【英語ブログ】 「英文を読むスピードが上がらない理由」 ―― 速く読む人が無意識にやっている“視線の使い方”と“情報処理のコツ”を整理します
「時間が足りない」
「最後まで読み切れない」
英語長文で多くの人がぶつかるのが、
読むスピードの壁です。
単語も文法もある程度分かるのに、
なぜか読むのが遅い。
この原因は、
英語力そのものではなく“読み方”にあることが多いです。
今回は、
スピードが上がらない原因と、
速く読む人が無意識にやっているコツを整理します。
① すべてを丁寧に読もうとしている
読むのが遅い人の特徴は、
すべての単語・文を同じ重さで読んでいることです。
しかし実際の英文には、
重要な情報
補足説明
具体例
といった「情報の強弱」があります。
速く読む人は、
重要な部分に集中し、それ以外は軽く流す
という読み方をしています。
② 視線が「単語ごと」に止まっている
スピードが上がらない最大の原因は、
視線の動かし方です。
遅い人は、
1単語ずつ止まる
何度も戻る(返り読み)
同じ行を見直す
といった読み方をしています。
一方で速い人は、
2〜4語のまとまりで見る
左から右へ流す
基本的に戻らない
という視線の使い方をしています。
つまり、
「単語」ではなく「かたまり」で読むことが重要です。
③ 頭の中で日本語に直している
もう一つの大きな原因が、
逐語訳(頭の中で一語ずつ訳すこと)です。
例えば、
I / went / to / the / store
と分解して訳していると、
どうしても時間がかかります。
速く読む人は、
→ 「私は店に行った」という
意味のかたまりで理解しています。
英語を英語のまま処理することで、
スピードは大きく上がります。
④ 速く読む人の「視線の使い方」
速く読む人は、次のように視線を動かしています。
● 前からまとまりで見る
主語(誰が)
動詞(どうする)
目的語(何を)
この3つを軸に、
意味のかたまりごとに視線を動かすことで、
スムーズに理解しています。
● 重要な部分だけしっかり見る
例えば、
接続詞(however, therefore など)
主張文
結論部分
ここは丁寧に読みます。
逆に、具体例や補足は
スピードを上げて処理します。
● 戻らない前提で読む
速い人は、
一度で理解する意識を持っています。
もちろん完全に理解できなくても、
→ 次で補えばいい
→ 全体で意味を取ればいい
という考え方です。
⑤ 情報処理のコツ
スピードを上げるためには、
視線だけでなく頭の使い方も重要です。
● 予測しながら読む
例えば、
however → 逆の内容が来る
for example → 具体例が来る
といったように、
先を予測しながら読むことで理解が速くなります。
● 完璧主義をやめる
「全部理解しないといけない」と思うと、
読むスピードは落ちます。
大切なのは、
7〜8割理解できればOKという感覚です。
⑥ 今日からできるトレーニング
実践としておすすめなのは次の3つです。
① スラッシュリーディング
文を意味のかたまりで区切って読む
② 音読トレーニング
目と耳を同時に使い、処理スピードを上げる
③ 時間を測って読む
制限時間を設けて読む習慣をつける
まとめ
英文を読むスピードが上がらない原因は、
すべてを丁寧に読んでいる
単語ごとに視線が止まっている
頭の中で逐語訳している
という点にあります。
速く読むためには、
かたまりで読む
視線を流す
完璧を求めない
という意識が重要です。
スピードは才能ではありません。
読み方を変えれば、必ず上がります。
次回予告
次回は、
「英語長文で内容が頭に残る人の共通点」
―― 読んだ後にしっかり理解できる人がやっている
“記憶に残す読み方”を整理します。