算数ができるようになるためには「数の感覚」を鍛えよう!
2024/8/16
お子様がこの先も学習を続けていくことを考えた時、計算のルールや公式をただ機械的に教えるだけでよいでしょうか。
例えば、こんな授業はよくあります。
「分数のたし算と引き算は通分がいるんだよ。」
「通分のやり方はこうだよ。」
しかし、これでは「どうして通分が必要なのか」や「そもそも通分とは何をやっているのか」などをつかめず、数の感覚が身に付きません。
計算のルールや公式を機械的に覚えることでやってきた子は、文章問題になるととたんに手が止まってしまったり、小学校高学年やその先の学習に対応していくことができません。
式や計算のルールを学ぶ前に、「分数はどういう数なのか」について絵や図とともにしっかりつかんでおきましょう。
そうすることで、分数の学習のみならず、広く算数・数学に必要な数の感覚が身についていきます。
〈分数はどういう数なのかについて理解するプリントの例〉

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