高校の授業が遅れている? 9月に気づいたときの対処法
1. 気づいたときの不安
進学校とはいえ、学校の都合か担当の先生の都合かわかりませんが、進度が極端に遅いことがあります。それでも高2の終わりまでは「さすがに受験に間に合わないことはないだろう」と信じてついていくのですが、高3の2学期に入った今でもまだ全範囲が終わっていないと、焦りが出てくるでしょう。
物理を例にとれば、
高3の夏が終わったのにまだ電磁気が半分も終わっていない、
これで共テまでに全範囲を終えて入試対策ができるのだろうか?
なんていうことがありえます。
実はこれは珍しいことではありません。大事なのは“いま気づいた”このタイミングで行動を起こせば十分間に合う ということです。
2. なぜ進度遅れが起きるのか
- 担当の先生の異動・体調不良
- 学校全体の進度計画の変更
- 一人ひとりの理解を優先して丁寧に進めている
など理由はさまざまですがこれは生徒のせいではありません。なのであなた自身は責任を感じる必要は全くありません。
3. 進度遅れのリスク
しかし、そのまま何もしないでいると次のようなリスクがあります。
- 入試範囲を終える前に受験期に突入してしまう
- 演習の時間が不足して、知識が「解ける力」につながらない
- 共通テストや二次試験で、範囲外の問題が出る可能性
だからこそ、自分で対策を始めることが不可欠です。
4. 今からできる解決策
(1) 自学で穴を埋める
とにかく自力で教科書を読み進めましょう。大事なのは計画的に進めることです。
- 教科書や参考書を自力で読み進める
- 映像授業やスタサプなどのオンライン教材を活用する
- 「残りの単元をいつまでに終わらせるか」を逆算してスケジュールを立てる
ただしこれだけだと、重要な点とそうでない点の区別がつきにくく、勉強の効率はあまりよくありません。そこで次のような助けを借りましょう。
(2) 個別指導・家庭教師を活用する
個別指導や家庭教師のサポートを受けるのが有効です。各章の重要な点が分からないとか、そもそも教科書が何を言っているのかがわからないなどの場合、個別の指導者は最短ルートを示してくれる存在になります。
(3) 学校の授業とのすみ分け
「学校の授業を待っていたら間に合わない」と割り切りましょう。授業は復習・確認の場と位置づけ、自分の勉強を主軸にすることが大切です。
5. 学習計画の例(物理の場合)
たとえば高3の夏休み終了の時点で、学校はまだ電磁気が始まったばかり。コンデンサーの回路にもまだ入っていないようなケースを考えてみましょう。
- 9月:コンデンサーを含む直流回路を進める
- 10月:電流と磁場、電磁誘導、交流回路を進める
- 10月下旬から11月中旬:原子物理を進める
- 11月〜12月:良問などの演習問題を一気に進める、ところどころに共テの過去問を入れる
- 1月:共テの過去問チェックと最終確認
- 共テ以降:良問の演習を続ける
志望校や得意不得意によって調整は必要ですが、「まず最後までやり切る」→「演習で定着」→「過去問で仕上げ」の流れは共通です。
6. 気持ちの持ち方
遅れていることに気づくと焦りますが、実はこれが大きなチャンスです。
このピンチを自力で乗り越えることができれば、授業に依存せず自分で学ぶ力が身につくことでしょう。
進度の遅れは今は不利に見えても、主体的に勉強を始めるきっかけになります。
7. まとめ:今すぐ動き出そう
進度が遅れているのに気づいたら、悩んで立ち止まるよりも、まず一歩行動してみましょう。
- 教科書を先に読み進める
- 問題集を1問だけ解いてみる
- 信頼できる指導者に相談する
その一歩が、受験本番までの流れを大きく変えます。
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