男子校の御三家ってなに?各校の大学進学実績は?
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学校長からの推薦や受験生自身の自己推薦により、一般入試とは別の入学試験を受ける制度が推薦入試です。
推薦入試を導入している中学校はあまり多くはありませんが、もし、第一志望校が推薦入試を取り入れているのであれば、受験機会が増えるチャンスです!
推薦入試のシステムや一般入試との違い、対策方法などについて紹介しましょう。
中学受験での「推薦入試」では、第一志望の中学校に合格した場合には入学を確約するという条件のもと、有利な基準で選考を受ける入試が多くなっています。
「第一志望入試」「専願入試」などといった呼び方もありますが、内容は同様です。
また、大学受験での総合型選抜(旧AO入試)と同じように、中学受験でもスポーツや芸術分野などで目立った成績をおさめた受験生に対する推薦制度もあります。
東京都では推薦入試を導入している中学校はあまりありませんが、千葉県の私立中学校では、東邦大学付属東邦中学校、国府台女子学院中等部、昭和学院中学校、聖徳大学附属女子中学校など、実に20校近くが推薦入試を実施しています。
関東圏では他にも茨城県の茗渓学園、常総学院、栃木県の國學院大學栃木中学校、群馬県の桐生大学附属中学校などで推薦入試があります。
その他、関西圏では大阪府や京都府、兵庫県などで合計50校近くの私立中学校が推薦入試を導入しているほか、全国の中学校でも推薦入学が導入されています。
とはいえ、高校や大学の推薦入試と比べるとまだまだ少なく、中学受験のメインは一般入試だといえます。
推薦入試で合格をすれば一般受験よりも早く中学受験が終わり、ほっと安心できるのは大きなメリットです。
もし、不合格となっても一般受験でも挑戦できるので、第一志望校が推薦入試を行っているならば、お子さんの選択肢や受験機会を増やす意味で推薦入試を活用するとよいでしょう。
推薦入試では、お子さんがその学校への適性や学ぶ意欲を持っていることを示す「推薦書」あるいは「自己推薦書」が必要になります。
「推薦書」は小学校長が「人物、学力において入学が適格と認められる」児童であると推薦するものです。
「自己推薦書」で選抜するケースでは、「志願者が書くこと」と指定されている場合や、保護者が書いてもかまわない場合もあります。
その学校で学びたいという意欲や、入ってからどんなことをしたいのかなどを自分の言葉でまとめることが重要ですので、お子さん自身が精一杯書いた方がより熱意を伝えられるものになるかもしれません。
推薦入試は、一般入試よりも早い時期に実施されることが多くなっています。
たとえば、東邦大学附属東邦中学校や志学館中等部の推薦入試は12月1日、國學院大學栃木中学校の第1回の選考日は11月28日など、一般入試よりも1~2ヵ月早くなります。
合格発表は試験当日、または翌日というケースもあり、合格すれば入学までの期間をゆったりと過ごせるのが大きな魅力です。
推薦入試のタイプは、中学校によってさまざまです。
学力試験や作文を課し、自己推薦書等の応募書類と総合して判断する推薦入試です。
学校によって、試験科目や科目数に違いがあります。
学力試験に加えて、受験者本人のみ、あるいは保護者同伴の面接を実施するケースもあります。
スポーツや芸術分野で活躍する人材を獲得するために、ユニークな入試を行っている中学校も全国にあるので、特技を持つお子さんならこのタイプの推薦入試に挑戦してみるのもオススメです。
たとえば、神奈川県の桐光学園には、T&M入試(タレント&モチベーション)と呼ばれる試験区分があり、受験生は5分間の面接で自分が出場した野球の試合について話す、剣道やバレエを披露するなどの自己アピールを行います。
また、京都府のノートルダム女学院中学校には2タイプの推薦入試があります。
そのひとつは「さくら推薦入試」と呼ばれ、資格や検定、コンクールや大会などの成績や実績を評価する自己推薦入試です。
もうひとつの「オーケストラクラブ推薦入試」は、入学後オーケストラクラブに入部し活動する意思のある受験生が対象で、音楽指導者の推薦や発表会、コンクール出場の証明などが必要になります。
小学校からの推薦は成績基準を設けているところがほとんどです。
学習へ真摯に取り組み、低学年からよい成績を残しておくことが重要になります。
英検や漢検などを持っていることが推薦入試の出願資格となっている学校もあります。
推薦入試に限らず、これらの資格は一般入試でも「総合得点への加点」や「判定優遇」などになるケースもありますので、資格を取っておくと中学受験に有利になるでしょう。
なぜその中学校に入りたいのか、入学後にどんなことに取り組みたいか、自分の長所は何かなどを、自分の言葉で伝えられるよう、しっかり練習をして臨むことが大切です。
楽器の演奏やスポーツの実技などを披露する機会があれば、堂々とやりましょう。
面接と同様に、自分の熱意をアピールできるのが自己推薦書です。自分の言葉で、その中学校に対する想いを書きましょう。
保護者だけでなく、塾の先生や家庭教師などに内容を確認してもらうとよいでしょう。
学科試験が課せられる推薦入試では、一般入試に比べて解きやすい問題が出題されることが多いですが、それでも十分に対策して受験しましょう。
残念ながら推薦入試は一般入試よりも倍率が高いことがほとんどで、受験したからといって必ず合格できるとは限りません。
もし、不合格となった場合には気持ちを切り替え、次の一般入試に臨む必要があります。
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中学校側の視点でいえば、推薦入試で獲得したいのは「この学校で学びたいという強い意欲を持っているお子さん」あるいは「この学校で華々しく活躍してほしいお子さん」ということになります。
推薦入試で入学してきたお子さんは、学習やその他の活動へのモチベーションが高い傾向があり、充実した中学生活を楽しんでいます。
第一志望校が推薦入試を導入していれば、チャレンジしてみるとよいでしょう。