「短歌・和歌に親しむ冬休み 五・七・五・七・七が呼び起こす“言葉のリフレッシュ法”」
みなさまこんにちは。
最近めっきり寒くなってきましたが、みなさんは体調はくずしていませんでしょうか。
わたしは北海道に住んでいるのですが、今日は本格的に雪(というかあられ?)がふり、なかなか外に出るのも億劫な気持ちになっています。
子供を迎えに行ったり、晩御飯の買い出しをしたりいろいろとやらなければいけないのに、なかなか足が向きません(;^_^A
ところで、みなさんは好きな冬の言葉、なるものはあるでしょうか?
好きな単語でもいいし、冬をテーマにした歌の歌詞でもいいと思いますが、冬にはたくさんのよい言葉があると思います。
私は短歌が好きなので、冬の短歌を一つ紹介しますね。
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答えるひとのいるあたたかさ(俵万智さん)
おそらく二人の人物がいて、今日のような寒い日に、何の気なしに、「寒いね」、「そうだね、寒いね」と話している情景です。
たったそれだけのことですが、この短歌には、とてもささいなしあわせが、ストレートに、飾り気もなく描かれています。
寒いからこそあたたかさをより感じられるのだし、一人では感じられないものも二人だと感じられます。その言葉が単なるオウム返しやこだまだとしても、そこにはいいようもないあたたかさがあります。そして、そのあたたかさは、「ひらがな」でなくてはなりません。
上の句から下の句に行くにつれて、漢字からひらがなに転調する様子。そのときに感じる温かさは、熟語で感じられるような温暖なものでも、熱気でもありません。ひらがなで感じる、生まれ落ちたときの「ひとのぬくもり」のようなものですね、きっと(^^♪
話は変わりまして。
受験期は冬という寒い時期に開催されるわけですが、わたしは受験生の時、夜にホットココアをのんだりして、からだをあたためていたことを思い出しました。
自律神経を整えるのにもいいし、受験が近づいてきて、不安になったり心細くなったりするとき、わたしのこころを落ち着かせてくれたのは「あたたかいほっとここあ」でした。
そのときの電子レンジの明かりはどこか優しかったような気もします。
不安になる時こそ、感受性を豊かに、心をあたためて、勉強をしましょう(^^♪