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「勉強しなさい!」の前に、子どもに聞いてほしいこと

2026/9/23

「勉強しなさい!」

中学生のお子さんがいるご家庭では、一度は口にしたことがある言葉ではないでしょうか。

何度言ってもなかなか机に向かわない。

「もうテスト前なのに……」

「このままで大丈夫なのかな……」

そんな不安から、つい「勉強しなさい」と言ってしまうこともあると思います。

もちろん、勉強すること自体は大切です。

ただ、実際に中学生を指導していると、「勉強したくない」のではなく、「何を勉強すればいいのか分からない」ために動けないというケースがあります。

そこで今回は、「勉強しなさい」と言う前に、一度お子さんに聞いてみてほしいことを紹介します。

🔎 ①「今日は何を勉強する予定?」

まず聞いてみてほしいのが、

「今日は何を勉強する予定?」

という質問です。

「勉強しなさい」と言われても、

「……何を?」

となってしまう子は少なくありません。

数学なのか、英語なのか。

学校のワークなのか、テスト直しなのか。

やることが具体的になっていなければ、勉強を始めること自体が難しい場合があります。

例えば、

「数学を勉強しなさい」

ではなく、

「今日は数学のワークを10ページやろう」

と具体的にする。

さらに、

「この前間違えた問題をもう一度解いてみよう」

まで決まっていれば、より取り組みやすくなります。

「勉強する」ではなく、「何をするか」まで具体的にすること。

これだけでも、勉強への取りかかり方は変わってきます。

🔎 ②「どこが分からない?」

次に聞いてほしいのが、

「今、一番分からないところってどこ?」

です。

「数学が苦手」

と答えたとしても、それだけではまだ具体的ではありません。

例えば、

  • 計算が分からない

  • 文章題が苦手

  • 公式を覚えていない

  • 問題文の意味が分からない

  • そもそもどこから復習すればいいか分からない

など、原因はさまざまです。

だからこそ、

「何が苦手なの?」ではなく、「どこが分からない?」

と聞いてみる。

そして、

「じゃあ今日はそこを10分だけやってみよう」

と、小さく区切ってあげる。

「数学を全部やる」よりも、

「今日はこの問題を解けるようにする」

のほうが、子どもにとっては取り組みやすくなります。

🔎 ③「間違えた問題は、そのあとどうしてる?」

ここも、ぜひ確認してほしいポイントです。

ワークを解いて、丸つけをして、

「間違えた!」

で終わっていないでしょうか。

もちろん、丸つけをすることは大切です。

でも、本当に大切なのはその後です。

「なんで間違えたんだろう?」

と考えてみる。

計算ミスだったのか。

公式を忘れていたのか。

問題文を読み間違えたのか。

そもそも解き方が分からなかったのか。

間違い方が分かれば、次にやるべきことも見えてきます。

「間違えた=ダメ」ではなく、「間違えたところから何をするか」が大切です。

🔎 ④「次は何をやればいいと思う?」

そして、もう一つ聞いてみてほしいのが、

「じゃあ、次は何をやればいいと思う?」

です。

最初から正解できなくても構いません。

「英単語かな」

「さっき間違えた数学かな」

「明日の宿題かな」

それだけでも十分です。

大切なのは、自分で次の学習を考える経験を作ること。

最初は保護者の方と一緒に考えてもいいと思います。

「じゃあ、今日はこれにしようか」

と一緒に決めるところから始めて、

少しずつ、

「今日はこれをやります」

と自分で決められるようになっていく。

その積み重ねが、学習習慣につながっていきます。

🌱 「勉強しない子」ではなく、「勉強の進め方が分からない子」かもしれません

もちろん、すべてのお子さんに当てはまるわけではありません。

ただ、私がこれまで中学生を指導してきた中では、

「課題を出されれば取り組める。でも、自分で何を・どれくらい・どうやって勉強するかを決めるのは難しい」

というお子さんは少なくありません。

この場合、

「もっと勉強しなさい!」

と言うだけでは、なかなか解決につながりません。

必要なのは、

① 何をするか決める

② 実際にやってみる

③ 間違いを確認する

④ 次にやることを決める

という「勉強の型」を少しずつ作っていくことです。

📚 「勉強しなさい!」から「今日は何をやろう?」へ

学習習慣は、いきなり一人で完成するものではありません。

最初は誰かと一緒に考えながらでも、

「今日はこれをやろう」

「ここができなかった」

「じゃあ、次はこれをやろう」

という経験を積み重ねていく。

その先に、

「今日は何を勉強すればいい?」ではなく、「今日はこれをやろう!」と自分で動ける状態

があるのだと思います。

「勉強しなさい!」と言う前に、

「今日は何を勉強する?」

と聞いてみる。

そんな小さな声かけから始めてみるのも、一つの方法です😊

👨‍🏫 私の授業でも大切にしていること

私の授業では、問題の解き方を教えるだけでなく、

「今、何を勉強するべきか」
「どうやって勉強するか」
「間違えたらどうするか」
「次に何をするか」

まで、一緒に整理することを大切にしています。

「勉強しなさいと言っても、なかなか勉強しない」

「何から勉強すればいいのか、本人も分かっていない」

そんな場合には、まず現在の学習状況を一緒に整理するところから始めていきます。

勉強を「させる」のではなく、少しずつ「自分で進められる」状態へ。

一人ひとりの状況に合わせて、無理なく学習の進め方を作っていきます。

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