英語が伸びる人は“同じ長文を3回読む” ―― 1回で終わらせる人との差がつく学習法
■長文を解いた後、すぐ答え合わせだけしていませんか?
英語の勉強でよく見かけるのが、
「長文を解く」→「答え合わせをする」→「次の問題へ進む」
という学習です。
もちろん問題演習は大切です。
しかし、このやり方だけでは思ったほど英語力は伸びません。
なぜなら、長文を解くこと自体が目的になってしまっているからです。
実際に英語が伸びる生徒は、同じ長文を何度も活用しています。
特におすすめなのが、
「1つの長文を3回読む学習法」
です。
この方法はリーディングだけでなく、リスニングやスピーキングにも効果があります。
■なぜ長文を3回読むのか
英語が苦手な人ほど、
「たくさんの問題を解かなきゃ」
と思いがちです。
しかし英語力は問題数だけでは伸びません。
むしろ、
1つの英文を深く理解する経験
の方が重要です。
スポーツでも同じです。
1回だけ練習して終わる選手よりも、同じ動きを何度も繰り返す選手の方が上達します。
英語も同様です。
同じ長文を繰り返し使うことで、
・単語
・文法
・読解
・発音
・リスニング
を一度に鍛えることができます。
■1回目:内容を理解する
まずは問題を解きながら内容を理解します。
この段階では、
わからない単語を調べる
文法を確認する
日本語訳を読む
ことを優先しましょう。
大切なのは、
「なんとなく分かった」状態を作らないこと
です。
文章の内容を説明できるレベルまで理解することが目標です。
■2回目:音読する
内容が理解できたら音読です。
以前の記事でもお伝えした通り、
音読は英語学習の土台になります。
音読をすると、
・英文の構造が身につく
・読むスピードが上がる
・英語の語順に慣れる
よく使う表現が定着する
という効果があります。
特に重要なのは、
英語を前から理解する力
です。
英語が読めない人の多くは、
英文を読んでいる途中で日本語に並べ替えようとします。
しかし入試の長文では、その作業を毎回していると時間が足りません。
音読を繰り返すことで、
英語を英語の語順のまま理解する力が育っていきます。
■3回目:シャドーイングする
最後に取り入れてほしいのがシャドーイングです。
音声を聞きながら、少し遅れて真似して発音する練習です。
ここで以前のブログともつながります。
リスニングが苦手な人は、
聞く練習だけを増やしがちです。
しかし実際には、
自分が再現できない音は聞き取りにくい
という特徴があります。
人は頭の中にある音のデータを使って言葉を認識しています。
つまり、
知らない単語は聞き取りにくく、
発音を知らない単語はさらに聞き取りにくいのです。
だからこそ、
音読やシャドーイングがリスニング力向上につながります。
■共通テストでも重要になる「処理速度」
近年の共通テストでは、
長文量が非常に多くなっています。
必要なのは難しい文法知識だけではありません。
限られた時間の中で、
素早く内容を理解する力です。
そのためには、
英語を前から読む
英語の語順で理解する
よく出る表現を瞬時に理解する
訓練が必要になります。
長文の反復学習は、この処理速度を高める効果があります。
■おすすめの実践方法
長文1題につき、
1日目
問題を解く
答え合わせ
内容確認
2日目
音読10回
3日目
音読5回
シャドーイング5回
この流れがおすすめです。
1題を徹底的に活用することで、
新しい問題を何題も解くより大きな効果が期待できます。
■英語は「解く教科」ではなく「反復する教科」
英語が伸びる人は、
問題を解いた回数ではなく、
復習した回数
が多い傾向があります。
長文を解いて終わりではなく、
・内容を理解する
・音読する
・シャドーイングする
この3ステップを繰り返すことで、
リーディング・リスニング・スピーキングの土台が同時に鍛えられます。
もし英語の成績が伸び悩んでいるなら、まずは1つの長文を3回読む学習法を実践してみてください。
それでも1〜2か月続けて成果が出ない場合は、学習方法や教材選びに課題があるかもしれません。
英語の勉強法や受験対策でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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