オンライン家庭教師マナリンク

「教員からオンライン講師へ!私が“対話型”授業にこだわる理由」

2025/11/4

みなさま、こんにちは。

わたしが現場の教員から離れておよそ二か月がたちます。

この一か月ほどでありがたいことに数名の生徒さんとマナリンク上で授業をさせていただいていますが、学習指導の本質は変わらないなぁと思います。

それはみなさんの「顔」が見えることです。

顔は多くの情報を私に伝えてくれます。

やや腑に落ちていない様子。

学校への若干の疑心暗鬼。

国語の回答への不満。

どうやって学習してよいかわからない焦り。

表現の仕方に困っている自己表現のささやかな機微。

これらの情報がわたしの目に飛び込んできます。

わたしは手を変え品を変え、声掛けをし、授業スタイルを変えていきます。

この方法は理解しづらそうだ。この説明は頭では理解できるけれど、実際にできるかどうか不安なのだな。文章を書くときに自分の癖があることを理解していないようだな。

おっ、この取り組みは自信につながったようだ。次の宿題はこれに変えてみよう。

わたしの授業は一律の方法をとりません。

なぜならここは個別指導で、生徒にあったやり方をいくらでも試せるのですから、こんなにやりがいのある場所はないでしょう。

わたしが今まで出会った生徒は、何人なのだろうと考えてみると、一学年140人だとして、計18年従事していたのですから、2500人いたことになります。

その生徒それぞれはタイプもばらばらで、思考過程もばらばらで、文章の書き方もばらばらです。そのどれもが個性的で、得手不得手も千差万別でした。

その一人ひとりにあった国語の学習を考え、一人ひとりに調査書や志望理由書やらを一緒に考えてきました。

手前みそではありますが、その経験をしてきたおかげで、わたしは生徒の表情や文章を読めば、困り感や特徴を察することができると思います。みなさんが考えているものを、適切に、他者に、興味をもってもらえうように、伝える方法を一緒に探しましょう。

話は変わりまして。

先日総合型選抜であと2週間しかないと焦っている生徒様といちから対策試験を行わせていただきました。結果はまだ出ていないと思いますが、その生徒様の個性を伸ばして、生徒様が表現したいことをお手伝いできたと思っています。その生徒様が持っているものを最大限引き出し、どうすれば自信につながるのか、どのような声掛けや積み重ねがあれば「あ、できるかも」と思えるようになるかを一生懸命考え、一緒に学習しました。ある程度やり切れたようでわたしもうれしく思っています(^^♪

表情から、文章から、頭の中を、すこしのぞかせてもらって、みなさんの学習をお手伝いできる日々がこれからも続けばよいなとささやかに思っております😊

このブログを書いた先生

この先生の他のブログ

島田の写真

「短歌・和歌に親しむ冬休み 五・七・五・七・七が呼び起こす“言葉のリフレッシュ法”」

2025/11/7
みなさまこんにちは。最近めっきり寒くなってきましたが、みなさんは体調はくずしていませんでしょうか。わたしは北海道に住んでいるのですが、今日は本格的に雪(というかあられ?)がふり、なかなか外に出るのも億劫な気持ちになっています。子供を迎えに行ったり、晩御飯の買い出しをしたりいろいろとやらなければいけな...
続きを読む
島田の写真

【現代文の基礎解法】どの参考書もしっかり来ない、はふつうのことです。

2025/10/25
仕事柄現代文の解法を説明した書籍や、動画などを見るのですが、どうも「言い切るもの」が多くてすこし辟易してしまうなぁと思うことがあります。高校生の時、一番わたしが困ったのが現代文でした。いまでこそ国語について人様に説明できるようになりましたが、学生時代は多くの書籍を読んだり、たくさんの予備校の先生の話...
続きを読む
島田の写真

受験勉強は地図埋め作業と同じです🌸

2025/10/22
効果的な受験勉強って何でしょうか。一日10時間勉強することでしょうか。それとも英単語を完璧に覚えたことでしょうか。難しい数学Ⅲの問題の演習をすることでしょうか。いずれも、そのとおりだともいえますし、どこか違うとも思えます。「効果的な受験勉強」を少し別の角度から考えてみると、「自分なりに手ごたえを感じ...
続きを読む
島田の写真

現代文のキーワード②分節化することは切れ目をいれること🔪

2025/10/20
今回は分節化という単語を勉強してみましょう。「文節」という言葉はきいたことがあるかもしれませんが(僕は/ラーメンを/食べる、といったように意味のまとまりで区切ることを「文節にする」といったりしますよね(^^♪)「分節化」は違う意味なので注意です。分節化とは、要は、世界に切れ目を入れて、言語にくみいれ...
続きを読む