秋に志望校が動くとき、何を見て決めるか
9月から11月にかけて、模試の回数が増えます。そして、この時期に志望校が動きます。
下げることもあれば、上げることもあります。どちらも普通のことです。ただ、そのとき何を見て決めているかは、一度確かめたほうがいいと思っています。
多いのは、判定だけで決めてしまうことです。
判定は、今のままいったらどうなるかの予想です。予想としては役に立ちます。ただ、そこには次に何をすればいいかが書いてありません。D判定を見て、では何をするか。答案のどこにも載っていません。
見るのは、大問ごとにどこで何点落としたかです。
たとえば50点だったとして、中身は毎回違います。計算で落としているのか、後半が時間切れで手つかずなのか、記述を空欄のまま出しているのか。同じ50点でも、次にやることは全部違います。
そしてもうひとつ、模試は1回では判断できません。
2回分を並べると、はっきり2つに分かれます。前は落としていたのに今回は取れている場所と、何回やっても同じところで落としている場所です。
前者は、放っておいて構いません。直っています。
後者だけが、残りの時間を使うところです。秋の時点でまだ同じ場所を落としているなら、そこは自然には直りません。冬に入ってからでは、間に合わないこともあります。
これが分かると、志望校の話が具体的になります。
あと何点必要で、その何点はどこから取るのか。その場所は、今の自分がこれから伸ばせるところなのか。残っている月数で届くのか。
そこまで出したうえで、志望校を変えるか、変えずにいくかを決めます。
変える判断が悪いわけではありません。実際、変えたほうがいい場合もあります。ただ、判定だけを見て下げると、あと何ができていれば届いたのかが分からないまま終わります。本人にとって、納得のいかない下げ方になります。
数字が出ていれば、下げるにしても、そのままいくにしても、本人が自分で決められます。秋にいちばん差が出るのは、ここだと思っています。
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