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【読解力UP講座p3】内容の「かたまり」を意識して読むと格段に理解しやすくなる。

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2024/10/4

①普段の読書ならば、じっくりと時間をかけて読んだり、何度も読み返したりすることができます。込み入った内容の文章であれば、そうしないとなかなか内容が頭に入ってこないことも多いかもしれません。


②しかし、テストには制限時間があるのでそのような方法は取れませんよね。

一度の読みで内容を十分に把握するためには、「どこにどんなことが書かれているのか」をつかむことが必要不可欠です。


③「形式段落」と「意味段落」という言葉を聞いたことがありますか。

「形式段落」とは、文の始まりを一字下げ、形式的にひとまとまりであることを示したものです。「意味段落」とは、いくつかの形式段落が集まってできている、内容の意味によって分けられる文章のまとまりのことを指します。


④文章を読むときには、この内容の「かたまり」(意味段落)を意識して読み進めていくことが大切です。そうすることで、どこにどんなことが書いてあるかが明瞭になり、筆者の主張やそれを支える事例などとの関係性を理解しやすくなるのです。


⑤文章を「かたまり」に分けていくときには、「キーワード」に注目しましょう。

新しい「キーワード」が文章中に登場したら、それは意味段落が変わったという合図です。


⑥いかがだったでしょうか。今回ご紹介した読解のための「技術」にも、まだまだお話しできていないコツや注意点などがあります。「知りたい」「実際に活かせる文章で練習したい」と思った方は、ぜひお問い合わせください。



【問】

この文章を内容によって4段落に分けると、どのように分けられますか。最もふさわしいものを次の中から一つ選びなさい。

ア ①ー〔②・③〕ー④ー〔⑤・⑥〕

イ 〔①・②〕ー③ー〔④・⑤〕ー⑥

ウ 〔①・②〕ー〔③・④〕ー⑤ー⑥

エ 〔①・②・③〕ー④ー⑤ー⑥


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