進学塾からオンライン家庭教師へ

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2024/9/7

「うちの子に数学を教えて!」という友人の一言で始まった地元の算数・数学教室。いつの間にか英語講師の兄(早稲田大学卒)や国語・社会の先生が加わり5教科の進学塾に発展。毎年30名ほどの地元の中3生を志望校へ導いておりました。私は、数学・理科の担当です。


当然、受験前には入試の過去問を解きます。冬期講座の後半から本格的に過去問スタートです。それまでは、しっかり基礎固めをしなければなりません。中3学習内容の2次関数や相似・三平方の定理などの重要な単元の学習もしつつ、中1・中2の復習をしていきます。もちろん保護者様との面談も。とにかく中3は忙しい!やらなければならないことが多すぎて、優先順位を決めて一つずつ取り組んでいきます。


入試問題の最初に出てくる計算問題は必ず得点源にしていく必要があります。そのためには、毎週計算テストを実施し計算力を付けることが必須。1回5問ずつ行い、解いたらすぐに答え合わせ。そしてやり直し。生徒に「分かった?」と尋ねると「大丈夫!」と納得した顔をしています。生徒の納得した顔を見て、私も満足しそうになりました が、人間は分かったつもりになるものです。


そこで、生徒一人一人の間違いを授業記録にメモしていきました。そして5回終了後に、生徒に間違えた問題のみを再度解いてもらいました。しっかりやり直しをしているので解けて当然。そう思いながら、30名分の個々の問題を作りました。


この時点での正解率は何パーセントだと思われますか?

一人一人に合わせ問題を作り&2度目なのに、なんと30%

ほとんどの生徒があまり変わっていない自分(自身)を自覚して、やり直しがいかに適当であったかを痛感している様でした。


このように、分かったつもりでしかない自分(自身)を生徒に自覚してもらう必要がありました。自覚してからは、生徒の取り組み方が明らかに変わってきました。

「計算くらいすぐにできる。」そう思っていたようですが、それ以降計算問題にも本気で取り組むように変わりました。

その結果、30名全員志望校合格!


これまで大勢の生徒をいかに志望校に導くかに尽力してきましたが、共同経営をしていた英語講師の兄も亡くなり、私自身も無理が募り体調を崩し、今までの自分を見直す機会を得ました。その結果、私が一番大事にしたいことは、「子ども(お子さん)の笑顔を見ること」であることを再認識できました。

オンライン講師をすることで、「子ども(お子さん)の笑顔に触れたい」と考えるようになりました。

みなさんのお子さんに合った指導をしていきます。よろしくお願い致します。


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