【要注意】その“コーチング”、本当に数学が伸びる指導ですか?

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2025/4/24

こんにちは。大学受験に向けて、「コーチング」や「学習サポート」に興味を持っている人も多いと思います。誰かに伴走してもらえるって、すごく安心ですよね。でもちょっとだけ、立ち止まって考えてみてほしいんです。

「そのコーチング、本当に“数学の力”を伸ばしてくれてますか?」


◆ 頑張ってるのに、なんか数学ができるようになってない気がする…

「勉強時間は増えた」「課題もちゃんとこなしてる」「週1でコーチに報告もしてる」

でも模試では点数が伸びないし、問題を見ても手が止まってしまう…。

そんなときは、ちょっと危険なサインかもしれません。


◆ 数学って、“計画通り”だけでは伸びない

コーチと一緒に学習スケジュールを立てて、「この週はチャートを10ページ」「今週は復習」…って、しっかり管理されてるように見える。

でも、それがそのまま**「数学がわかるようになる」**に繋がってるとは限りません。

数学は、

  • なぜその公式を使うのか
  • どうしてその式変形が必要なのか
  • どこから論理がつながっているのか

考える力が鍛えられないと、本番で点数にはなりません。


◆ “なんとなく解けた”を放置してない?

「これ、正解だった!やった!」「まあ途中ちょっとあやしかったけど、合ってたからOK!」

…そうやって終わらせてると、数学は伸びません。むしろ「偶然の正解」を量産して、自信と実力のズレが大きくなるだけです。

本当に必要なのは、「なんで自分はその式を選んだのか?」「この問題を他の形で出されたら、解ける自信があるか?」を自分に問い返すこと。

それをコーチと一緒に整理できてるか、ここが超重要です。


◆ モチベは上がった。でも、実力は?

「やる気出ました!」「やってみようと思います!」っていう前向きな気持ちはすごく大事。

だけど、“やる気だけ”じゃ、数学は伸びないんです。

ちゃんと

  • 思考を整理してもらえているか
  • 弱点を言語化してもらえているか
  • 勉強した後に「できるようになった実感」があるか

この3つがそろってなかったら、そのコーチングは“気分のサポート”になってるかもしれません。


◆ 良いコーチは「わからない」を一緒に言葉にしてくれる

「どこがわからない?」って聞かれても、「全部わかんないんです…」ってなること、あるよね。

そこを「じゃあ、最初の式変形の意味から一緒に考えてみようか」って**分解してくれるのが“本物のコーチ”**です。

解き方を教えるだけの先生と、“一緒に考える人”は全然違う。君の頭の中に入って、迷子になってる原因を一緒に見つけてくれる人を、選んでください。


◆ まとめ:「がんばってるのに、伸びない」の正体

数学が苦手な人の多くが、「何が原因か分からないまま努力してる」状態に陥っています。

それを一つずつ言葉にして、「何がズレてるのか」「どう考えればよかったのか」を一緒に整えてくれるのが、コーチングの力です。

でも、それがなければ、どれだけ励まされても、時間をかけても、数学の点数は上がりません。


だから、コーチングを選ぶときは「この人と話すと、頭が整理される」「“できるようになった実感”がある」そんな感覚を、大切にしてください。

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