「勉強しなさい!」の前に、子どもに聞いてほしいこと
「勉強しなさい!」
中学生のお子さんがいるご家庭では、一度は口にしたことがある言葉ではないでしょうか。
何度言ってもなかなか机に向かわない。
「もうテスト前なのに……」
「このままで大丈夫なのかな……」
そんな不安から、つい「勉強しなさい」と言ってしまうこともあると思います。
もちろん、勉強すること自体は大切です。
ただ、実際に中学生を指導していると、「勉強したくない」のではなく、「何を勉強すればいいのか分からない」ために動けないというケースがあります。
そこで今回は、「勉強しなさい」と言う前に、一度お子さんに聞いてみてほしいことを紹介します。
🔎 ①「今日は何を勉強する予定?」
まず聞いてみてほしいのが、
「今日は何を勉強する予定?」
という質問です。
「勉強しなさい」と言われても、
「……何を?」
となってしまう子は少なくありません。
数学なのか、英語なのか。
学校のワークなのか、テスト直しなのか。
やることが具体的になっていなければ、勉強を始めること自体が難しい場合があります。
例えば、
「数学を勉強しなさい」
ではなく、
「今日は数学のワークを10ページやろう」
と具体的にする。
さらに、
「この前間違えた問題をもう一度解いてみよう」
まで決まっていれば、より取り組みやすくなります。
「勉強する」ではなく、「何をするか」まで具体的にすること。
これだけでも、勉強への取りかかり方は変わってきます。
🔎 ②「どこが分からない?」
次に聞いてほしいのが、
「今、一番分からないところってどこ?」
です。
「数学が苦手」
と答えたとしても、それだけではまだ具体的ではありません。
例えば、
計算が分からない
文章題が苦手
公式を覚えていない
問題文の意味が分からない
そもそもどこから復習すればいいか分からない
など、原因はさまざまです。
だからこそ、
「何が苦手なの?」ではなく、「どこが分からない?」
と聞いてみる。
そして、
「じゃあ今日はそこを10分だけやってみよう」
と、小さく区切ってあげる。
「数学を全部やる」よりも、
「今日はこの問題を解けるようにする」
のほうが、子どもにとっては取り組みやすくなります。
🔎 ③「間違えた問題は、そのあとどうしてる?」
ここも、ぜひ確認してほしいポイントです。
ワークを解いて、丸つけをして、
「間違えた!」
で終わっていないでしょうか。
もちろん、丸つけをすることは大切です。
でも、本当に大切なのはその後です。
「なんで間違えたんだろう?」
と考えてみる。
計算ミスだったのか。
公式を忘れていたのか。
問題文を読み間違えたのか。
そもそも解き方が分からなかったのか。
間違い方が分かれば、次にやるべきことも見えてきます。
「間違えた=ダメ」ではなく、「間違えたところから何をするか」が大切です。
🔎 ④「次は何をやればいいと思う?」
そして、もう一つ聞いてみてほしいのが、
「じゃあ、次は何をやればいいと思う?」
です。
最初から正解できなくても構いません。
「英単語かな」
「さっき間違えた数学かな」
「明日の宿題かな」
それだけでも十分です。
大切なのは、自分で次の学習を考える経験を作ること。
最初は保護者の方と一緒に考えてもいいと思います。
「じゃあ、今日はこれにしようか」
と一緒に決めるところから始めて、
少しずつ、
「今日はこれをやります」
と自分で決められるようになっていく。
その積み重ねが、学習習慣につながっていきます。
🌱 「勉強しない子」ではなく、「勉強の進め方が分からない子」かもしれません
もちろん、すべてのお子さんに当てはまるわけではありません。
ただ、私がこれまで中学生を指導してきた中では、
「課題を出されれば取り組める。でも、自分で何を・どれくらい・どうやって勉強するかを決めるのは難しい」
というお子さんは少なくありません。
この場合、
「もっと勉強しなさい!」
と言うだけでは、なかなか解決につながりません。
必要なのは、
① 何をするか決める
↓
② 実際にやってみる
↓
③ 間違いを確認する
↓
④ 次にやることを決める
という「勉強の型」を少しずつ作っていくことです。
📚 「勉強しなさい!」から「今日は何をやろう?」へ
学習習慣は、いきなり一人で完成するものではありません。
最初は誰かと一緒に考えながらでも、
「今日はこれをやろう」
↓
「ここができなかった」
↓
「じゃあ、次はこれをやろう」
という経験を積み重ねていく。
その先に、
「今日は何を勉強すればいい?」ではなく、「今日はこれをやろう!」と自分で動ける状態
があるのだと思います。
「勉強しなさい!」と言う前に、
「今日は何を勉強する?」
と聞いてみる。
そんな小さな声かけから始めてみるのも、一つの方法です😊
👨🏫 私の授業でも大切にしていること
私の授業では、問題の解き方を教えるだけでなく、
「今、何を勉強するべきか」
「どうやって勉強するか」
「間違えたらどうするか」
「次に何をするか」
まで、一緒に整理することを大切にしています。
「勉強しなさいと言っても、なかなか勉強しない」
「何から勉強すればいいのか、本人も分かっていない」
そんな場合には、まず現在の学習状況を一緒に整理するところから始めていきます。
勉強を「させる」のではなく、少しずつ「自分で進められる」状態へ。
一人ひとりの状況に合わせて、無理なく学習の進め方を作っていきます。
この先生のおすすめコース
- 勉強しているのに、定期テストになると点数につながらない方
- テスト前になると「何から勉強すればいいか分からない」となってしまう方
- 間違えた問題を解き直しても、似た問題になるとまた間違えてしまう方
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定期テスト対策におすすめの指導コース
- 大学で統計学を受講しているが難解でわからない方
- 卒業論文などで統計学を使う必要があるがどうしていいかわからない方
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- 中学英文法を短期間で復習しておきたい高校1~2年生の皆さん
- 定期テストや模試で特に英文法を得点源にしたい高校1~3年生の皆さん
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