「教員からオンライン講師へ!私が“対話型”授業にこだわる理由」
みなさま、こんにちは。
わたしが現場の教員から離れておよそ二か月がたちます。
この一か月ほどでありがたいことに数名の生徒さんとマナリンク上で授業をさせていただいていますが、学習指導の本質は変わらないなぁと思います。
それはみなさんの「顔」が見えることです。
顔は多くの情報を私に伝えてくれます。
やや腑に落ちていない様子。
学校への若干の疑心暗鬼。
国語の回答への不満。
どうやって学習してよいかわからない焦り。
表現の仕方に困っている自己表現のささやかな機微。
これらの情報がわたしの目に飛び込んできます。
わたしは手を変え品を変え、声掛けをし、授業スタイルを変えていきます。
この方法は理解しづらそうだ。この説明は頭では理解できるけれど、実際にできるかどうか不安なのだな。文章を書くときに自分の癖があることを理解していないようだな。
おっ、この取り組みは自信につながったようだ。次の宿題はこれに変えてみよう。
わたしの授業は一律の方法をとりません。
なぜならここは個別指導で、生徒にあったやり方をいくらでも試せるのですから、こんなにやりがいのある場所はないでしょう。
わたしが今まで出会った生徒は、何人なのだろうと考えてみると、一学年140人だとして、計18年従事していたのですから、2500人いたことになります。
その生徒それぞれはタイプもばらばらで、思考過程もばらばらで、文章の書き方もばらばらです。そのどれもが個性的で、得手不得手も千差万別でした。
その一人ひとりにあった国語の学習を考え、一人ひとりに調査書や志望理由書やらを一緒に考えてきました。
手前みそではありますが、その経験をしてきたおかげで、わたしは生徒の表情や文章を読めば、困り感や特徴を察することができると思います。みなさんが考えているものを、適切に、他者に、興味をもってもらえうように、伝える方法を一緒に探しましょう。
話は変わりまして。
先日総合型選抜であと2週間しかないと焦っている生徒様といちから対策試験を行わせていただきました。結果はまだ出ていないと思いますが、その生徒様の個性を伸ばして、生徒様が表現したいことをお手伝いできたと思っています。その生徒様が持っているものを最大限引き出し、どうすれば自信につながるのか、どのような声掛けや積み重ねがあれば「あ、できるかも」と思えるようになるかを一生懸命考え、一緒に学習しました。ある程度やり切れたようでわたしもうれしく思っています(^^♪
表情から、文章から、頭の中を、すこしのぞかせてもらって、みなさんの学習をお手伝いできる日々がこれからも続けばよいなとささやかに思っております😊