中学受験の国語、選択問題は「4択を2択に絞る」だけで変わる
国語の選択問題を、感覚だけで解いている生徒がいます。パッと見て「これっぽい」を選び、当たれば運がよかった、外れれば「なんとなく違う気がした」で終わる。これでは、実力はいつまでも安定しません。
4択を2択に絞るだけで正答率は倍になる
選択問題には、明確な解き方があります。まず、4つの選択肢のうち、明らかに本文と矛盾しているものを2つ消す。これは、本文をきちんと読んでいれば誰でもできる作業です。残った2つのうち、より本文に近い表現を選ぶ。この二段階に分けるだけで、正答率は大きく変わります。
なぜ効果があるのか。理由は単純な確率の話です。4択からいきなり1つを選ぶ場合、当てずっぽうでの正答率は25%です。しかし、明らかに違う2つを消去できれば、残りは2択になり、当てずっぽうでも正答率は50%に跳ね上がります。しかも、消去の段階で本文の内容を確認しているため、実際の正答率はこれよりさらに高くなります。
「言い過ぎている」選択肢を見抜く
選択肢を消去する際のポイントは、「言い過ぎている」表現に注目することです。「絶対に」「必ず」「すべて」といった断定的な言葉が入っている選択肢は、本文がそこまで断定していない場合が多く、消去の対象になりやすい傾向があります。逆に、本文の言葉に近い、控えめな表現の選択肢は、正解である可能性が高くなります。
真面目な生徒ほど、4つの選択肢を並列に比較しようとして、時間を使いすぎてしまいます。実に良質な養分です。必要なのは、比較する前に、まず消去するという発想の転換です。
もう一つの技術として、選択肢を読む前に、自分なりの答えを頭の中で作っておくという方法もあります。設問を読んだ段階で、本文のどこに根拠があるかを先に見つけておき、それに最も近い選択肢を選ぶ。この順番で解くと、選択肢の巧妙な言い回しに惑わされにくくなります。
選択問題での失点は、記述と違って対策すれば確実に減らせる部分です。感覚で解いている限り、点数は運任せのままです。技術として身につければ、安定した得点源に変えることができます。
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