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【高校現代文】冬休みだからこそできる深い読解を~模範解答があっているとは限らない

2025/12/10

みなさまこんにちは、主に高校生の国語を指導している島田です。

今回は、現代文の冬休みの学習のポイントについて書いてみます。

ふだんできないことをじっくりやることができるのが長期休みですので、そのような視点で学習をおすすめしたいと思います。

まずは、こんな話をさせてください。

今年の春、私は大学の入試問題を解いていたのですが、国公立現代文の二次試験では珍しく書き抜きの問題を出している大学がありました。

わたしはそれを解いていて、ちょうどよい字数のものがないなぁと思いながら、しいていうならこれかなと解答をつくりました。

解き終わって、よし、各予備校の模範解答を見てみよう、と思い、有名三大予備校の入試解答速報を見たところ、なんと、、、書き抜きの問題にもかかわらず、予備校すべての解答がそれぞれことなっていたのです。おぉ、書き抜きの問題でこんなことがあるのか、、、と驚いた記憶がありますが、その後、大学側が模範解答をHPにアップしたところ、あるひとつの予備校の解答が正答していました。

つまり、ほかの二つの予備校は回答を間違っていたということです。

これは現代文の勉強をする際の一つのヒントを教えてくれているように思います。

①現代文は多読ではない

 現代文は多読して伸びる科目ではありません。ほかの教科では、多くの問題をこなしたことが功を奏すことがありますが、こと現代文に限ってはそうだとは思いません。もちろん少ないよりは多いに越したことがないかもしれませんが、ほかの教科では明確な回答があります。だから演習の数をこなし、反復練習して定着させるというサイクルが成り立ちます。

 ですが、国語という科目はPDCAサイクルの中で、とくにC(チェック)とA(アクション)の質が重要だと思います。つまり「どうして、これが正解になるのか」をじっくりと考えて、自分の解答の軸を作っていく必要があります。もうすこしいうなら、模範解答につっこみをいれるくらいの気概が欲しいですね。そしてそのチェックをもとに、自分なりの芯を食った解き方でアクションをしていく。このサイクルをしていかなければいけません。ただ解いて、解答をみて〇付けをしている、だけでは伸びないのが現代文という科目だと私は思います。

②予備校だって回答を間違う

 模範解答に突っ込みをいれる。これは重要なことです。なぜなら、各教材会社や予備校の解答が「あっている」とは限らないからです。語弊がないようにいいますが、問題を作っている人が正解を知っているので、教材会社や予備校の作った問題はその回答が正解なのかもしれません。ですが、それが「大学が求めている正解とは限らない」、ということを肝に銘じておきましょう。とくに現代文の「記述」の場合、各教材会社の模範解答はばらばらであることは有名かと思います。赤本と、別の教材の解答例を読み比べてみて、「あれ?ぜんぜんちがくない?」ということはままあります。そのときに、次の観点でぜひ読み比べをしてみてください。

③国語は解説を読み込むことが重要

 その予備校や教材会社が、どんな解説を書いているかを読みましょう。そこには、その問題を作った人、もしくは解いた人がどのような理屈でその回答にしたのかを見ることができます。そして、その解説に「??」と感じるところはないか、チェックしましょう。そこにあなたの現代文の学習が伸びる種があります。なんでこの回答になるのか解説を読んでもわからない。その感覚を得たあなたは、国語の解答はどうやってつくるべきなのかを考え始める扉の前に立っています。そこから、はじめて現代文を攻略するという道が始まります。

④回答の軸を醸成する

 解説を読んで「?」となっても、それが単に意味が分からないではだめです。ふつうなら、この言葉を入れるはずなのに、なぜこの模範解答ではそれをしないのだろう、このような疑問をもてるあなたは現代文が伸びます。じゃあどうやってその疑問を持てるようになるか、それは、説明とは「言い換え」「因果」「対比」だということをあなたが理解しているかどうかにかかっています。この感覚を踏まえたうえで、どうしてこの解答は「対比」を入れないのか、という疑問をもてるなら、あなたの国語の読解力はすぐにでも伸びるでしょう。

⑤回答の軸を学ぶ

 冬休みに勉強すべきことはこれにつきます。つまり、説明するとはどういうことなのか、「言い換え」「因果」「対比」を踏まえて読めるようになるにはどうしたらよいかを、今のうちに、冬休みの今だからこそ、学習すべきです。

まだまだ時間はあります。最後に受験で勝負するために、基礎を丁寧に学んで、じっくり考える冬休みにしてくださいね(^^♪

ご一読いただきありがとうございました。

このブログを書いた先生

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