【読解力UP講座p2】文末表現や書き出しの言葉が「筆者の主張」を見つける目印になる。
2024/10/2
説明的文章(論説文)の読解では、「筆者の主張」を読み取ることが最も重要です。
設問で聞かれている・聞かれていないに関わらず、「筆者の主張はこういうことだな」と理解しながら読み進めることができれば、文章全体の理解も格段にしやすくなるのです。
今回は、「筆者の主張」を見つける目印となる言葉を一部紹介しましょう。
【文末表現】
筆者の主張がはっきりと表れている文末表現です。
「〜と思う」「〜重要だ」「〜すべきである」「〜なのだ」など。
【まとめの言葉】
「つまり」「要するに」「このように」「こうした」など。
【反語】
「反語」とは、疑問の形をとりながら反対の主張をする表現であり、「〜いや、いけない。」の思いが込められています。
「私たちは、そうやって何もかも運命のせいにしてよいのだろうか。」
これらの言葉を見つけたら、その直後や直前の内容をチェックしてみるとよいでしょう。
ただこれらはほんの一部ですので、「もっと知りたい!」「実際に活かせる文章で練習したい!」という方は、ぜひお問い合わせください!
【問題】
今回の記事における「筆者(私)の主張」はどのようなものでしょう。
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