グノーブル クラスが上下する|グノレブが安定しない理由
グノーブルに通っていて、グノレブのたびにクラスが上下する。授業は面白いと言っているのに、テストの点数だけが安定しない。この相談を受けるとき、僕はまず、ご家庭に教材の使い方をうかがいます。原因はほとんどそこにあります。
僕はena・四谷大塚・日能研で最上位クラスを担当してきた中学受験算数の講師で、現在もグノーブル生を指導しています。その立場から、クラスが安定しない構造を説明します。
グノーブルの教材は、消化不良を起こしやすい
先に言っておくと、グノーブルの教材は良問揃いです。思考力を鍛える問題が多く、暗記でごまかせない。だからこそ、扱いを間違えると危険です。
良問は、時間をかけて考えて初めて意味を持ちます。ところが週ごとに新しいテキストが配られ、前の週の問題が消化しきれないまま次に進むと、どの問題も「解説を読んで分かったつもり」で終わります。良問を粗く扱うのが、いちばんもったいない使い方です。
そして厄介なことに、量をこなしている家庭ほど、この状態に気づきません。机に向かった時間は長い。ノートも進んでいる。なのにグノレブの点数だけが動かない。
グノレブでクラスが上下する本当の原因
グノレブは実力テストの性格が強く、範囲が限定的な確認テストとは別物です。つまり、直前に詰め込んだ知識では点が動きにくい。前の週にたまたま得意単元が出れば上がり、苦手が出れば下がる。これがクラスの上下動の正体です。
言い換えると、クラスが安定しない子は「学力が不安定」なのではなく、「安定させるための土台が虫食いになっている」だけです。虫食いを埋めない限り、次のテストもまた運任せになります。
グノレブ対策として、まずやること
やることを増やしてはいけません。減らします。
第一に、教材の仕分けです。テキストの問題のうち、自力で正解できたものに印をつけ、残りのうち解説を読んで5分で理解できないものは、今回は捨てます。今の学力から遠すぎる問題に時間を使うのは効率が悪すぎます。グノーブルのカリキュラムは繰り返し戻ってくるので、捨てた単元を永遠に失うわけではありません。
第二に、計算と基本問題の処理速度です。グノレブの点差は、後半の思考力問題ではなく、前半をどれだけ速く正確に抜けたかで開きます。毎日10問、時間を測って1問1分未満を目指す。ここで浮いた時間が、後半の思考力問題に挑む余裕になります。
第三に、答案の書き方です。グノーブルの出題は考え方を書かせるものが中心なので、図の配置、途中式の残し方、答案の組み立てという基本動作を整えるだけで、部分点が拾えるようになります。これは学力ではなく作法の問題なので、短期間で改善します。
虫食いを埋める順番
苦手単元が複数あるとき、全部を同時に潰そうとしないでください。1つの単元を1週間続けた子は、7つの単元を1日ずつやった子に必ず勝ちます。
優先順位は、直近のグノレブの答案が教えてくれます。落とした問題を「知識の穴」「処理速度」「読み違い」の3つに分類し、最も多い型から手をつける。分類するだけで、次の1週間にやるべきことが決まります。
クラスの上下に一喜一憂するのをやめて、虫食いを1つずつ埋めていく。地味ですが、これがグノレブを安定させる唯一の方法です。
【関連する指導コース】
グノレブの答案分析と教材の仕分けは、マナリンクのプロフィールにある「【グノーブル】グノレブ対策|算数を得点源に変える」というコースで、実際にお子様の答案とテキストを見ながら一緒に組み立てています。無料相談・無料体験もありますので、お気軽にどうぞ。
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