勉強やる気ゼロの子も動き出す!“あと1問”の魔法― シンプルで強力な声かけ ―

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2025/9/10

小中学生を主に教えています、安芸(あき)です。

小学生、特に低学年になればなるほど、その日の気分に左右されやすく、

集中力の浮き沈みが激しくなります。


やる気がないときは投げやりになってしまったり、ブスッとした表情になったり…。

こういう時、気分を盛り上げつつ、集中力を取り戻す必要があります。

集中力が散漫で、眠そうにしているのに、授業を無理やり続行しても効果がありません。



“あと1問”が持つ不思議な力

勉強をしている子どもに「もうちょっと頑張ろう」と言っても、

集中力が切れていると逆効果になることがあります。

でも「じゃあ、あと1問だけやってみよう」と言うと、不思議とやる気が戻ることがあります。具体的な数字をいうのがポイントです!


これは心理学でいう「達成感の小分け」の効果。

ゴールを小さく区切ることで、脳が「これならできそう」と感じ、行動に移しやすくなります。


実際の声かけ例

「眠くなってきたよね。でもあと1問だけ、ここやってみようか」

「次の1問で、今日のミッション完了だよ」

「この1問できたらおやつタイムにしよう」


オンライン家庭教師の場合、おやつを差し上げることもできませんし、

あと一問で終わろう!と授業をやめることも基本的にはできません。


でも「あと一問終わったら、このプリントで気分転換しようか!」と

色を塗ったりゲーム性のあるプリントへの移行を提案します。


それを目標に目の前にある「勉強系のプリント」を頑張るお子さんも多いです。


“あと1問”をうまく使うポイント

①本当に1問でやめてOKにする

→ 約束を守ることで信頼感が生まれます。


②簡単めの問題を選ぶ

→ 成功体験を積ませるのが目的。最後の問題が難問だと、時間もかかり、解けない場合嫌な気分で勉強を終えることになります。「できた!」と気持ちよく終わってもらえる問題を選びます。


③「できた!」を一緒に喜ぶ

→ 脳が達成感とポジティブ感情を結びつける。


小さな“最後のひと押し”が習慣化の第一歩に

“あと1問”は、勉強のハードルを一気に下げる魔法の合言葉。

やる気が切れた時こそ、ゴールを小さくすることで再び動き出せます。


私も授業でよく使うテクニックです!ぜひ家庭で試してみてくださいね。


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