【数学】過去問から出題意図を考える
2024/12/13
受験を控えた生徒さんは過去問に取り組まれていると思います。「傾向」を知り「対策」をすることで受験校の出題に合った仕上げを行うことができます。ここにもう一つ要素を加えて考察すると効果的な対策になります。それは、「出題者の意図を知る」です。入試は選抜試験です。進学後に活躍できる生徒さんを選抜することを目的とした試験であり、適性が分かる問題が出題されています。出題に選ばれている題材のほとんどは進学後に触れる数学や科学に関連したものです。つまり、出題者目線で過去問を考察することが、受験生にとって重要だということです。高校数学の世界から見て傾向と対策を考えるよりも、大学数学や一般社会での活用(医学、工学、商学、・・・)について知識を持った目で過去問を見ると、より鮮明に対策を打つことができます。受験生の皆さんは限られた時間の中で日々学習されていると思いますが、時には何故このような問題が出題されるのだろう?という視点で、深く考察したり、調べてみることも受験対策として有効だと思います。現在の学習のその先を知ることで受験勉強のモチベーションも高まりますので是非お試しください。私の講座では30年の自動車開発・技術開発・育成指導の経験、数学検定1級取得における学習での学び、数学の歴史からの学びなど、10,000時間の数学専門学習で得た知識を惜しみなく提供させていただきます。受験生の皆さんにとって、少しでもお力になれれば幸いです。最後になりますが、受験生の皆さん、追い込み時期になりますが体調に気を付けて明るく楽しく頑張ってください!
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初投稿です。よろしくお願いします。さて本日は大学入試過去問の積分を解きながら、出題者の意図を考えていました。教科書が理解できていても入試問題は解くことができない、公式を覚えたのに使う場面が無いという場面が何と多いこと。本日の結論として、積分計算のレベルは文系範囲に限っても5段階あります。工夫なく計算...