夏休み期間中の勉強について
2024/7/29
毎日暑い日が続いていますが、皆さんお元気ですか?連日の「災害レベル」の猛暑に加え、今年一月の能登半島地震の被災地や、ここ最近水害に見舞われた地域にお住まいの皆さんは、大変困難な状況かと思います。一刻も早く元の生活に戻ることが出来ますよう、お祈りいたします。
さて、間もなく七月も終わり、八月に入ろうとしています。高校生の皆さんは既に夏休みに入り、受験勉強の真っただ中という時期でしょう。学校での講習に参加しておられる方、あるいは自宅で頑張っておられる方など、様々だと思います。私がこうしてブログを書いている間にも、皆さんはそれぞれの場所で受験勉強を進めておられることでしょう。
そこで、今回は夏休み中の勉強の進め方について、私見を述べさせていただければと思います(あくまでも私の個人的な考えですので、お目汚し程度に読んでいただければ幸いです)。
この時期「何をするか?」といった場合、いろいろな事が考えられます。様々な計画を立てて、既にそれを実行している方も多いでしょう。逆に、「何から手をつけてよいのか・・・」という方もおられると思います。この場合、「自分が直面している課題が多すぎる」あるいは「そもそも何をしていいのか、全くの白紙状態」というパターンがありがちです。
そんな方にお薦めなのが、「基礎からもう一度、勉強しなおす」ことです。もちろん、「基礎から」といっても個人によって千差万別。「全ての人がゼロから始めるべき!」というものでもありません。
では、「基礎から勉強しなおす」とはどういうことか?というと・・・これまで受けた模擬試験や学校の定期試験、さらには小テストの内容を再検証する、ということです。
「再検証」というと大げさに聞こえるかもしれませんが・・・内容は至って簡単。毎回の試験の答案をもう一度見直して、それぞれの試験で「どの部分を」「どのように」間違ったのか?分析してみる、ということに尽きます。たとえば、あるテストでの得点が「100点満点中80点」だった、とします。「80点」という点数自体は決して悪くない~むしろ、高得点の部類にはいる~のですが・・・・ここで注目すべきは「20点分」のマイナスポイントです。この「20点」分は、そのテスト(あるいは学校の授業内容)で十分に理解できていなかったところ、といえます。逆に言えば、その部分を集中的に勉強していけば、「苦手部分」を徹底的に攻める勉強ができる、ということになります。
さらにいえば、毎回の試験内容を見直してゆくうちに、自分の「苦手パターン」~どのタイプの設問や出題方法が苦手なのか?~についての「平均値」がみえてくるはずです。分かりやすくいえば、「自分はこのパターンの問題で、苦労することが多いみたいだな」ということがイメージできるようになる、といえばいいでしょうか。
そして、これが出来るようになったら、先程もお話ししたように「苦手部分」にポイントを絞って勉強する・・・。これを繰り返すうちに、大変効率的な勉強ができるようになってきます。
だからといって、「100点満点中80点」の部分はもう勉強したくてよいのか?といえば、そんなことはありません。ですが、「勉強の重点をどこに置くか」という点からいえば、「20点のマイナスポイント」部分が重要といえます。
このように、夏休みには「自分が苦手な部分」をピックアップした上で、そこを重点的に固めてみてはいかがでしょうか?そして、苦手部分を着実に減らしながら、秋以降は過去問演習に進んでみましょう。
それと・・・勉強をしていると、時間の経過を忘れてしまうこともあるかもしれませんが、「疲れ」は目に見えないところで着実に蓄積されてきます。加えて、それに追い打ちをかけるのがこの連日の猛暑。いつもより疲れやすくなっている状況といえます。
体調管理とリフレッシュの意味も込めて、「日付が変わる」前には寝てくださいね!
思いつくままに書いてみましたが、少しでも皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
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