「頭がいい人」は「普通の人」と比べてなにが違うのか|成績が伸びる人の共通点
東京大学や早稲田大学に合格した生徒さんをはじめ、MARCH(全部)、関関同立(全部)など、バラエティーに富む大学に合格した生徒さんとがっぷり四つに組んで、私はずっと勉強してきました。
授業をしながら、生まれ持った能力と後天的な努力の結果得られる能力の関係をわたしはひそかに研究していますが、まだ結論が出ていないので、今日はそれについてはお話しません。
さて、生徒や保護者さんからよく聞かれるのは
「頭がいい人って、結局どんな人なんですか?」
という質問です。
・記憶力が高い人?
・勉強時間が長い人?
・要領がいい人?
どれも一部は当てはまります。
しかし、実際に多くの生徒を見てきてはっきり言えることがあります。
👉 成績が伸びる人と伸びない人の差は、もっと根本的なところにあります。
頭がいい人=暗記ができる人ではない
まず、多くの人が持っている誤解があります。
それは、
👉 「頭がいい人=たくさん覚えられる人」
というイメージです。
もちろん、一定の記憶力は必要です。
しかし、
👉 暗記だけでは、あるところで必ず伸びが止まります。
特に、
・共通テスト
・現代文
・英語長文
・小論文
こうした分野では、
👉 “考える力”がないと対応できません。
本当の違いは「関係を見ているかどうか」
では、何が違うのか。
結論はシンプルです。
👉 物事と物事の「関係」を見ているかどうかです。
例えば、
・この言葉とあの言葉はどうつながっているのか
・この段落は前の段落とどう関係しているのか
・この結論はどの理由から導かれているのか
こうした「つながり」を捉えられる人は、
👉 一気に理解が深くなります。
逆に、
👉 一つひとつをバラバラに見ている人は、いつまでも理解が浅いままです。
伸びない人は「情報」を集めている
ここでよくあるパターンがあります。
成績が伸びない人ほど、
👉 情報を増やそうとします。
・参考書を増やす
・解法を覚える
・知識を詰め込む
努力しているのに伸びない。
これは、
👉 関係が見えていない状態で情報だけが増えているからです。
その結果、
👉 頭の中が散らかっていきます。
伸びる人は「問い」を持っている
では、伸びる人は何をしているのか。
👉 問いを持っています。
・なぜこの答えになるのか
・なぜこの言い換えが成り立つのか
・なぜこの問題はこの形式なのか
こうした「なぜ」を止めません。
このとき重要なのは、
👉 すぐに答えが出なくても考え続けることです。
「なんか気になる」を無視しない
もう一つ、大きな違いがあります。
それは、
👉 「なんか気になる」を無視しないことです。
・この説明、少し違和感がある
・この問題、なんとなく納得できない
・この文章、何か引っかかる
多くの人は、ここを流します。
しかし、伸びる人は違います。
👉 そこに立ち止まり、考えます。
この違和感こそが、
👉 理解を深める入り口になるからです。
思考の質がすべてを決める
ここまでをまとめると、
頭がいい人とは、
・情報量が多い人ではなく
・暗記が得意な人でもなく
👉 関係を捉え、問いを持ち、違和感に立ち止まれる人です。
そしてこれは、
👉 訓練で身につく力です。
さいごに
もし今、
・勉強しているのに伸びない
・理解しているつもりなのに解けない
・何を変えればいいのか分からない
そう感じているなら、
👉 努力が足りないのではなく、「考え方」が少しズレているだけです。
わたしの講座では、
・どう考えるか
・どう関係を捉えるか
・問いをどう立てるか
という部分からトレーニングしていきます。
たとえば、共通テスト国語と英語は「1:1対応」の暗記では歯が立ちません。文と文の関係、段落と段落の関係をとれという命令が、設問に「すでにして」含まれているからです。
そういうことが理解できるようになると、
👉 成績だけでなく、学びそのものが変わります。
反対に、いつまでも「英単語を覚えてから長文読解演習を」「文法が弱いから長文が読めない」などと考えていると、いつまで経っても成績は上がりません。昨今の大学受験は関係、すなわち構造を読解するスキルを問うているからです。
人生も受験勉強も関係がすべてです。