歴史勉強方法 徹底検討(第4回) 学年別・点数につながる「正しい順番」を具体的に整理します
前回までの記事では、
なぜ頑張っているのに点が伸びないのか
暗記・一問一答・ノートが悪者ではない理由
点数につながる勉強には「順番」があること
をお伝えしてきました。
今回はいよいよ核心です。
学年ごとに、何から手をつけるべきか。
ここを具体的に整理します。
① 中学受験社会|「流れ」より先に“地図とセット”
中学受験の社会で一番多い失敗は、
年号を覚えようとする
重要語をひたすら暗記する
ことから始めてしまうことです。
▶ 正しい順番
① 地理(地図・位置)を先に固める
② 時代の大きな流れを「物語」としてつかむ
③ 最後に用語暗記
中学受験では、
「どこで起きた出来事か」が分からないと、
歴史は一気に難しくなります。
👉
まずは
都・国・街道
戦や改革の“場所”
を地図と一緒に確認。
その上で、
「なぜこの時代に起きたのか」を理解する。
暗記は最後で十分です。
② 高校受験社会|“通史の骨組み”が最優先
高校受験では、
知識量よりもつながり理解が点数を左右します。
▶ 正しい順番
① 通史を一気に1周(細かく覚えない)
② 各時代の「特徴」を言葉で説明できるようにする
③ 一問一答・用語で精度を上げる
よくある失敗は、
1つの時代を完璧にしてから次へ進もうとすること。
👉
それよりも、
飛鳥〜奈良は何が違う?
鎌倉と室町の政治の違いは?
といった比較軸を持つ方が、
入試問題に直結します。
③ 大学入試(日本史)|「理解→整理→暗記」の順
大学入試日本史では、
暗記量は確かに多いです。
ですが、最初から暗記に入ると必ず詰まります。
▶ 正しい順番
① 通史+因果関係の理解
② テーマ別整理(政治・経済・文化)
③ 最後に細かい用語暗記
特に重要なのが、
「なぜこの制度が生まれたのか」。
たとえば、
荘園
幕府の成立
身分制度
これらを
理由→結果で説明できるようになると、
論述・正誤問題の正答率が一気に上がります。
④ 大学入試(世界史)|「地理→文明→帝国」
世界史で伸び悩む原因の多くは、
「国名・人名が多すぎて混乱する」ことです。
▶ 正しい順番
① 地理(位置・気候・交易)
② 文明の特徴
③ 帝国・国家の拡大と衝突
④ 近現代の思想・体制
たとえば、
なぜ地中海世界で交易が発展したのか
なぜ遊牧民が強大な帝国を築けたのか
これを理解すると、
暗記量が半分以下に感じられます。
👉
世界史は「地理を無視した瞬間に破綻する」科目です。
⑤ 共通するポイントは「順番を守る」こと
どの学年・どの入試でも共通するのは、
理解 → 整理 → 暗記
この順番を守ること。
逆に、
暗記から入る
問題演習だけで何とかしようとする
この2つは、
「やっているのに伸びない」最大の原因です。
まとめ|歴史は“積み木”と同じ
歴史は、
下から積み上げる科目です。
順番を間違えると、
どれだけ時間をかけても不安定になります。
でも、
正しい順番で積み直せば、
必ず点数は安定します。
私の授業ではこの流れを徹底的に実践し、繰り返すことで社会をできる科目にするべく指導しています。
苦手科目だと一人でこれをやるのは一苦労です。
そのためにこそ、並走する講師がいます。
次回は、
👉 「問題演習をどう使えば点数につながるのか」
をテーマに、
演習の正しい使い方を徹底解説します。
「勉強しているのに不安」
その感覚は、
努力不足ではなく順番の問題かもしれません。
一緒に、
“点につながる歴史”に作り替えていきましょう。