中学受験における親の面接の重要性とは?
受験する中学校によっては学科試験、本人のみの面接だけでなく親子面接が行われる場合もあります。
もちろん親子面接が行われる場合でも、中学受験で一番重要視されているのは学科試験の結果です。
中学受験では小学校や幼稚園のお受験と違って、親御様本人のみに対して行われる面接はほとんど実施されません。
親御様に対しての面接は行われないケースが多いですし、行われたとしても親子面接があるのみと思っておけばよいでしょう。
しかし、少しでも合格可能性を高めるために親子面接の対策も万全の状態にしておきたいですよね。
この記事では親子面接や親御さんの面接が実施される学校を受けられる予定の方に向けて、聞かれることや主な留意点などを紹介していきたいと思います。
親の面接で聞かれること5つ
本記事では親子面接でよく聞かれる質問を5つ紹介します。
中学受験の親子面接でよく聞かれる質問は以下の5つです。
- 中学受験をしようと思った理由は何ですか?
- 本校を受験しようと決めたのは誰ですか?
- 子供にどんな人に将来なってほしいですか?
- 通学までの経路・所要時間を教えてください
- 親子でどんな会話をしていますか?
それぞれ面接官がどんな部分に注目しているかを紹介していきますね。
中学受験をしようと思った理由は何ですか?
親子で中学受験の熱意や考えにずれがないか、もしくは夫婦(父と母)の間で共通の考えや価値観を持っているかを確認しています。
- 母親だけ中学受験に対してやる気があり、父親が中学受験に興味を持っていない
- どうして公立中学校ではだめなのか言えない
- 子供との意見に食い違いがある
上記の受け答えだとマイナス評価をされてしまうのでご注意ください。
本校を受験しようと決めたのは誰ですか?
家族間の力関係や普段のコミュニケーションを面接官は確認しています。
- 母親もしくは父親が常に意見を通す家庭ではないか
- 子供の意見は尊重されているか
上記の部分に注意して回答を用意しておきましょう。
受験校を決めた最初のきっかけ自体は親子どちらでも問題ありません。
子供が自分で決めた場合は子供の主体性をアピールしましょう。
そして親が最初に受験校を決めた場合は家族仲の良さや普段からコミュニケーションを密に取っている点をアピールしましょう。
子供にどんな人に将来なってほしいですか?
子供の将来像を通じて、中学校の校風や教育方針に合うか面接官はチェックしています。
それと合わせて子供を自分の思い通りにしすぎていないか、普段から子供をコントロールしすぎていないかも面接官に確認されていると考えておきましょう。
「〇〇君には将来こうなってほしい」
「毎日、〇〇のために~~をしてあげている」
などといった表現には注意が必要です。
面接の受け答えに不安があるならば、客観的に親子の関係を見極められる人に回答例を聞いてもらったおきましょう。
通学までの経路・所要時間を教えてください
当たり前ですが、具体的に子供の通学経路や所要時間を答えられるようにしてください。
- 自宅から最寄り駅〇〇駅まで徒歩〇分
- 〇〇線に〇分乗って貴校最寄り駅の〇〇駅に到着
- 〇〇駅から貴校まで徒歩〇分
このように経路と所要時間を順序立てて説明できるようにしておきましょう。
子供のことを気にかけているか、公共機関を使っての通学に不安を感じていないのか面接官は確認しています。
親子でどんな会話をしています?
気取りすぎる必要はないので、普段のコミュニケーションの様子を面接官に伝えてください。
普段からどれだけコミュニケーションを取れているか、親子で他愛もない会話や子供の興味関心のある分野についての会話ができているか確認しています。
- 子供の興味のある分野
- 学校での様子や保護者の仕事に関する会話
- 子供が最近好きな遊びや本
最も身近な家族相手に子供がコミュニケーションを取れていて関係性を築けているか面接官は確かめています。
親子での面接はあるのか?
受験する中学校によっては親子で受ける面接が用意されている場合があります。
親子面接とはいっても、簡易的なもので10分程度の面接が行われるケースが多いです。
親子面接でよく聞かれる質問は決まっているので事前にしっかりとした対策をたてておきましょう。
とはいえ、中学受験で最も重視されるのは4科目の学力試験の結果です。
親子面接や子供本人の面接対策ばかりに気を取られてしまい、学科試験対策を疎かにしないようにしましょう。
親子面接や中学受験対策に不安があるならば、学習塾の担任に相談したり家庭教師に相談してみるのもおすすめです。
面接対策は何をしたらいい?
中学受験の親子面接はきちんとした対策を立てておけば乗り切れます。
親子面接で質問されやすい内容は決まっているので、よくある質問に対して回答をしっかり用意しておくのが重要です。
回答を文章で用意して覚えるだけではなく、実際に面接をシミュレーションしてみて口頭で答えてみる練習もしておきましょう。
文章ではスムーズに表現できても、口頭だとつっかえてしまう場合や喋ってみたら回答が長すぎたもしくは短すぎたなんてケースもあり得ます。
親子面接当日はお子様も慣れない受験本番で疲れてしまっていたり、緊張してしまったりする場合があるかもしれません。
失敗や緊張しても大丈夫、と安心できるように何度か繰り返して親子面接を練習しておきましょう。
学習塾の担任や塾長、家庭教師の先生などに協力してもらって実際に模擬面接形式の練習を体験しておくのもおすすめです。
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まとめ
中学受験では、親子面接が行われる場合もあります。
受験する中学校で毎年、親子面接を行っている場合にはあらかじめ面接対策が必要になってきます。
親子面接の時間は10分程度と比較的短い場合が多いです。
親子面接でよく聞かれる質問も決まっているので、事前によく聞かれる質問に対しては回答例を用意して答えられるようにしておきましょう。
しかし、もちろんのことですが推薦入試だからといって中学受験の合否が親子面接の結果だけで決まるわけではありません。
親子面接や生徒さん本人の面接の結果ももちろん重要ですがそれ以上に学力試験の結果が大切です。
まずは学力試験の結果をしっかりと出せるように、しっかりと中学受験対策をしておきましょう。