オンライン家庭教師マナリンク

新学期を迎える前の「今」が未来を大きく変える

2026/3/14

「大学受験は高3の1年間で決まるものではない」

これは、大学受験を経験した多くの高校生たちが実感することだと思います。

もちろん、中には要領よく短い期間で受験を成功に導いたと感じている人もいるかもしれませんが、実際にはそういう人も自分で気づいていないだけで、日ごろから短い期間で受験を成功に導けるだけの地力を養う作業を積み重ねていたのではないでしょうか。

実際、受験期に大きく伸びる人ほど、高1や高2の段階で基礎力と学習習慣をしっかり身につけています。

高校の3年間を客観的に見るのであれば、最も時間に余裕があるのは高1の時期です。

高2も、まだ「立て直し」や「積み上げ」が十分に可能な学年です。

新しく高3になる人は、時間的な余裕はそれほど残されていませんが、それでも頑張れば十分に力を伸ばすことができます。

新しく高校に入学する人にせよ、高校最後の年を迎える人にせよ、新学期を前にしたこの時期は、「これからどう勉強していくか」を考え、動き出すためにはとても重要なタイミングです。

新高3生は、高2の3学期のHRで「今は高2の終わりじゃなくて高3の0学期だからなァ~」とか言われませんでしたか?私が高校の担任やっていた頃は定番と知りつつ言って、「またか」って顔をされていましたw

【「自主的に学ぶ」ということ】

最終的に大きく成績を伸ばす人に共通していることは、

言われたことや与えられたことをこなすだけの勉強から抜け出していくという点です。

・今の自分に何が足りていないのか

・どんな勉強法が自分には合っているのか

・この勉強は何のためにやっているのか

こうしたことに真剣に向き合い、試行錯誤しながら自分なりの勉強の仕方を身につけることができるかがとても大切です。

こうした思考法は、実は受験に限ったことではありません。

たとえば、仕事をしていて、明らかに作業効率や事業成績を落としている事柄がある場合に、その事柄に気づかない人や、気付いていても惰性で続けてしまう人はよくいます。私自身も、時に「まぁ、いいかな」とか「面倒だな」と思って見過ごしてしまうことはよくありました。

ですが、ここで「これをこうすればもっと良くなるはず」と行動に起こすことができれば、仕事の環境と成果が劇的に変わるかもしれません。成果を上げることができる人は、何も見ない人や評論家ではなく、実際に試行錯誤をして行動に起こす人です。

また、こうした試行錯誤には失敗はつきものです。最初から正解やうまくいくルートが見つかる人はいません。だからこそ、新学期などの節目節目で少し立ち止まって「自分の勉強の仕方」を見直して、色々な試行錯誤の機会にすることはとても大切なのです。

【誰かに相談するという選択】

「自主性」と聞くと、「全部一人でやらなければならない」と思ってしまう人もいるかもしれません。また、「一人でやる方が気楽でいい」と考える人もいるでしょう。

私自身も、高校生の頃は「別に先生はいらない。全部参考書に書いてあるし、あとはこれを自分がやるかどうかの問題で、先生に良し悪しで何かが変わるわけでもない」と考えていましたし、大学受験の時に先生の力を頼った記憶はあまりありません。

ですが、今になって考えてみると、当時の自分がかなり非効率な学習をしていたという面も多く見えてきました。たしかに、正直パッとしない先生や授業、頼りない先輩に頼るよりは、自分自身でガリガリ勉強する方がよほど効率的ということはあり得ます。ですが、どんなにできる人でも、本当に頼りになる先生や先輩の助言は、自分の見ていた世界をガラッと変えて違うステージへと引き上げてくれます。より効率的で、効果の上がる方法があるのであれば、それを用いないのはもったいないというべきでしょう。

また、長く勉強を続けていると、気持ちが不安定になるという人もいるでしょう。成績が思うように伸びないとき、勉強法に迷ったとき、気持ちが折れそうになったとき。こうした時に一人で自分の気持ちの中に漂う「もや」を払うのはなかなか難しいものです。こうした「もや」を払うために、誰かと対話することはとても大切です。

何か効果的なアドバイスをもらう必要はありません。対話をする中で、「ああ、自分は今こう考えているのか」とか「誰かにこう見て欲しいと思っているのかもしれない」など、自己を客観視することもできます。

相手が先生であれば「こんなことを聞いていいのかな」と思う必要はありません。悩んだときに相談することも、立派な「自主的行動」です。ただし、「相手が何でも解決してくれる」と期待しすぎるのではなく、自分がより良い状態になるための「何か」を提供してくれたらいいな、くらいに考えてくと良いでしょう。少なくとも、気分転換にはなるはずです。

【学力の土台は、日々の勉強】

受験が近くなればなるほど、模試や受験勉強ばかりに目を奪われがちですが、実際に学力の地力を作っているのは日々の学校での学習です。

・小テスト

・宿題や課題

・授業内容の理解

・定期考査への取り組み

学校での日々の学習は、少なく見積もってもこれだけのことをしています。そしてそれを、高1からであれば3年間、中学からであれば6年間続けていくことになります。

受験勉強といっても、それまでに勉強していた量の3倍~6倍の勉強を行うことが簡単でないことは容易に想像がつくと思います。日々の学習をおろそかにして、受験勉強だけでコトを済ませようと考えることは、自分が日頃している学習の3倍~6倍の分量を一気に詰め込もうとする行為です。あまり賢いやり方とは言えません。

ですから、日ごろの学習をおろそかにせず、丁寧に積み重ねていくことが、結果的に模試の成績や受験の力につながっていきます。定期考査を安定して取れていれば、模試の成績は後からついてきます。ただし、そのためには定期考査とそのための勉強を一過性のものとせず、自分の血肉にするような学習の仕方が必要となります。一夜漬けを避けた方が良い理由はここにもあるのですね。

【忙しい中でも前に進むには】

高校生活は思ったよりも多忙です。一生懸命に活動している人ほど、部活動や生徒会など、さまざまな活動と勉強を両立させなければなりません。

この両立を可能にするものは何でしょうか。

しっかりとしたスケジュールをたて、それを継続していくことはもちろん大切なのですが、それ以上に大切なものは自分がたてた計画通りに行動するための「体力」です。どんなに緻密なスケジュールをたてても、それを実行する体力がなければ、結局は計画倒れに終わってしまいます。

では、そうした体力をつけるためには何をすればよいのでしょうか。

特別なことをする必要はなく、「規則正しい生活」と「自分が満足のいく睡眠時間を取ること」。これに尽きるのではないかと思います。

しっかりと眠ったつもりでいても、不規則な生活は徐々にダメージを蓄積していきます。また、それ以上に睡眠不足は色々な意味で自分の体力を削りますし、何より風邪をひいたり、体調を崩しやすくなります。高校生の忙しい生活を乗り切って学習と両立させていくためには、こうしたごく基本的な、当たり前のようでいてなかなか実行できていない事柄をしっかりできていることがとても大切になってきます。

これも、受験勉強だけでなく、大人になって仕事をしていく上でも大切になることですね。

「受験勉強なんて社会に出たら役に立たない」と思う前に、まずはこうした必要な力を自分が身に着けているかどうかを良く見つめ直してみると良いでしょう。

【終わりに】

新学期が始まるまであと数週間です。実際に新学期が始まるまでは何と言うことのない、ただの休みにしか思えないかもしれませんが、1学期中・2学期中・3学期中に「自分の思い通りになる数週間の時間」があったら…と考えると、とても貴重な時間だということが分かるのではないでしょうか。

「勉強法を見直してみよう」、「誰かに相談してみよう」、「新学期に向けてできることをしよう」と思えたなら、その気持ちを大切にして、それを実際に行動に移してみましょう。試しに動いた一歩から、全く違う世界につながるかもしれません。

何年か後の自分に「ほらな、あの時動いてよかっただろ?」と言えるような何かにつながると良いですね。

このブログを書いた先生

このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら

大学受験におすすめの指導コース

9,000円
90分(全1回)
中学3年生、高校3年生、浪人生、社会人
  • 志望校の過去問を解いて傾向をつかみ対策を練ってほしい!
  • 過去問に答えだけしか書かれていない・・・詳しく解説をお願いしたい!
  • 自分では答え合わせが難しい英作文や和訳・要約問題・・・添削をお願いしたい!
コースの詳細を見る
7,000円
60分(全1回)
高校1〜3年生、浪人生
  • 数学の分からない問題だけ単発で質問したい方
  • 定期テスト・模試・受験に向けて、今後の勉強方針を相談したい方
  • 自分に合う参考書や問題集、勉強スケジュールについて相談したい方
コースの詳細を見る
140,000円
60分(全20回)
高校1〜3年生、浪人生
  • 数IIIを1から学び直したい、学びたい
  • 短期間で数IIIを習得したい、数IIIの学習の仕方を知りたい
  • 数学IAIIBはできるのに数学IIIが苦手、不得意
コースの詳細を見る
物理の月額コース
【中学生・高1生】偏差値50から偏差値65~75へ【物理】
三者面談あり
無料体験あり
【中学生・高1生】偏差値50から偏差値65~75へ【物理】
32,000円/月
1回60分(月4回(週1回目安))
高校1年生
  • 医学部や難関国公立の入試で物理を得点源にしたい高2・高3・浪人生・再受験生!
  • 説明された問題は解けるけれど「応用出来ない」「すぐに忘れてしまう」生徒さん!
  • アウトプット中心の理解度を見える化しながら学ぶ授業に挑戦出来る頭の柔らかい生徒さん!
コースの詳細を見る
45,000円/月
1回90分(月4回(週1回目安))
高校1〜3年生、浪人生
  • 他塾・予備校で慶応法学部特化型の英語対策に不満がある方
  • 独学に限界を感じ伸び悩んでいる方、特に英語長文読解や語彙力に課題がある方
  • 摸試や他大学の英語試験では高得点が取れるのに、慶応の英語には太刀打ちできない方
コースの詳細を見る

この先生の他のブログ

武田の写真

最近増えている「IB(国際バカロレア)認定校」って何?

2026/9/25
最近、中学受験の学校案内や説明会などで、「IB認定校」という言葉を目にする機会が増えてきました。「国際的な教育をする学校なのかな?」「英語で授業をする学校?」「海外の大学へ進学するためのもの?」このようなイメージを持つ方も多いかもしれません。最近「国際バカロレア(International Bacc...
続きを読む
武田の写真

定期考査で失敗しないために大切な「優先順位」の考え方

2026/9/18
中高生の学習相談を受けていると、定期考査前になると多くの人が同じ悩みを抱えます。「学校のテスト対策を優先するべきか」「模試や受験勉強も進めるべきか」「塾の課題をどこまでやるべきか」「英検や資格試験との両立をどうするか」どれも大切に思えるからこそ、何を優先すればよいのか分からなくなってしまうようです。...
続きを読む
武田の写真

第一志望に挑戦するための中学受験データ活用|合格最低点と併願校の考え方

2026/9/13
中学受験で志望校を考えるとき、多くのご家庭がまず確認するのが偏差値ではないでしょうか。 もちろん、偏差値は志望校を考えるうえで重要な指標です。しかし、実際の入試で合否を決めるのは偏差値ではありません。 最終的に必要なのは、入試本番でその学校が求める得点に届くことです。 ...
続きを読む
武田の写真

世界地図が変わる? イコールアース図法の地図とメルカトル図法の違い

2026/9/7
私たちが世界地図として目にすることの多い図法のひとつに、「メルカトル図法」があります。学校の地理でもおなじみの図法ですが、2026年9月、国連総会で世界地図の表し方について興味深い決議が採択されました。そこで注目されているのが、「イコールアース図法(Equal Earth projection)」で...
続きを読む