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あなたの頭の隙間に、「スキーマ」を~【意訳:古文漢文の覚え方は気合ではない】

2026/4/27

新学期が始まり、古文や漢文の依頼をいただくことが増えました。

授業をしていてよく耳にするのが「とにかく覚えることが多すぎて、全然頭に入らない!」という悲鳴です。

一生懸命ノートに書き写し、赤シートで隠して何度も復唱する……。

もちろん努力は素晴らしいことですが、もし「もっとラクに、しかも忘れにくい覚え方」があるとしたら、知ってみたいと思いませんか?

最近、今井むつみさんの『学びとは何か』(岩波文庫)という本を読んでいて、膝を打つ一節がありました。

「達人は、もともとは関係ない情報をうまく関連づけ、ひとつの大きな塊にしてしまい、塊のまま覚える。つまり情報を圧縮して何倍もの量の情報をうまく長期の記憶貯蔵庫に移送できるようにする。」(11頁記載部分要約)

これこそが、古文・漢文などの暗記強化を乗り越えるキーワードだと思います。(そうそう!これがいいたかったんですわたし!となりました(;^_^A)

たとえば、助動詞の「き・けり・つ・ぬ・たり・り」。 一つひとつを一対一対応でバラバラに覚えようとするから、暗記地獄に陥ってしまうんですね(つらいことこのうえなき)。

これを「過去や完了を表す、同じ仲間のグループ」としてひとまとめにしてみる。その上で、「り」だけがちょっと特殊な活用をするという「逸脱」にだけ注目する。

サッカーチームで例えるなら、全員が足でボールを扱う中で、一人だけ手を使えるゴールキーパーを見つけるようなものです。

全体像の中で「ここだけ違う!」というポイントさえ掴めば、無理に暗記しなくても、自然と頭に残るようになります。

漢文も同じです。

疑問形、反語形、詠嘆形……とバラバラに覚える必要はありません。

「疑問の副詞」という土台の上に、少しスパイスを足して「反語」を作り、さらにそこから感情を込めて「詠嘆」へ広げていく。

この「イメージの連続性」を意識するだけで、記憶の「フック」が驚くほどたくさん掛けられるようになります。

私たちの脳は、生まれつきのハードウェア(かっこいい言い方をしてみましたわたしエッヘン)の良し悪しで決まるわけではありません。

大切なのは、情報をどうやって「塊」にして、忘れにくい形に圧縮するかという、いわば「脳の整理術」のようなものだと思います。そしてその「整理術」=「定着のさせ方」=「当たり前化」を心理学的には「スキーマ」といったりもします(話が脱線しそうなのでこの話はこの辺で……)

とはいえ、この「塊の作り方」や「覚え方のコツ」を自分だけで見つけるのは、なかなか難しいものだと思います。

生徒さんが今どこで躓いているのか、どの情報をどう関連付ければすらすらと理解できるのか。

それを診断し、最短距離のルートをお伝えできるのが、私たち対面で教えている講師の役割だと思っています。

丸暗記の苦しみから卒業して、もっとスッキリした気持ちで古文・漢文に向き合ってみませんか?

「覚え方のコツ」を知るだけで、勉強はずっと楽しく、そしてラクになりますよ。

効率的に実力を伸ばしたい方、いつでもお待ちしております!一緒に私と勉強しましょう(^^♪

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