小論文対策|論が横に広がる人へ。先行研究で縦に掘る個別指導
こんな生徒さんにおすすめ!
- ① 書きたいことはあるのに、話題が次々と広がってしまい、結論がまとまらない生徒
- ② 「なぜそう考えるの?」と聞かれると答えられず、主張を支える根拠が書けない生徒
- ③ 志望大学の過去問と先行研究を使い、学部ごとの専門性を踏まえた小論文対策をしたい生徒
紹介動画
内容
意見はある。書きたいこともある。でも、書き始めると論がどんどん横に広がってしまう。
そんな高校生のための小論文講座です。
小論文とは、高校生が書く少し高級な作文ではありません。
私は、大学で書く学術論文の小さなものだと考えています。
だからこそ、主張だけでなく、その主張を支える根拠が必要です。
この講座では、志望大学の過去問を使い、関連する先行研究を学びながら、「なぜそう主張するのか」を徹底的に考える力を育てます。
小論文が書けないのは、文章力がないからでしょうか?
小論文の指導をしていると、こんな答案によく出会います。
「少子高齢化は日本の大きな問題である」
「地域社会のつながりを強くする必要がある」
「そのためには学校教育を充実させるべきだ」
「さらに、行政や企業も協力することが大切だ」
一見すると、社会問題についていろいろ考えているように見えます。
しかし、この答案には大きな問題があります。
話題が横に広がっているだけで、一つの主張が深まっていないのです。
少子高齢化から地域社会へ。
地域社会から学校教育へ。
学校教育から行政や企業へ。
次々と話題を変えているのに、「なぜその主張が正しいのか」が説明されていません。
私は、こうした答案を書く生徒に、まず一つの質問をします。
「なぜ、そう考えたの?」
小論文の指導は、ここから始まります。
👉先行研究をとおして論点と論拠をつかまないと書けるようになりません。
論を横に広げるのではなく、縦に掘りましょう
例えば、次のような主張があったとします。
「教育格差を縮小するためには、学校の役割を強化する必要がある」
ここから、
「家庭も大切だ」
「地域の協力も必要だ」
「国の支援も必要だ」
と書き続けると、論は横に広がります。
では、縦に掘るとはどういうことでしょうか。
「なぜ?」を繰り返すことで、論は深くなる
「なぜ学校の役割を強化する必要があるのか?」
「家庭の経済状況は、子どもの学力にどのような影響を与えるのか?」
「学校は、家庭環境による不利益をどこまで補うことができるのか?」
「その主張を裏づける研究はあるのか?」
こうした問いを重ねると、最初は漠然としていた主張が、少しずつ具体的になります。
そして、自分が何を根拠に、どこまで主張できるのかが明確になっていきます。
これが、私の考える「論を縦に掘る」ということです。
小論文とは、高校生の「高級な作文」ではありません
作文では、自分が何を経験し、どう感じたのかを書くことができます。
しかし、小論文では、自分がそう考えたというだけでは十分ではありません。
「私はこう思います」
と書いたら、
「なぜ、そう思うのですか?」
という問いに答える必要があります。
さらに、
「その主張は、どのような根拠によって支えられていますか?」
という問いにも答えなければなりません。
私は、小論文をアカデミックな論文の小さなものだと考えています。
もちろん、高校生に大学院生と同じ研究水準を求めるわけではありません。
しかし、主張と根拠を結びつけ、反対意見も検討しながら、一つの問いについて考え抜くという基本的な姿勢は共通しています。
だから私の授業では、文章の型を覚えるだけの指導はしません。
小論文を書くために必要な、学問的な思考そのものを育てます。
なぜ小論文対策で「先行研究」をするのか?
例えば、看護学部の小論文で「地域医療」が出題されたとします。
「地域医療を充実させる必要がある」
これは、誰でも書ける主張です。
しかし、
「なぜ地域医療を充実させる必要があるのか」
「どの地域に、どのような医療上の課題があるのか」
「すでにどのような取り組みが行われているのか」
「その取り組みには、どんな限界があるのか」
という問いに答えようとすると、知識が必要になります。
そこで先行研究です。
先行研究とは、すでに行われている研究を知ること
大学の先生や研究者は、さまざまな社会問題について研究しています。
その論文や調査報告を読むことで、
「何がすでに明らかになっているのか」
「どのような考え方があるのか」
「何がまだ十分に解明されていないのか」
を知ることができます。
これらを理解すると、小論文の主張に根拠を与えやすくなります。
また、安易に「これまで誰も考えてこなかった」と書くことも避けられます。
先行研究は、知識を増やすためだけに読むのではありません。自分の主張を、根拠のある主張へと育てるために読むのです。
志望学部が複数あるなら、すべての分野の先行研究をしましょう
例えば、教育学部と社会学部を併願する生徒がいるとします。
教育学部の小論文では、教育格差、主体性、学校制度などが問われるかもしれません。
社会学部では、家族、階層、ジェンダー、地域社会などが問われるかもしれません。
どちらも社会問題を扱っていますが、学問的な視点は同じではありません。
教育学の研究では、学校や学習の仕組みに注目することがあります。
一方、社会学では、制度や社会構造、人間関係などに注目することがあります。
この違いを知らずに、すべての大学で同じような答案を書いても、十分な対策にはなりません。
学部が違えば、問いの立て方も変わります
私の講座では、志望大学・学部が複数ある場合、それぞれの過去問を確認します。
そのうえで、各分野に関連する先行研究を調べます。
例えば、
教育学部なら教育学の研究。
看護学部なら看護学や医療政策の研究。
経済学部なら経済学の理論や実証研究。
社会学部なら社会学の理論や調査研究。
もちろん、学問分野が重なるところもあります。
そうした共通点と違いも整理しながら、複数の志望学部に対応できる思考力を育てます。
一つの学部に合わせた知識を暗記するのではなく、それぞれの学問が世界をどう捉えているのかを学ぶ。
それが、複数大学を受験する生徒への私の指導です。
授業は「志望大学の過去問」から始めます
私の小論文指導は、一般的な小論文の参考書を最初から順番に進める授業ではありません。
まず、志望大学の過去問を確認します。
なぜなら、大学によって問われる内容も、必要な知識も、答案の作り方も異なるからです。
① 過去問を解き、現在の思考力を確認する
まずは生徒自身に答案を書いてもらいます。
そこで私が見るのは、文章が上手かどうかだけではありません。
課題文を正確に読めているか。
設問に答えているか。
主張が明確か。
その主張に根拠があるか。
論が横に広がっていないか。
こうした点から、現在の課題を見つけます。
② 「なぜ?」を問い、答案を縦に掘る
生徒が書いた主張について、何度も質問します。
「なぜ、そう考えたの?」
「その理由は何?」
「本当にそう言える?」
「反対の立場から考えるとどうなる?」
対話を通して、考えが曖昧になっている部分を明らかにします。
③ 必要な先行研究を調べる
答案のテーマに関連する論文、調査報告、専門書などを調べます。
高校生でも理解できるよう、必要に応じて研究内容を解説します。
研究者が何を問題にし、どのような方法で、何を明らかにしたのかを学びます。
④ 先行研究を踏まえて答案を書き直す
学んだ内容をもとに、もう一度同じ問題に取り組みます。
単に専門用語を増やすのではありません。
最初の主張は妥当だったのか。
根拠は十分だったのか。
反論に耐えられるのか。
そうした点を考えながら、答案を深めます。
⑤ 別の過去問で応用する
最後に、別の過去問に取り組みます。
学んだ知識や考え方を、異なるテーマにも応用できるかを確認します。
これを繰り返すことで、初めて見る問題にも対応できる力を育てます。
小論文で最も大切なのは「問い・主張・根拠」の3点です
私は、小論文を書くときに、まず次の三つを整理するよう指導しています。
問い|何について考えるのか
設問は何を問うているのか。
自分は何を明らかにしようとしているのか。
主張|その問いにどう答えるのか
問いに対して、自分はどのような立場を取るのか。
何を結論として述べたいのか。
根拠|なぜ、その主張が成り立つのか
その主張を支える理由は何か。
事実、調査結果、先行研究などによって説明できるか。
この三つがつながっていれば、答案の中心がぶれにくくなります。
反対に、問いと関係のない話題を次々に追加すると、論が横に広がってしまいます。
書き始める前に、問い・主張・根拠を明確にする。
これが、私の小論文指導の基本です。
人見の授業は、添削して終わりません
小論文の添削では、
「ここは具体例を入れましょう」
「接続詞を使いましょう」
「結論を明確にしましょう」
といった指摘が行われることがあります。
もちろん、これらも必要です。
しかし、私はそれだけでは不十分だと考えています。
例えば、答案に、
「学校教育では主体性を育てることが重要である」
と書かれていたら、私は、
「そもそも主体性とは何?」
と尋ねます。
さらに、
「主体性は学校で育てられるものなの?」
「教師が主体性を育てようとすると、生徒の主体性を奪うことにはならない?」
と問いを重ねます。
すると、最初は当たり前だと思っていた主張が、実はそれほど単純ではないことに気づきます。
答案の文章を直すだけでなく、答案を書いている生徒の思考そのものを深める。
それが私の授業です。
哲学科首席卒業。問いを掘り下げることを専門としてきました
私は大学で哲学を学び、哲学科を首席で卒業しました。
哲学では、ある主張に対して、
「なぜそう言えるのか」
「その前提は正しいのか」
「別の考え方はできないのか」
と問い続けます。
私は、この姿勢が小論文の指導にも生きると考えています。
小論文は、知っていることを並べる試験ではありません。
与えられた問題を理解し、根拠をもって考え、自分の主張を組み立てる試験です。
だからこそ、私は過去問と先行研究を重視します。
大学が何を問うているのか。
その問いについて、研究者は何を明らかにしてきたのか。
そして、自分は何を主張するのか。
その三つをつなげる授業を行います。
この講座で目指す変化
受講前
「書きたいことはあるけれど、まとまらない」
「何を書けばいいのか分からない」
「意見を書いても、根拠が思いつかない」
「添削されても、次の答案で同じ間違いをする」
受講後に目指す姿
「設問が何を問うているのか分かる」
「一つの主張を、理由と根拠によって深められる」
「先行研究を使って考えられる」
「異なる学部の問題にも、それぞれの学問の視点から取り組める」
「初めて見る問題でも、問い・主張・根拠を整理して書ける」
私が目指すのは、特定の問題の模範解答を暗記することではありません。
自分で問いを捉え、自分で考え、自分の言葉で論証できるようになることです。
最後に|論を横に広げるのではなく、縦に掘りましょう
小論文が書けないとき、書くことを増やそうとする必要はありません。
むしろ、一つの主張について、もっと深く考えることが大切です。
「なぜ、そう考えるのか」
「その根拠は何か」
「本当にそう言えるのか」
この問いを繰り返すことで、論は深まります。
そして、その思考を支えるのが先行研究です。
私は、小論文を高校生の高級な作文だとは考えていません。
小論文は、大学で学ぶための思考力を試す、小さな学術論文です。
志望大学の過去問を出発点に、問い・主張・根拠を徹底的に考える。
その授業を、一人ひとりに合わせて行います。
まずは無料体験授業で、現在の答案を一緒に見直しましょう。

このコースの無料体験
※いずれかを無料体験時にご選択いただけます
よくある質問
Q1. 小論文をほとんど書いたことがなくても受講できますか?
はい。最初に志望大学の過去問を使って現在の読解力・思考力・記述力を確認し、必要なところから指導します。
Q2. 志望学部が複数あるのですが、対応できますか?
はい。複数の志望大学・学部の過去問を確認し、それぞれの分野に必要な先行研究も扱います。共通する知識と学部ごとの違いを整理しながら対策します。
Q3. 先行研究を読むのは、高校生には難しくありませんか?
最初から専門論文を一人で読める必要はありません。必要に応じて論文の内容や背景を解説し、研究者が何を問い、何を明らかにしたのかを理解するところから始めます。
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- 🌸志望理由書・小論文の書き方が分からない方
- 🌸テーマ知識を増やしたい方
- 推薦や指定校推薦を考えているが、小論文をどう書けばよいか分からず不安を感じている方
- 感覚やなんとなくの読解ではなく、論理的に文章を読み解き、根拠をもって書けるようになりたい方
- 文章をなんとなく読む状態から、構造を理解して正確に読めるようになりたい方
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