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夏休みの“集中力ダウン”を救う!勉強がはかどる“ごほうび”導入法—やる気・楽しみを両立できる工夫

2025/8/15

こんにちは!小中学生に英語を教えている家庭教師の安芸です。

不登校の生徒さんも数多く受け持ってきました。


ルーティンが乱れやすい長期休みは、子どもたちの集中力ややる気がガクッと落ちているのを感じていませんか?


でもご安心を!今回は、そんな「長期休みのやる気ダウン」を救う、とっておきのアイデアをご紹介します。キーワードは 「小さなごほうび」。うまく活用すれば、モチベーションも集中力もグンとアップ。


しかも やりすぎ・依存にならない バランスの取り方も伝授しますので、ぜひ最後までお読みください!


🌻 夏休みはなぜ集中力が落ちるの?

① 暑さによる体力・脳の消耗

●高温多湿の環境では、体温調整にエネルギーが使われてしまい、集中する余力が減ります

●熱中症を避けるためのエアコン使用も、逆に体をだるく感じさせることも


② 生活リズムの乱れ

●起床・就寝時間がバラバラになりがち

●昼夜逆転すると、脳のパフォーマンスが著しく低下します

●決まった時間に活動する「体内時計」が崩れ、注意力も低下


③ 学校という「学習の場」の消失

●学校では、チャイムや時間割で自然と集中のリズムが作られているが、家だとメリハリがつけづらく、だらだらモードに


④外的刺激・誘惑が多い

●テレビ・ゲーム・スマホ・友達との予定など、気が散る要素が多い

●「今やらなくてもいい」という空気に流されやすい


⑤ 目標の喪失

●明確なテストや宿題の提出期限が遠いと、緊張感が薄れる


これらの影響で、子どもたちは「何となくダルい」「やる気が出ない」状態に。勉強が手につかないのも、ある意味自然なことなんです。


🎁「小さなごほうび」がやる気ない日の救世主!

ごほうびには、「気分を切り替える力」 と 「達成感を強化する力」 があります。

ここでは、家庭で今すぐ実践できる“手軽で健全な”ごほうびアイデアをご紹介します。


① 時間で区切ってごほうび

だらだら勉強しても実はあまり効率的ではありません。学校の授業が45分や50分で区切られているのにもちゃんと理由があるんです。宿題をする際やおうち授業をされる不登校のお子さんは【学校の授業と同じ時間】で区切って集中的に勉強しましょう。


用意するのは「タイマー」。ピピピっとなったら【決めた時間だけ】休憩し、集中➡休憩➡集中➡休憩をくり返します。(緊張と緩和の繰り返しで集中力が続きます)

例:

45分集中 → 15分間だけYouTubeを視聴できる

50分勉強 → 10分だけベッドに横になってナップタイム(昼寝時間)

それを二ターンくり返せたら、好きなお菓子でティーブレイクなど


ポイント: 時間と内容を事前に決めておくこと!


② 「やったことリスト」で視覚的に達成感UP

チェックシートやシール表を作って、達成したらスタンプやシールをペタッ!厚紙に10~30コマの枠を書けばスタンプシートの出来上がり!ご褒美はご家族と相談して決めるのが良いでしょう。


ごほうび例:

●10個貯まったら「家族でゲームナイト」

●20個で「ちょっといいおやつ」

●30個で「●●に連れて行ってもらう」

頑張りを可視化し、お子さん自身が“ごほうびを貯めていく”喜びを味わえるのがコツです。


③いつもと違う場所での勉強で気分転換も!

非日常が集中力を高めてくれる時もあります。図書館、カフェ、学校の自習室など集中できる場所を見つけてみましょう。外にでなくてもリビングや和室など、いつもと違う部屋でやるだけで気分も変わります。


⚠️ やりすぎNG!「ごほうび依存」を防ぐコツ


ごほうびはあくまで“スパイス”です。以下のように、バランスを意識しましょう。

●勉強より先に与えない(→「頑張ったからこそ」感が大事)

●“達成”をちゃんと褒めること”が最大のごほうびになるように

●ごほうびがなくても「やってよかった」と思えるように導く


「ごほうびなしでも頑張れる子」を目指すために、最終的には“内発的動機”を育てることが目標です。はじめの数日、数週間は「ルーティン化」を目指すために小さいごほうびを楽しみに頑張りましょう。数週間たったら、こう考えます(もしくは保護者がこう導きます)


『ここまでやってきて●分速くプリントできるようになったね』

『ここまでやってきて●問正解が増えたね』

『ここまでやってきて宿題を忘れないようになったね』

『ここまでやってきて点数が●点増えたね』


頑張ってきた【益】【成果】に目を向けさせることで、(ご褒美がなくても) 頑張ってやればこういういうことがある、と実感させることができます。


💡まとめ:だらける長期休暇こそ「楽しく乗り切る」工夫を!


長期休暇は、子どもも大人もだらけやすくやすくなりますよね。だからこそ、ご家庭での小さな工夫がとても大切。


「小さなごほうび」を味方に、

・やる気が続く

・楽しみながら学べる

・自分の頑張りと前との違いに気づける

そんな理想的な“長期休暇の学習習慣”を、ぜひ今日からスタートしてみてください🌈


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