オンライン家庭教師マナリンク
国語

なぜあなたの国語の力は上がらないのか?【評論編②】

2025/7/10

みなさんこんにちは!講師の富岡です。


前回に引き続き「なぜあなたの国語の力は上がらないのか?」について書いていきます。

(前回記事はこちら:https://manalink.jp/teacher/14828/blog/3663


今回は、一般論「読書をすればよい。」を考察していきます。


結論から申し上げます。


読書はものすごく大切。だが、それだけで国語の成績を上げるものではない。


その理由について述べていきます。


読書とは、私にとっては欠くことのできないとても重要な営みです。

私は読書によって頭が良くなっていったと確信しています。

なぜなら、普段身の回りにいない優秀な頭脳を持った人の声が聞けるからです。

そういった人が何を、どう考えているのかを知るだけで、ぐっと知的水準が上がります。

そういう意味で読書は偉大です。間違いないです。

できることなら生活習慣に取り入れてほしい。


ですが、国語の成績に寄与するかといえばちょっと微妙。

なぜなら、読書はあくまでも総合的な思考力を増してくれはするが、国語で成績を上げるための手法を教えてくれるわけではないからです。

ですから本が大好きな人でも、国語の点数が常に高得点で安定するとは限りません。

特に、昨今の共通テストは神経質な出題も多いですから、それ相応の対策を積まないと見事に誤回答の選択肢に引っ掛かります。

また、読むことはあっても「書く」ことをしないと論述でも点数は全然取れません。


国語は「読」と「解」の両輪で前進する科目です。

どちらかが欠けていてはダメなのです。

読書だけでは、得点に直結するこの点を補うことができないのです。


とはいえ、読書は素晴らしい。

手始めに、易し目な新書を手に取ってごらんなさい。

易しい言葉で、とんでもなく深い内容を語ってくれます。

自分がいかに思いこみの中を生きてきたかがわかります。狭い視野で物事を考えていたかがわかります。

哲学者のカントは、これを「独断のまどろみ」と言いました。言い得て妙ですね。

読書は、独断のまどろみから目覚めさせてくれます。

だから、読書をしていない人より読書をしている人の方が物事の理解も早いですし、成績が上がりやすいです。

先に述べた通り、読書は総合的な思考力を高めてくれます。

そのため、私は絶対に読書習慣を取り入れるべきだと考えています。


と、最後は読書の素晴らしさについて熱く語ってしまいましたが本論に戻りましょう。

読書をすることは何も国語の成績を上げるためでなく、思考力を深めるためにあるのです。

国語は国語で正確な勉強が必要です。

前回のブログに書いた7項目は、意識して磨かなければならない〈センス〉でしたね。

評論文のようなやや硬めの文章も、正確な練習を積まなければなりません。

やはり、成績のあげ方は読書そのものにはないと言えるでしょう。


次回は一般論「答えは傍線付近にある」を検証していきます。

このブログを書いた先生

国語のオンライン家庭教師一覧

国語のブログ

読めている“つもり”から抜け出す 国語・読解力の正体 第5回 「選択問題なのに間違える理由」 ―― 正解を選ぶ人と迷う人の違いを整理します

「記述問題より、選択問題の方が簡単そう」そう思う人は多いかもしれません。しかし実際のテストでは、選択問題で点を落としてしまう生徒も少なくありません。「なんとなく合っている気がした」「最後まで2つで迷った」こうしたミスには、はっきりした原因があります。今回は、選択問題で正解できる人と迷う人の違いを整理します。① 「なんとなく」で選んでしまう選択問題でよくある失敗は、雰囲気で選ぶことです。例えば、一番それっぽい選択肢見覚えのある言葉がある選択肢長くて詳しそうな選択肢こうした理由で選ぶと、正解率は安定しません。国語の選択問題は、本文と一致しているかどうかで決まります。印象ではなく、根拠で判断すること...続きを見る
そらの写真
そらオンライン家庭教師
2026/3/16

新規の定期指導、受付けます!

こんにちは、講師のニシオカです。このたび、新規の定期指導(週1~週2ペース)の生徒さんを募集します。3月中に無料体験をして、春のよいスタートを切りましょう!(春休み期間からのスタートもOKですよ)さぁ、勉強の質を高めて、国語でしっかり得点できるようになりましょう!!お待ちしています~(自分にあったコースがないなぁ、と思った人は、専用コースを作成しますのでご相談下さいね)続きを見る
ニシオカの写真
ニシオカオンライン家庭教師
2026/3/14

京都大学の国語で差をつけるには専門家によるブーストが必要|京大模試国語A判定取得も可能

京都大学の国語は、長らく“魔境”と呼ばれてきました。なぜかというと、多くの京大受験生が、答案を書いてみたはいいもの全然得点が入らずに撃沈するという状況が大変多く起こっているからです。しばしば、「東京大学の国語はある程度攻略されているが、京都大学の国語はほとんど攻略されていない」と言われるほどです。理系受験者はもちろん、文系受験者ですら苦しい戦いを強いられるのが京大国語でしょう。そんな魔境を切り拓くべく、私は地道に研究を続けてきました。この答案でもない、あの答案でもない…と自分で答案を作ってみては、自分の厳しい採点に照らしてボツにすることがほとんど。そんな研究を続けているうちに、京都大学合格に必...続きを見る
富岡の写真
富岡オンライン家庭教師
2026/3/11

読めている“つもり”から抜け出す 国語・読解力の正体 第4回 「記述問題・作文で点が伸びない理由」 ―― 書く前に理解すべき“文章の骨格”を整理します

「内容は分かっているのに、記述問題で点が取れない」「作文を書くと、何を書けばいいか分からなくなる」国語の勉強をしていると、こうした悩みをよく聞きます。しかし多くの場合、問題は文章力そのものではありません。原因は、文章の骨格を理解せずに書こうとしていることです。今回は、記述問題や作文で点が伸びない理由を整理します。① 「思いついたこと」を書いてしまう記述問題でありがちなパターンは、自分の感想を書く本文の一部だけを抜き出すなんとなく似た言葉でまとめるこうした書き方です。しかし入試やテストの記述問題は、「本文の内容を正しく整理できているか」を見ています。つまり、思いつきではなく根拠に基づいた要約が求...続きを見る
そらの写真
そらオンライン家庭教師
2026/3/9

文章理解へ その2

講師のニシオカです。「文章理解へ その1」のつづきです~(2)の変化は、(1)の「他との対比」ではなく、そのもの自体の変化を指します。「もともと日本人は・・・・だったが、・・・・するようになった」などの内容ですね。「そんなの簡単!」と思いますよね。たしかに、「変わった」という点だけなら簡単です。ただし、「国語力を上げたい!」と思うあなたに、もう1つ、ライバルと差をつけるための視点をアドバイスします。それは、「なぜ変わったか」という視点です。その変化には、どんな目的や狙いがあったのでしょうか。時代や社会の流れが関係している場合もあるし、環境の変化でしかたなく変化した場合もあります。何か目指すべき...続きを見る
ニシオカの写真
ニシオカオンライン家庭教師
2026/3/9

本文理解へ その1

こんにちは、講師のニシオカです。国語(現代文)で読まされる本文について、「難解で、何を言っているのかわかりにくい!」という相談を受けました。同じように感じている人も多いと思いますので、解決に役立ててほしいと思い、ここに書きます~そもそも、国語の文章問題で登場する本文は、もっともっと長い文章の、ほんの一部に過ぎません。知り合いの文筆家の人(で、しばしば入試問題にも文章が採用される人がいるのですが、その人)がよく言うのが「こんな切り取られ方をしたら、言いたかった文脈とズレてしまう!」というものです。「このあとに、一番言いたかったことがあったのに~」とも。つまり、国語の本文とは、「もともとあった文章...続きを見る
ニシオカの写真
ニシオカオンライン家庭教師
2026/3/9

この先生の他のブログ

富岡の写真

他の勉強方法を探している時間がもったいない!|古文は“音読”が最強です。

2026/3/16
みなさんこんにちは!講師の富岡です。古文の勉強で一番力がつくのは「音読」ですという話をします。そんなことを言うと受験生たちからブーイングを喰らいそうですが(笑)。でも、古文や英語といった言語系科目は「音読」を面倒くさがらずにやれるかどうかが、本当の本当に鍵を握ります。確かに、文法などをしっかりやるこ...
続きを読む
富岡の写真

古文を伸ばす勉強が独学では難しいワケ|春からマンツーマンを受ける人は強いです。

2026/3/16
みなさんこんにちは!講師の富岡です。おかげさまでこの春、上記の人気コースのお問い合わせを多く頂いております☺️大変ありがとうございます。古文という科目は、まあ独学が難しい科目です。コツを掴むにもそれなりに時間が必要だと思います。だから入試でも差になって現れるわけですね。古文というと、とりあえず単語か...
続きを読む
富岡の写真

理論化学攻略の鍵は“言葉”です|計算や解き方に飛びつく前に

2026/3/15
みなさんこんにちは!講師の富岡です。化学の指導をしていてつくづく思うことがあります。理論化学がしっかりと得点できる生徒は“言葉”を大事にする、ということです。理論化学は計算がメインの分野です。ですから、計算の仕方や解き方に目が行きがちなのも無理はありません。でも、そればかりしていると、いつまで経って...
続きを読む
富岡の写真

なんでそんな発想ができるの?!|大事にしたいのはそう思った瞬間

2026/3/13
みなさんこんにちは!講師の富岡です。今回高校数学の定期テスト対策コースを新設しました。高校数学は、中学数学以上に難しくなり、概念を理解するのも難しくなります。また、中学数学から苦手な人にとってはさらに厳しくなってきます。ところで、数学が苦手な人から数学が得意な人を眺めていると、「え、なんでそこでその...
続きを読む