英語

ミリーの英語レッスン!現在形と現在進行形ってどう違うの?

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2025/8/11

はじめに


英語学習で多くの人がつまずくポイントのひとつが「現在形」と「現在進行形」の使い分けです。

日本語だと「〜している」と表す場面が多く、英語にしたときに混乱してしまうことがあります。


今回は、海外からの留学生ミリーと、同じクラスのマイが、学食でランチを食べながらこのテーマを語ります。


会話の中で、日本語と英語の時制の感覚の違いを自然に理解していきましょう。



会話本編


(学食のテーブル。マイが日替わりランチを前に、英語のノートを開いている)



マイ

「ねぇミリー、現在形って“今やってること”だよね?」


ミリー

「うーん…not exactly(そうでもないのよ)。現在形は“今やってること”じゃなくて、もっと広い意味があるの。」


マイ

「えっ?だって『I play tennis.』って“私はテニスをしている”でしょ?」


ミリー

「そう訳しちゃうと誤解しやすいの。『I play tennis.』は“私はテニスをします”っていう習慣や事実を表すの。もし“今まさにテニスをしている”なら、『I am playing tennis.』って言うのよ。」


マイ

「あー、なるほど。現在形=今やってる、じゃないんだ…」


解説① 現在形の主な使い方


◎ 習慣やルーティン

 例:“I go to school every day.”(私は毎日学校に行きます)

◎ 一般的事実

 例:“The sun rises in the east.”(太陽は東から昇ります)

◎ 状態の描写(変化しない事実)

 例:“I like music.”(私は音楽が好きです)


マイ

「そっか…現在形って“普段どうしてるか”とか“いつもそう”っていう時に使うんだね。」


ミリー

「Exactly!(その通り!)じゃあ次に現在進行形を見てみよう。」


解説② 現在進行形の主な使い方


◎ 今この瞬間に行っている動作

 例:“I am studying now.”(私は今勉強しています)

◎ 一時的な行動や状況

 例:“I am staying with my friend this week.”(今週は友達の家に泊まっています)

◎ 変化している事柄

 例:“The weather is getting warmer.”(天気は暖かくなってきています)


マイ

「じゃあ例えば、“私はカフェで勉強しています”っていう時は?」


ミリー

「“今”カフェで勉強中なら、『I am studying at a cafe.』ね。もし“いつもカフェで勉強してる”って習慣を言いたいなら、『I study at a cafe.』になるの。」


マイ

「同じ“勉強してる”でも、習慣か今だけかで全然違うんだ…」


ミリー

「そう!日本語だと同じ表現でも、英語では文法で区別する必要があるの。」


現在形と現在進行形の比較例


◎ 現在形:“I play the piano.”(私はピアノを弾きます → 習慣)

◎ 現在進行形:“I am playing the piano.”(私はピアノを弾いています → 今この瞬間)


◎ 現在形:“She works in Tokyo.”(彼女は東京で働いています → 職業として)

◎ 現在進行形:“She is working in Tokyo this month.”(彼女は今月東京で働いています → 一時的)


マイ

「じゃあ英語を話す時は、“それって普段のこと?今だけのこと?”って自分に質問すればいいんだね。」


ミリー

「Exactly! それを意識するだけで、時制のミスはぐっと減るわ。」


マイ

「よし、今から意識して話してみる!…えっと、“I am eating lunch with Millie now!”」


ミリー

「Perfect! それこそ現在進行形の使い方!」



(ふたりは笑いながらランチを続ける)


まとめ


◎ 現在形は習慣・事実・変化しない状態を表す

◎ 現在進行形は今この瞬間・一時的な状況・変化を表す

◎ 日本語の「〜している」だけに頼らず、“それは普段?今だけ?”と考えて使い分ける

◎ 意識して会話に取り入れると、時制感覚が自然に身につく


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