上がるのはまずこの理由かと。


確かにこれはその通りで、さすがに英語や理系科目はできるようになりたいですね!


ただ、この“やばい”という感覚が国語で出てこないのはなんででしょうか?


なぜ、英語や理系科目では“やばい”という感覚が芽生えるのに、国語は後回しでも大丈夫だと思うのでしょうか?


私が思うに、国語=日本語だから最悪後ででもなんとかなる、があるのではないでしょうか。


そこには、やらないとできない英語や理系科目VSやらなくてもワンチャンいける国語の対立があるように思います。


ですが、はっきりいうと、この考えがすでに誤りなのです。


そもそも国語=日本語という方程式は、定期テストレベルでの話では通用しても、大学入試では通用しません。


全然“別物”です!!


つい先日、共通テスト型模試を受けてきた新受験生が、国語の結果に愕然として私の元を訪れてくれました。


「先生…自分は国語ができると思っていたけど、全然ダメでした。」


今までそうした生徒たちを何人も見てきました。


この生徒は幸いなことに、早い段階で気づいて修正していこうという気概を持っていたので、この1年で私がなんとかするつもりです。


国語力を上げるのは1年がかりになるでしょうね。すぐには伸びない科目なので、後から滑りこ込みは正直キツくなります。


☑️自分は国語ができると“思い込んでいる”から


二つ目の理由はこれです。


国語は不思議なもので、易しい模試もたくさんあって、何回か連続して良い成績を取ることがあるのですね。


そのときに「自分は国語が得意だ」と勘違いしてしまう人がいるのです。


結構タチが悪いです、これ。


そう思い込んで思い込んで、入試直前期まで何もせずに蓋を開けてみたら全然戦えないことに気づく。


そんな受験生をごまんとみてきました。


慌てて国語を対策するもときすでに遅し。共通テストで散々な目にあって国語の真の恐ろしさを知る羽目になるのです。


受験生のほとんどが“思い込み”をしています。


本当に国語が得意なタイプの人は以下のような人です。


☑️全統記述模試で偏差値65を切らない

☑️共通テスト型模試で160点を切らない


ずっとこの成績をキープできているのであれば、それは国語が得意と言っても良いでしょう。


こういう人が他の科目に勤しむのは大いにありです。


でも、そうではないのに自分は国語が得意だと“思い込んでいる”人は、ちょっと危険かも。


それは「得意」の基準が低いかもしれません。大学入試で求められている基準に達していないということです。厳しい言い方ですが。


☑️国語の授業を受けたって、どうせ上がらないと思っているから


このタイプもいますね〜。


学校とか塾とかで国語の授業を受けてみたけど、どうもしっくりこない。


結局国語の授業なんて受けたところで成績上がらなくね?


という疑心暗鬼状態の受験生もいるでしょう。


そうか……出会えなかったか……と私などは寂しくなります。


国語の成績をガツンと伸ばしてくれる先生は稀有なのかもしれません。


ですが、それができる先生はゼロではありません。


私も生徒たちの成績をガンガン伸ばしていますし、マナリンクの国語の先生方もそれができるから今があるのです。


オンラインだからこそ“プロ”に出会えるのです。


生徒からも言われます、


“え、全然違う。”


そうです、国語のプロは本当に全然違います。


早くから出会わないともったいない!!



以上3点から考察してみました。


国語への考え方を切り替えて、良い先生と出会って成績を伸ばしていってくださいね◎



★現代文講座を開講中


https://manalink.jp/teacher/14828/courses/18729


★古文講座を開講中


https://manalink.jp/teacher/14828/courses/18511



https://manalink.jp/teacher/14828/courses/18512

このブログを書いた先生

国語のオンライン家庭教師一覧

国語のブログ

当たり前の基準

みなさん、こんにちは。講師のしきまちです。先日、生徒Aさんが「昨日5時間も勉強した。」と言っていました。つい2,3か月前まで2時間も勉強できなかったことを考えると大きな進歩だと思います。その一方で「昨日5時間しか勉強できなかった。」という生徒Bさんもいます。実はこの2人、同じ学校を志望しています。同じ時間の勉強量ですが、長いこと講師をしていると合格する可能性は、Bさんの方が圧倒的に高いです。こんなことあえて書かなくても当然かもしれません。でも、志望校合格のためには大切な考え方だと思っているので、書いていきます。そもそも「受験生の当たり前」とは何か。それは「志望校合格に向けて努力すること」です。...続きを見る
しきまちの写真
しきまちオンライン家庭教師
2025/11/9

現代文のキーワード ①「身体」は踊る💃

はじめまして。高校国語を教えています島田です。今年の共通テストの評論では、「『ともに踊る』身体」などという表現がでてきましたが、この表現に含まれているニュアンスはわかりますでしょうか??身体というと、単純にからだ、人体、というものが辞書的な意味ですが、現代文のなかで出てくる「身体」はすこし違うイメージを持ちます。それは、「踊ってしまうもの」だということです。もっと細かく言うと、普段人間は、理性や精神といった知性でものごとを考え、行動しています。わたしたちは危ないと頭で考えて、横断歩道をわたるときは注意して渡るし、カラスが近くに飛び立ってきたら、もしかしてこの近くに子育ての巣があるかもしれないと...続きを見る
島田の写真
島田オンライン家庭教師
2025/10/10

共通テスト国語で正答率9割を出す方法とは?

高いお月謝を払ってくださっている親御さんにはまことに申し訳ないのですが、共通テストの国語の問題は情報処理問題であって、論理的思考を養うものではありません。お子様は情報処理技術を磨いています。いや、文科省の学習指導要領をある見方で解釈すれば論理的思考力を養っていると言うことができるのかもしれません。しかし、私のように、毎日共通テストの過去問を解き、さまざまな大学の過去問も解き、なんなら東大の国語の過去問も解いている者からすれば、共通テストは情報処理問題です。やや具体的には、共通テストの問題文とは、まったく興味の持てない商品の商品説明パンフレットです。設問は、どこに何が書かれているのかを正確に読み...続きを見る
人見の写真
人見オンライン家庭教師
2025/9/5

【高1、2生】現代文は1週間に“1題”を本気で解読せよ。

みなさんこんにちは!講師の富岡です◎私は大学入試のいろいろな科目を指導していますが、本職(?)は国語です。教員免許も国語で取得しています。色々と謎深き国語の中でも、現代文は多くの人が勉強の仕方に悩む科目だと感じています。そこで、今回は高1、2生のあなたが、現代文をどのように勉強するかについてお話ししたいと思います。①そもそも現代文とは?まず、現代文についての認識をここで目線合わせしておきたいと思います。以下は、東京大学が求める国語の力です。この考えに私もかなり近いので、ちょっと長いですが引用してみます。国語の入試問題は,「自国の歴史や文化に深い理解を示す」人材の育成という東京大学の教育理念に基...続きを見る
富岡の写真
富岡オンライン家庭教師
2025/8/16

小説の読解

中高生の国・数・英担当の高嶋です。 先日、ある生徒さんとの授業で国語のある小説の問題を扱ったところ、去年扱った中学生の問題集と現在進行中の高校生の問題集で同じ文章が出題されていまることに気づきました。同じ部分の傍線部でも解答が違いました。なぜでしょうか。出題範囲の文章の広さが違ったのです。傍線部の後に中学生の問題集には無かった続きのエピソードが高校生の方には入っており、ストーリーの解釈が一変しました。出題文というのは、当然ながら、一冊の本から一部を抜粋しています。扱われる範囲によってずいぶん違うものだね、とその生徒さんと、問題集を引っ張り出して比較してみました。今回は、片方の問題集の解答では登...続きを見る
高嶋の写真
高嶋オンライン家庭教師
2025/8/14

夏だ!記述だ!

こんにちは、講師のニシオカです。夏休みに入っている人も多いと思います。さぁ、夏休みこそ、普段できない勉強にも励むときです!!大学受験で記述解答が課されるみなさん、対策は始めているでしょうか。求められる作業を見抜き、実際に記述していくのは、きちんとした勉強のルートが必要です。ただたくさんの問題を解くのではなく、効果的に力をつけて行きましょう!毎年多くの受験生に受講してもらっているコースがあります。国立難関大、有名私大をはじめ、過去問にも対応していますので、まだ高1,2の人も志望大学の問題にチャレンジするよい機会ですよ!〔現代文〕記述でしっかり得点!講座 | 現代文 | オンライン家庭教師マナリン...続きを見る
ニシオカの写真
ニシオカオンライン家庭教師
2025/7/24

この先生の他のブログ

富岡の写真

共通テスト過去問演習の仕方と意義について解説✏️

2025/9/13
みなさんこんにちは!講師の富岡です◎いよいよ共通テスト出願の時期が近づいてまいりました。「嫌だ、もうそんな時期だなんて認めたくない!!」という受験生もおられるでしょう(笑)。ですが、時の流れは残酷なものですね。来てしまうものは仕方がない、ということで頑張りましょう…!今回は、大学受験生の皆さんが共通...
続きを読む
富岡の写真

【9月版】大学受験生の勉強のしかた

2025/8/31
みなさんこんにちは!講師の富岡です◎いよいよ9月になります。勉強の進捗はいかがでしょうか?8月は徹底的な基礎固めが重要だというお話を私はよくしますが、みなさんはこの8月でどれくらい基礎固めができたでしょうか?ちょうど良い機会ですので、一度振り返ってみてくださいね。さて、9月になるといよいよ「受験が近...
続きを読む
富岡の写真

共通テスト化学は◯◯から攻略せよ!

2025/8/26
みなさんこんにちは!講師の富岡です◎今回は共通テスト化学の記事になります!私の生徒には理系が多く、そのほとんどが化学を使って受験します。少なくとも理系では、化学はとりあえず必要な科目だという人が多いと思います。さて、化学というよりも「共通テストの化学」について話したいと思うのですが、みなさん、202...
続きを読む
富岡の写真

私のような“鈍行列車”が、勉強において一番速いのだという話。

2025/8/19
みなさんこんにちは!講師の富岡です◎日々の勉強はいかがですか?捗っていますか?思ったように進まない!!という声も聞こえてきますね〜。ちなみに自慢ですが、私は一度たりとも勉強が思ったよりも進んだことがありません!(笑)いつも自分の理想からは遠くて、計画したうちの半分も終わりやない(笑)最初は自分の無力...
続きを読む