【高校入試 数学】マークシート化の影響
地元の愛知県公立高校入試では2023年から解答方法がマークシートになりました。各都道府県でも徐々に広がっていると思いますので試験問題への影響や学習方法について解説いたします。
まず容易に想像がつくのは4択問題の場合、ランダムに解答しても25%の確率で正解になってしまいます。平均点が上がる傾向を避けるため、出題側としては問題の難易度が上がり、問題数も多くなります。
問題の前半は基本問題が中心ですが、正しく解き切れる力が必要です。間違えやすいパターンの選択肢がきっちり用意されていますので、習熟度によってはランダムに解答するよりも得点が低くなってしまうということも起こりえます。試験問題の前半は全て完答できるような計算力、基礎力をまず養成して得点の基盤を固めることが第一段階です。受験指導では速く正しく解答できる方法を受講開始から徹底的に演習いたします。
問題の後半は数値をマークする問題が多くなります。平面図形、空間図形の問題は難易度が高い問題が多くなっており、公式に当てはめるだけでは解けない問題が多いです。これは証明を記述する問題をマーク方式では出題するのが難しく、数値を答える問題が多くならざるを得ないので、数値を算出するまでの思考力を問う問題が多くなっています。
全体的に文章量も増えています。他教科と同様に高い情報処理能力が求められており、数学でも問題文が多くなる傾向があります。文章読解力も思考力の一部ととらえて出題しているのでしょう。
入試形式に対応した模擬試験にも影響があります。入試と同傾向で出題されますので、学力が上がっていても一定以上のラインまで到達していないと得点に表われません。学習に前向きに取り組み、学力が上がっていても成績につながらないとうことになりますので、得点だけを見ていると報われない印象を受けます。どこまで解けているかを生徒さまによく聞いて真の学力と次の学習方法を的確にフィードバックしてモチベーションを維持せねばなりません。採点が楽な試験方法というのは学力を正確に測ることとは相反する部分が大きいように私は考えております。
以上、地域の生徒さまを訪問指導をしていて感じていることを記しました。他都道府県でも傾向は同じだと思います。ご参考にしていただけると幸いです。
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