新学年に向けての準備は何をする?
― 4月からのスタートを楽にするために、今できること ―
こんにちは。講師の内海です。
年度末が近づくこの時期、
保護者の方や生徒さんから、こんな相談が増えてきます。
「新学年になるけど、今は何をしておけばいいですか?」
「中学生・高校生になる前に準備しておくことは?」
「受験生になるけど、まだ受験の実感がなくて…」
新しい学年、新しい環境。
楽しみもある一方で、不安も大きくなりやすい時期です。
ですが、これまで20年間、500名以上の生徒を見てきて感じるのは、
4月以降に伸びる子は、3月の使い方が違う
ということです。
◆ 新学年準備で一番大切なこと
まずお伝えしたいのは、
この時期に「先取りで難しい勉強」をする必要はありません。
大切なのは、
学習リズムを整えること
苦手を放置しないこと
新学年の「心構え」を作ること
この3つです。
◆ 新しく「中学生・高校生」になる生徒へ
小学校から中学校、
中学校から高校へ。
この切り替わりでつまずく原因は、実は学力そのものではありません。
◎ 勉強の「量」と「管理」が一気に変わる
宿題が減る(=やらなくても怒られない)
テスト範囲が広くなる
提出物や自己管理が求められる
だからこそ、今のうちにやっておきたいのは、
「毎日机に向かう習慣」を作ること
内容は簡単で構いません。
計算を10分
英単語を5分
理社の一問一答を少し
「短くても、毎日やる」
この感覚が、中学・高校生活を楽にします。
◆ 小6・中3など「受験生になる生徒」へ
いよいよ「受験生」という立場になりますが、
この時期に無理に気合を入れすぎる必要はありません。
ただし、準備だけは始めておくことが大切です。
◎ 今のうちにやっておくと楽になること
① 苦手単元の洗い出し
「何ができないか」を知っておくだけでOK。
完璧に直す必要はありません。
② 勉強時間の“下限”を決める
「最低でも平日○分、休日○分」
このラインを作っておくと、4月以降に崩れにくくなります。
③ 勉強に対する“抵抗感”を減らす
長時間ではなく、
「今日もできた」という感覚を大事にしましょう。
◆ 受験直前で苦しまないための準備とは?
受験直前期に苦しくなる生徒の多くは、
「基礎が抜けている」よりも、
**「勉強のやり方が固まっていない」**ことが原因です。
今のうちに意識してほしいのは、
ノートをきれいに作るより、問題を解く
分からない問題に×をつけて次に進む
完璧主義にならない
これは、これまでのブログでお伝えしてきた
「ちりつも学習」にもつながります。
◆ 保護者の方へ ― 3月の関わり方のポイント
この時期の声かけで意識していただきたいのは、
「もう受験生なんだから」より
「少しずつ準備していこうか」
「ちゃんとやりなさい」より
「今日は何分やる予定?」
急かさず、でも放置しない。
この距離感が、新学年のスタートを安定させます。
◆ 最後に
新学年の準備は、
「勉強を頑張ること」ではありません。
4月からの生活を、少し楽にしてあげること。
そのために、
今のうちからほんの少しだけ、整えておけば十分です。
焦らず、比べず、
その子のペースで新年度を迎えましょう。