読めている“つもり”から抜け出す 国語・読解力の正体 第10回 「記述問題で“時間が足りない”を解決する方法」
「内容は分かるのに、書いていたら時間がなくなる」
これは記述問題で最も多い悩みの一つです。
結論から言うと、
👉 時間が足りない原因は“書くこと”ではなく“考え方”にあります
今回は、
短時間で正確に書くための具体的な手順を整理します。
① 「いきなり書く」はNG
時間が足りなくなる人の多くが、
思いついたことをそのまま書く
書きながら考える
という状態になっています。
このやり方だと、
👉 書いては消して、また書く
👉 内容がブレる
結果として時間を浪費します。
✅ 正しい順番
👉 考える → 組み立てる → 書く
この順番に変えるだけで、
スピードと正確さは一気に上がります。
② 解答は「3ステップ」で作る
記述は感覚ではなく、
👉 型で処理するもの
です。
Step① 要素を拾う(20〜30秒)
設問を見て、
何を聞かれているか
どの部分が根拠か
を確認します。
例
問:なぜAはBしたのか。
👉 探すべきもの
Aの行動
その理由(前後の文)
Step② メモで組み立てる(30〜60秒)
いきなり書かず、
👉 短くメモする
例
本文:
周囲の期待が大きく、彼は強いプレッシャーを感じていた。
メモ:
周囲の期待
プレッシャー
👉 この時点では“単語でOK”
Step③ 1文でまとめる(30〜60秒)
メモをもとに、
👉 1文で完成させる
解答例
「周囲の期待によるプレッシャーを感じていたから。」
👉 書く時間は短く、迷いも減る
③ 時間を奪う3つの原因
① 書きながら考えている
👉 対策:必ずメモを作る
② 情報を詰め込みすぎる
👉 対策:“必要な要素だけ”に絞る
③ 言い換えに時間をかけすぎる
👉 対策:完璧な表現を狙わない
👉 「伝わるかどうか」が最優先
④ 配点から逆算する
意外と見落としがちなのが、
👉 配点と時間のバランス
です。
● 例
5点の記述 → 1〜2分
10点の記述 → 2〜3分
👉 1問に時間をかけすぎない
⑤ 「型」を持つと速くなる
記述はパターンがあります。
● 理由説明
👉 「〜だから」
● 内容説明
👉 「〜ということ」
● 対比
👉 「一方で〜」
👉 型に当てはめるだけでスピードが上がる
⑥ 練習方法(ここが重要)
時間を短縮するには、
👉 普段から“時間を意識して練習”すること
● おすすめ練習
1問2分で解く
メモ→解答の流れを固定
書いた後に模範解答と比較
👉 “速く書く練習”をしないと本番で間に合わない
まとめ
記述問題で時間が足りない原因は、
書きながら考えている
情報を整理できていない
型がない
ことにあります。
解決するためには、
要素を拾う
メモで組み立てる
1文でまとめる
この流れを徹底することが重要です。
記述は、
👉 「考え方」を変えるだけで一気に安定する分野です。
次回予告
「国語の記述で0点を防ぐ3ステップ」
―― “何を書けばいいか分からない”を解消する方法