総合型・学校推薦型対策

第3回:推薦入試の具体的な対策

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2025/9/18


◎推薦入試で求められる力とは?


推薦入試は「定期テストでの点数」や「内申点」だけでなく、 人物評価や総合的な力 が大きなウェイトを占めます。

そのため、学習面の努力に加えて、日常の態度や課外活動までが評価対象になります。


実際に見られるポイントは大きく以下の3つです:

◎ 学力(定期テスト・通知表)

◎ 学校生活態度(提出物・授業態度・先生からの信頼)

◎ 人物面(部活動・委員会活動・地域活動・リーダー性)


つまり「学力+生活態度+人物面の三本柱」をバランスよく整えることが重要です。


◎内申点アップのための具体的アプローチ 📘


推薦入試では通知表の点数が大きな比重を占めるため、 定期テストと授業態度の改善 が必須です。


◎ 提出物の徹底

内申に直結する一番の近道。提出物を期限通り・丁寧に出すだけで「+1評価」になるケースも多いです。


◎ 授業中の姿勢

先生は普段の授業態度をしっかり見ています。「板書を写す」「うなずく」「質問に答える」などの小さな積み重ねが信頼につながります。


◎ 定期テスト対策のコツ

推薦対策としては“平均点+10〜15点”を目標に設定。苦手科目を底上げすることで「バランスの取れた成績」として評価されやすくなります。


◎作文・面接対策の重要性 ✍️


推薦入試では 作文や面接 がほぼ必須となります。

ここで「自分の強みをどう言語化するか」が勝負の分かれ目です。


作文対策の基本:

◎ 自分の経験を「課題 → 行動 → 成果」の流れでまとめる

◎ 難しい言葉よりも、具体的で誠実な表現を使う

◎ 過去の体験を未来の目標にどうつなげるかを意識


面接対策の基本:

◎ 「なぜその高校か」「入学後に何をしたいか」を明確に

◎ 笑顔・声の大きさ・姿勢といった非言語的な部分も重視

◎ 質問の答えは丸暗記ではなく、自分の言葉で話せる練習を


◎部活動や課外活動をどう活かすか 🏀🎶


推薦入試では「学力」だけでなく「どんな姿勢で学校生活に取り組んだか」も重要です。

特に部活動や課外活動は、自分をアピールする材料として大きな武器になります。


◎ 部活動 → レギュラーでなくても「継続力」「協調性」をアピールできる

◎ 委員会活動 → 責任感やリーダーシップを示す良い題材

◎ 地域活動・ボランティア → 社会性や積極性を評価されやすい


大事なのは「ただやった」ではなく、そこから 何を学び、どう成長したのか を言語化することです。


◎家庭でできるサポート 🤝


推薦対策は子供だけでなく、家庭の協力も大切です。


◎ 子供のノートや提出物を「やった?まだ?」と管理するのではなく、一緒に確認して声をかける

◎ 作文の下書きを一度読んであげて「ここはあなたらしいね」と具体的にフィードバックする

◎ 面接練習では「先生役」をやるよりも、「聞いてあげる姿勢」で関わる


家庭が“監督”になるのではなく“応援団”として支えることが成功の鍵になります。


◎実際の成功エピソード 📚


ある生徒さんは中3の夏に推薦入試を視野に入れました。

学力は平均的でしたが、部活動を3年間継続し、委員会活動でも責任ある役割を果たしていました。


そこで取り組んだのは:

◎ 定期テストで点数を安定させるため、苦手科目を徹底的に底上げ

◎ 提出物を「期限厳守・丁寧に」出すように改善

◎ 部活動や委員会での経験を作文・面接で具体的に言語化


結果的に「学力+活動実績+誠実な態度」の三拍子が揃い、推薦で志望校に合格しました。

この生徒さんは「入試本番よりも、日常の積み重ねを評価してもらえたことが嬉しかった」と話していました。


◎失敗のパターンも知っておこう ⚠️



一方で、推薦入試は「誰でも短期間で挽回できる魔法」ではありません。

特にありがちな失敗例は:

◎ 提出物を軽視し、テストの点数だけで乗り切ろうとした

◎ 作文や面接を“丸暗記”で臨み、本番で固まってしまった

◎ 部活動や学校生活のエピソードが具体性に欠け、印象に残らなかった


推薦入試は「総合力の勝負」なので、一部だけを取り繕っても不十分です。


◎まとめ 🌟



👉 推薦入試対策は「学力+生活態度+人物面」の三本柱

👉 部活動や課外活動は“どう成長したか”を語れるようにする

👉 家庭は監督ではなく応援団としてサポート

👉 成功例と失敗例を知って、具体的にどこを強化すべきかを明確にする


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