塾のマンツーマン指導とは?
本記事ではマンツーマン指導のシステムから料金相場、マンツーマン指導のメリット・デメリットまで詳しくご紹介していこうと思います。
まず、塾の種類は主に集団指導塾と個別指導塾の2種類があります。
集団指導塾は学校の授業のように教師1人に対して生徒が10数人いる状態で授業を進めていきます。
それに対して個別指導塾は教師1人に対して生徒が1~4人程度で授業を行います。
そして個別指導塾の中でも教師と生徒が1対1で授業を行う形式をマンツーマン指導と言います。
集団指導塾、個別指導塾、マンツーマン指導にはそれぞれメリットやデメリットがあります。
中でもマンツーマン指導は1人の教師が1人の生徒に対して授業を行うので、理解度を常に確認しながらきめ細やかな指導ができるのが特徴です。
次の項目でもっと詳しくマンツーマン指導のメリットやデメリットを確認していきましょう。
マンツーマンによる指導のメリット・デメリット
マンツーマン指導のメリットとデメリットを確認していきましょう。
マンツーマン指導のメリット
マンツーマン指導のメリットは以下の3つです。
- 授業時間中、ずっと教師の指導を受けられる
- 疑問や不明点があればすぐに質問できる
- 生徒の要望や成績に合った授業をしてもらえる
1人の教師に対して2人から5人程度の生徒数で行われる個別指導塾の場合、単純に計算して授業時間内で直接教師から指導してもらえる時間は授業時間÷生徒数となってしまいます。
それに対してマンツーマン指導の場合は、授業時間中はずっと先生からの指導を受けられます。
また疑問点や不明な部分があれば、すぐに質問できます。
集団指導や個別指導だと他の生徒を気にしてしまい、質問ができない子にも向いています。
そしてマンツーマン指導なら、生徒の要望や成績に合った授業をしてもらえるので前の学年からさかのぼって学習を進めたい子や難関校を狙うハイレベルな授業を求める子にもぴったりです。
マンツーマン指導のデメリット
ですがそんなマンツーマン指導にはもちろん、メリットだけでなくデメリットもあります。
マンツーマン指導の主なデメリットとしては以下の通りです。
- 授業料が高くなってしまう
- 先生と相性が合わないと授業自体が辛くなる
それぞれ詳しく確認していきましょう。
まず1つ目として上あげるとしたらやはり料金面になるでしょう。
塾でマンツーマン指導を受ける場合は、集団指導塾や個別指導塾よりも授業料が高くなってしまいます。
一人の先生が複数人を見ているのに対して一人の先生が一人の生徒につきっきりで指導をするため料金が高額になってしまうのは当然ともいえます。
具体的な料金相場の話をするとマンツーマン指導塾場合、個別指導塾よりも授業料が毎月1.5倍以上高くなってしまうケースが多いです。
2つ目の点として生徒さんと先生との相性といった点もデメリットになりうる可能性があります。
当然、マンツーマン指導では教師と生徒が1対1で授業を行います。
普通の一対多数の場合と違い、生徒さんと教師との距離感が近くなり一対多数の場合にはそこまで考慮する必要のない相性の面も気にかける事が大切です。
マンツーマン指導で授業を受けたい場合には、事前に無料体験などを活用して自分に合う先生を見つけることでこのような事態に陥る可能性を低くする事が可能です。
マンツーマンでの指導がおすすめな生徒さん
これまで紹介したマンツーマン指導のメリットとデメリットを踏まえて、マンツーマン指導がおすすめな人の特徴やケースを紹介します。
塾のマンツーマン指導がおすすめできる人の特徴は以下の通り。
- 苦手科目を一から丁寧に学習したい方
- 難関校合格を目指すなど自分の目的がはっきりとしている場合
- 内気な性格で教師に質問するときに緊張してしまうタイプ
- 教師がしっかり気にかけておかないと授業に集中できないタイプ
それぞれひとつずつ確認していきましょう。
・苦手科目を一から丁寧に学習したい方
集団塾などの場合には授業の進行スピードを一人一人の生徒さんの学習スピードを考慮して調整するというのが難しく一度ついていけなくなってしまうと再び追いつくのがかなり大変にんなってしまいます。
そのため当然、もともとの苦手科目を基礎の基礎から丁寧に学習したいとなったときに遅れを取り戻すのが困難になってしまいますが、マンツーマン指導の場合は教師は生徒さん一人につくため、丁寧に苦手なところをわかるまで教えてくれます。
・難関校合格を目指すなど自分の目的がはっきりとしている場合
ハイレベルな授業を受けたい方や、難易度の高い問題の解説を時間をかけてしてほしいなどの生徒さんたちにもマンツーマン指導はおすすめの指導スタイルです。
・内気な性格で教師に質問するときに緊張してしまうタイプ
他の生徒さんのいる集団塾では恥ずかしさなどが先行してしまい、自分の抱えている疑問点などをうまくいえず、その結果授業に置いかれてしまうということも充分にありえますが、マンツーマン指導の場合には一対一の空間での指導形態のため「わからない」や「できなかった」ということに対する恥ずかしさを感じる事無くスムーズに学習をすすめることができます。
・教師がしっかり気にかけておかないと授業に集中できないタイプ
他の生徒さんがいる集団塾では気が散ってしまい勉強に集中できないという子も一定数います、そのような生徒さんに関しても教師と一対一で落ち着いて集中できる環境で学ぶことが出来るマンツーマン指導はおすすめです。
マンツーマン指導に関するQ&A
マンツーマン指導に関するよくある質問をまとめました。
Q1.途中から集団塾に切り替えることもできる?
マンツーマン指導で学習した後に集団塾に切り替えることも可能です。
例えばマンツーマン指導で苦手科目を克服し、集団塾の授業についていけるようになったタイミングで集団塾へ切り替えると授業料を節約できます。
他にも難関校合格のために、集団塾の授業とマンツーマン指導を併用する形も可能です。
難関校を目指しているけれど、集団塾の難関校コースについていくのが難しい場合など、マンツーマン指導で集団塾の授業のフォローをしてもらうのをオススメします。
Q2.料金は集団と比べてどう?
塾でマンツーマン指導を受けると集団指導塾や個別指導塾と比較して授業料が高くなってしまいます。
マンツーマン指導をする場合、生徒1人に対して教師が1人つくことになり、それだけ人件費がかかるからです。
塾の授業料は科目数や学年によって大きく異なりますが、例をあげて確認してみましょう。
中学生向けの学習塾の場合、集団塾の授業料は3科目で約20,000円から25,000円です。
それに対して個別指導塾の授業料は週1回1科目の授業で月謝が約10,000円から18,000円です。3科目受講すると約30,000円から54,000円かかります。
塾でマンツーマン指導を受けた場合は個別指導塾の更に1.5倍程度の授業料がかかります。
Q3.個別指導や家庭教師とは何が違うの?
マンツーマン指導と個別指導では1人の教師あたりの生徒数が異なります。
マンツーマン指導では教師:生徒が1:1で授業を行うのに対し、個別指導では1対2~5名程度で授業を行うのが一般的です。
家庭教師は基本的に1対1形式で授業が行われるので、マンツーマン指導と似ています。
家庭教師とマンツーマン指導の塾との違いは自宅で勉強を教えてもらうのか、塾に生徒が行って勉強するのかの違いのみです。
塾にてマンツーマン指導を受ける場合は家庭教師に勉強を教えてもらうときよりも授業料が高くなってしまいがちです。
ここまで記事を読んでいただきマンツーマン指導に興味を持っていただいた方がいたかもしれません。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
マンツーマン指導のメリットやデメリット、具体的な料金相場についてやマンツーマン指導をおすすめする生徒さんの特徴についても紹介させていただきました。
集団塾などの一対多数なのか一対一のマンツーマン指導を採用するのか生徒さんの特徴に合わせた指導方法を選択することでより効果的に学習をすすめることができます。
無料の体験授業などを実施している場合も多いので、一度そういったサービスを利用してみて検討してみてもいいのではないのでしょうか?