読解力も暗記力も「インプット+アウトプット」の繰り返しが大事
今日は、読書に関して書きたいと思います。
私は幼稚園・小学生の頃、「本の虫」のように本ばかり読んでいたそうです
当時は、テレビゲームやビデオなどなかったので、楽しみが限られていましたからね。
おかげで、中学受験当時は、国語は得意でしたが、子どもでしたから、読書のおかげと思ったことはありませんでした。
その後、久留米附設中に進学してからは、読書は読書でも、マンガや男子が好きな本ばかり読むようになり、文庫本などの活字を読むことはほとんどなくなりました。
ちなみに、私は中高時代、英語が超苦手で、数学も成績が悪く、その苦手2科目ばかりに目がいっていましたが、国語も中学受験生時代ほど成績が良いわけではありませんでした・・
しかし、読書をしなくなったせいとは思わず、読書をしたからといって、次のテストの成績が急上昇するわけでもなかろうとも思っていたので、中・高時代は読書をすることはありませんでした。
そんな、私が読書をするようになったのは、大学を卒業して、社会人になってからでした。
まず、社会人として恥ずかしくないように、新聞を読むようになり、週刊誌を読むようになり、図書館で本を借りて読むようになり、また、インターネットを利用するようになってからは、様々なジャンルの記事を読むようになりました。
しかし、ブログを書くようになってから、
読書も大事だが、書くことも大事だ
と、分かりました。
読んで身につけた理論、考え方、知識、語句、言い回しを、テストなどで突然書けるようにはなりません。ブログや日記などで、日頃から文章を書き、「おかしな言い回しではないか?」と推敲したり、読者の方から「分かりやすい、分かりにくい」という意見を聞いて、さらに書き直すなどを繰り返し、文章もうまくなっていき、それにともない、人が書いた文章を理解する力もついているのだと思います。
もちろん、小中学生の受験生に、ブログを書けというわけではありませんが、読書で身につけたものは、文章にして書かないと、本当の読解力は付かないということです。(読書感想文は、そのためのものと言えますね!)
これは読書に限らず、暗記にも言えますね。 英単語を毎日一生懸命覚えても、週テストなどで、定期的に思い出せなければ、暗記したものを本当に覚えたとは言えませんからね。
読解力も暗記も「インプット+アウトプット」の繰り返しで、徐々に身に付いていくものです。
そういう意味で、日頃の読書をインプットとすると、私の場合、アウトプットは、ブログであり、オンラインの授業であります。
生徒にとっての読書のアウトプットは、国語や他教科の読解問題、記述問題でしょう。
そして、特に、適性検査対策の作文や記述問題を見れば、読書をしているかどうか一目瞭然です。
読書をしていない生徒は、本文に何が書かれているかも、設問で何を問われているかも、よく分かっていないことが多く、全く的外れな答えを書くことが多いです。
また、適性検査対策の作文を書かせると、条件をはずして書いていたり、論理に飛躍があったり、主語・述語が対応していなかったり、誤字・脱字が多いなど、「テストの答案」として採点するには、未熟すぎるものも多くあります・・
しかし、これは、授業によって、ある程度書く練習をすれば、徐々に良くなっていきます。
これは、「アウトプット練習の成果」と言えます。
ただ、これは、しょせん小手先の受験テクニックでの「アウトプット技術の向上」でしかないため、「インプット=読書」が十分でなければ、本当の記述力や読解力は身に付かないでしょう。
というわけで、読書は、目先の国語のテストの成績向上の秘策ではありませんが、長い目でみた「読解力」「記述力」を成長させるための養分みたいなものですから、絶えず、インプットし続ける必要があるでしょう。
それに、「読解力」や「記述力」は、国語だけでなく、他教科の勉強にも必要な要素ですし、大人になってからも、仕事には必要な能力ですから、目先の受験のためだけでなく、読書は続けてほしいと思います!
今日の記事は長くなりましたが、読みきれた読者の方は、読解力が身についてると言えますね!😊