中学受験の基礎固めは何をすればいい?基礎固めのポイントや応用問題を解き始める時期を解説

中学受験の基礎固めは何をすればいい?基礎固めのポイントや応用問題を解き始める時期を解説

勉強において、基礎をしっかりと固めることは何よりも重要です。
特に、受験勉強ではそれが顕著にあらわれます。
それは中学受験の場合も例外ではありません。
受験勉強は時間との勝負の面もあるのでどうしても基礎が疎かになってしまいがちな部分もあるのですが、基礎をしっかりと固めることを怠ってしまうと、そこから先の部分を進めても結局詰まってしまい基礎に立ち返ることになってしまい結果としては効率が悪くなってしまいます。
なので基礎固めにしっかりと時間を費やすことが結局一番の合格への近道なわけですね。

今回はそんな中学受験においての『基礎固め』について各科目毎に実際にはどの様なポイントを抑えながらやっていけば良いのかを詳しく解説していこうと思います。



基礎固めができたかどうかの判断って実はかなり難しいんですよね…
どのタイミングで応用問題や過去問に移行するかの見極めはとても大切です。
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基礎固めの重要性


基礎を固めるのが重要だという話は勉強に限らずよく聞きますよね。
もちろん、勉強でも非常に大切な事です。
目指す志望校のレベルによって、基礎だけですべての問題に対応できるというわけではありませんが、基礎を完璧に固めてしっかりと理解を深めれば9割の問題は対応できます。
これは中学受験に留まらず高校受験、大学受験にも通ずる話です。
今回はその中でも特に中学受験についてこの記事ではい話ししていけたらなと考えています。

今回は中学受験の4教科である国語・算数・理科・社会のなかでも特にウェイトの大きい国語と算数に重点を置いてお話していければと思います。
特に算数は基礎を固めることが本当に重要なのでぜひ参考にしていただければと思います!

なぜ国語と算数が重要なの?


ではなぜ国語と算数に重点を置くべきなのでしょうか?
これはもうおわかりの方も多いかと思いますが、単純にこの2教科の本番の試験での配点が高いからですね。

もう1点あげるとするなら、中学受験レベルの理科・社会は言ってしまえば暗記科目です。
高度な計算や思考力が必要な大学受験の化学や物理、とてつもない範囲を論理的に整理しなければならない日本史や世界史とは全くの別物です。
なので国語や算数と比べると優先度が下がるというわけです。

一方、当然のことですが、国語と算数は中学受験レベルと言って侮ることはできません。
基礎がしっかりと固まっていないと全く受験レベルの問題に太刀打ちできません。

なので国語と算数を重点的に行うことをおすすめします。

基礎固めって具体的にはどんなこと?


ここまでで中学受験における基礎固めの重要性、そして特に国語と算数に注力したほうが良いということをご理解いただけたかと思います。
ですが一言で基礎固めと言っても具体的にはどのようなことを基礎と分類して、どのようなポイントを抑えて勉強を進めれば良いのでしょうか?
ここからはそんな疑問をひとつずつ解き明かしていこうと思います。

国語における基礎固め


国語における基礎固めとはどんなことを指すのでしょうか?
主に国語では下記のポイントを抑えることが出来るように学習を進めていきましょう。

  • 漢字(読み書き)
  • 漢字(同音異義語や対義語・類義語)
  • ことわざ・熟語
  • 語彙力
  • 言葉の意味
  • 多くの文章に触れる


国語の基礎固めとしては主に上記のようなものがあげられます。
国語の場合はまずは「知識」系のものをしっかり仕上げることが重要です。
漢字の読み書きや語彙力などがそれにあたります。

あとは低学年のうちから文章にたくさん触れて置くことも非常に重要です。
文章に慣れるということは一朝一夕でどうにかなるものではありません。
特に受験を意識した文章にこだわる必要はないので、ある程度のボリュームがある文章に慣れておきましょう。

算数における基礎固め


では次に、算数における基礎固めは具体的にどのようなものなのかを確認していきたいと思います。
算数の場合は以下のようなポイントを意識して抑えていきましょう。

  • 数字に慣れる
  • 計算力
  • 基本的解法を徹底的に頭に叩き込む
  • 基本的解法を使うロジックを落とし込む


なんだか急に算数の話になったら話がややこしくなってきた…
今そう思った方は多いのではないのでしょうか。
そんな方も安心してください、しっかり今から解説していきます!

イメージ通りと言う方も多いのではないかなと思うのですが、算数は基礎固めが最も大切な教科です。
なので算数の基礎固めについてはしっかり目にひとつずつ見ていこうかなと思います。

まずは数字に慣れるということですね。
これはそのままです、やはり算数に苦手意識を持っている生徒さんというのは一定数いて、その生徒さんたちは数字自体に苦手意識を持っているという方が多いかと思います。
なので、低学年の頃から数字に触れて数字になれるということが重要です。

2つ目は計算力です。
解法がわかって立式することができても、実際に計算することができなければ解答を導き出すことはできません。
また、計算に過度に時間がかかってしまったり、計算ミスが多いのも計算力が足りていない事が原因です。

3つ目は基本的解法を頭にいれることです。
基本的解法というのはこの問題に対しては子の解き方だというパターンのことです。
このパターンの引き出しをなるべく沢山頭に入れましょう。

4つ目は3つ目と繋がっているのですが、問題を解く際に3つ目で入れた基本的な解法のパターンの中から適切なものを選択できるようにすることです。
解法のパターンが頭に入っていてもそれを適切なタイミングで使用することができなければ宝の持ち腐れになってしまいますからね。

この4つをしっかりと軸に基礎を固めることができれば、ほとんどの問題に太刀打ち出来るようになるはずです。

具体的な基礎を固める勉強法


どのようなポイントを抑えて基礎固めをすればいいかをここまででご紹介してきましたが、では実際にはどのような勉強法で学習をすすめれば効率的に基礎を固めることが出来るのでしょうか?
ここからは国語と算数で基礎を固めるためにはどのような勉強法がおすすめかをお話していきたいと思います。

国語の場合


国語については漢字・ことわざ・語彙などについては基本的には暗記になるのでしっかりと反復練習を繰り返しましょう。
短期間で頭に詰め込むのではなく、何度も繰り返して毎日コツコツと積み重ねていくことが大切です。
いろいろなテキストに手を出すのではなく1つのものを完璧に仕上げて、その後は知らなかった知識に出会った際には自身で一冊ノートを準備しておいて、それをまとめて自分だけのわからない所をまとめたものを作成する方法がオススメです。

読解の面については、とにかく多くの文に触れるしかありません。
1つのジャンルばかり(例えば物語のみなど)を読むのではなく、いろいろなジャンルのものをまんべんなく読むことが大切です。

算数の場合


次は算数の場合についてご紹介していこうと思います。
数字に慣れることについては、ポイントの1つとしてあげたものの、実際には計算力を高める練習をしていれば勝手に付随して身につくものです。
計算力を高めるにはとにかく計算問題を多くこなすしかありません。
そろばんなどを習うのも計算力を養うのにはとてもおすすめの方法の1つです。

基本的解法を頭にストックするためには網羅系の算数のテキストを使用して、その一冊を何周もするのが効果的です。
あくまで問題に対して適切な解法を選択できるための選択肢を増やす段階なので、テキストに掲載してある問題を解く際も、あまり難易度の高い問題である必要はありません。
文章問題などの際も短めのもの、いわゆる一行問題などで充分です。

基本的解法が充分に頭に入ったと感じたら今度はその基本的解法を適切に選択するための練習が必要です。
これは問題集などでとにかく多くの問題を解くことで養うことができます。
ですが、この段階でもまだそこまで難しい応用問題のようなものを解く必要はありません。
とにかくたくさんの問題に取り組んで、適切な解法を即座に選択出来るようにしましょう。

いつまでに基礎を固めて応用や実践問題に入ればいい?


ではここまで基礎固めの重要性や、実際に抑えるべきポイント、その勉強法についてご紹介してきましたが、1にも2にも基礎が重要ということを踏まえても、やはり過去問や応用問題などもこなしていかなければなりません。
では基礎固めにいつまで時間を割くべきなのか、いつから応用や実践問題に着手するべきなのでしょうか?

応用や実践問題、過去問演習は小6の夏明け、9月頃から始めるのがベストなタイミングと言えます。
ですが、極論を言えば基礎を完璧に仕上げることができたと思ったタイミングで始めればいいかと思います。
夏前に基礎がしっかり定着しているなら、早いに越したことはないので次のステップにすすめばいいでしょう。
一番良くないのは基礎が仕上がっていないのに焦って次のステップにすすんでしまうことです。
基礎が仕上がっていない状態で過去問などに臨んでも、思うような結果は得られず、自信をなくしてしまうかも知れません。
それに過去問については、初見で解くことが出来る回数に限りがあります。
中途半端な仕上がりでその1回を使ってしまうのは非常にもったいないです。

なので、必ず基礎をしっかりと、焦らずに固めることを念頭に置きましょう。


でも実際、基礎固めがしっかりできたと言い切れるタイミングってなかなか難しいですよね。
どのタイミングで次のレベルにステップアップすればいいのかを悩んでいる方も多いことかと思います。
今回はそんな方たちに向けて『【基礎➡応用】見極めチェックリスト』を作成致しました。
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最後に…


いかがでしたでしょうか。
今回は中学受験における『基礎固め』についていろいろとお話してきました。
何事においても基礎はとても大切です。
受験は時間との勝負でもあり、まわりのライバルたちの学習進度が気になってしまってついつい焦りがちになってしまうこともあるかもしれませんが、土台をしっかりと固めないことにはその上に何かを積み上げようとしてもいずれ崩れてしまうものです。
ぜひこの記事をココまで読んでくださった皆さんには基礎に時間をしっかりとかけて勉強をすすめて合格を掴んでいただければと思います!