受験勉強は地図埋め作業と同じです🌸
効果的な受験勉強って何でしょうか。一日10時間勉強することでしょうか。それとも英単語を完璧に覚えたことでしょうか。難しい数学Ⅲの問題の演習をすることでしょうか。
いずれも、そのとおりだともいえますし、どこか違うとも思えます。
「効果的な受験勉強」を少し別の角度から考えてみると、「自分なりに手ごたえを感じられるかどうか」が大切だと思います。
本番のテストで満点取れることはそうそうないわけですから、自分の志望校の合格平均点に対して、もしくは自分の持てるポテンシャルに対して、それなりの成果を上げている状態。これが勉強の手ごたえだと思います。
もうすこし手ごたえを分解して考えてみましょう。
まずは点数的なイメージです。
たとえば、200点満点の科目のうち、この科目は160点取れればよい、という目標を、志望校の配点を見ながら考えます。
そしてその科目の現状は、120点だが、あと40点を試験本番までにとれそうだ、と思える状態。これが効果的な勉強ができている状態です。
やみくもに勉強してはいけません。あとの40点を本当に取れそうだと思えるように勉強できているという自信。これが大切です。
次に、科目の出題範囲で考えてみます。
数学であれば、単元の演習を丁寧に行い、目次を埋めていきます。自分はゴールまでいま7割程度終わっている、あとの3割を試験本番までに理解できそうだ。
国語であれば、古文漢文の単語や語彙、文法は覚えることができた。そして、実践でもしっかりと応用することができている。まだ文脈を負うことは苦手だ。主語の見分け方や対句の見分け方について意識しながら勉強していけば間に合いそうだ。
英語であれば、英単語4000語のうち、3000語まで覚えられた。あとは毎日丁寧に単語学習をしてゆけばよいし、文法問題もある程度理解できている。スピード感をもって本文を読む訓練をしていけば間に合いそうだ。
大切なのは最後の状態=地図の制覇、未踏領域の穴埋めに対して、今自分がどれほど穴を埋められているかを理解できているかどうかだと思います。
あと何メートル先がゴールなのか理解していない状態で、人は頑張って走ることはできません。
完成の状態をイメージしてみてください。そのイメージに対して、自分はいまどこまでできていて、どこができていないのかを冷静に振り返りましょう。
そうしてはじめて闇雲のなかにあったゴールが見えてくるはずです。
ただし、一つ付け加えておくと、完成の状態は、どうやって理解するのでしょうか。
一度も経験したことがないのに? 一生懸命勉強していてこれ以上勉強しないとだめなのだろうか? この参考書だけで足りるのかな? 間に合うと思ってやっているけれど、間に合わないのだろうか? 不安だ、、、。
こう思うのは当然です。
この答えを知っている人をメンターといいます。
つまり自分が師事する人のことです。
不安になったらそのことを経験した人で、かつ、生徒の皆さんがこの人のいうことは正しいような気がする、というその人に、自分を判断してもらいましょう。
「大丈夫ですよ」「こうした方がもっといいかもしれないね」
そんな言葉がどこかで聞こえてきそうですね。
国語のことでお困りであれば、ぜひお手伝いさせていただければ幸いです。(^^♪