【情報I】平均だけで判断するとダマされる。現役エンジニアが代表値を解説
こんにちは!オンライン家庭教師のこばやしです。普段はフリーランスのITエンジニアとして働きながら、中高生に「情報I」「理系数学」「英語」を教えています。
情報Iの「データの活用」で登場する、平均・中央値・最頻値。この3つの使い分けが分からず、いつも「平均」だけを見て判断してしまう、という方は多いのではないでしょうか。
実は、平均だけで判断すると、ときにまんまとダマされてしまいます。その原因は、データの"形"を見ずに、一つの数字だけに頼ってしまうことにあります。
■ 平均は、"外れ値"に弱い
まず知ってほしいのが、平均の弱点です。平均は、極端に大きい(小さい)値が一つあるだけで、大きく引っ張られてしまいます。
たとえば、ある集団の年収を考えてみましょう。ほとんどの人が普通の年収でも、たった一人、超富裕層が混ざっているだけで、「平均年収」はぐっと高く出てしまいます。その平均は、もはや"みんなの実感"を表していません。これが、平均の落とし穴です。
■ 中央値 = 真ん中の値
そこで役立つのが「中央値」です。中央値とは、データを小さい順に並べたとき、ちょうど真ん中に来る値のことです。
中央値は、極端な外れ値の影響を受けにくいのが特徴です。先ほどの年収の例でも、中央値なら「ちょうど真ん中の人の年収」が分かり、実感に近い値になります。だから、偏りのあるデータでは、平均より中央値のほうが役立つことが多いのです。
■ 最頻値 = いちばん多い値
もう一つ、「最頻値」も覚えておきましょう。最頻値とは、データの中でいちばん多く登場する値のことです。
「いちばんよくある値は何か」を知りたいときに使います。たとえば、お店で「いちばん売れているサイズ」を知りたいときなどに便利です。平均でも中央値でもなく、"最多"を見たい場面がある、というわけです。
■ 現場では、データの形で使い分ける
私たちエンジニアがデータを分析するときも、この3つを場面によって使い分けます。「このデータは偏っていないか?」「実感に近いのはどれか?」と考えながら、最適な代表値を選びます。
大事なのは、一つの数字をうのみにしないこと。同じデータでも、どの代表値を見るかで、まったく違う印象になるのです。
■ 「数字を読む力」は、一生の武器になる
代表値を正しく使い分ける力は、ニュースや広告の数字にダマされないための、大切な"データを読む力"です。「平均○○」という言葉を見たとき、「本当にそれで実態を表しているの?」と立ち止まれるようになる。これは、社会を生き抜く強力な武器です。
私の授業では、平均だけだと誤解してしまう具体例(少数の高額データ)を見せて、「だから中央値が要るんだ」と実感してもらいます。
・「代表値の使い分けが分からない」という方
・「つい平均だけで判断してしまう」という方
・「データを正しく読めるようになりたい」という方
そんな方は、ぜひ一度体験授業にいらしてください。現役エンジニアと一緒に、数字にダマされない読み方を身につけましょう!
【プロフィール】
こばやし|納得感を大切にするフリーランスエンジニア
北海道大卒。約10年間にわたり金融決済システムなどの基幹開発に携わった後、フリーランスのエンジニア・IT講師として独立。企業の新人IT研修のメイン講師も務めるプロが、「仕組みから理解する」論理的な指導を行います。
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