返ってきたテスト、点数を見る前にやること
テストが返ってくると、まず点数を見ます。当然です。私も見ます。
ただ、点数からは次にやることが決まりません。48点だったとして、では何をすればいいのか。そこは点数のどこにも書いてありません。
書いてあるのは、×のところです。
ご家庭でできることをひとつ挙げるとすれば、返ってきた答案を広げて、×がついた問題を1問ずつ指して「これ、なんで解けなかった?」と聞くことです。点数の話は、いったん置いておきます。
たぶん、最初に返ってくる答えは「わからなかったから」です。
これはお子さんが悪いわけではありません。いちばん困っているのは本人です。解けなかった理由を聞かれているのに、その理由が自分でも分からない。ここで会話が終わります。
そこから先は、一緒に分けていきます。
そもそも習っていなかったのか。習ったけれど、テストのときには出てこなかったのか。出てきたけれど、使い方が分からなかったのか。使ったけれど、途中で間違えたのか。
同じ×でも、この4つは全部ちがいます。やることも、かける時間も変わります。
いちばん大事なのは、何もしなくていいものを見つけることです。単なる度忘れなら、そのままで構いません。計算の書き間違いも、直し方は1回で済みます。ここに時間を使う必要はありません。
逆に、そもそも知らなかったのなら、手前に戻ります。戻る場所は問題によって違いますが、そこを確かめずに「もう一回やり直そう」とすると、全部をやり直すことになります。時間がいくらあっても足りません。
ここまでは、ご家庭でもできます。答案があれば、その日のうちにできます。
ひとつだけ、家では分けにくいものがあります。「習ったけれど、テストには持っていけなかった」です。
本人に聞いても、「習ったっけ」で終わります。覚えていないので、そもそも習ったかどうかが確かめられません。すると、知らなかったのか、知っていたのに出てこなかったのかが決まりません。この2つは、戻る場所がまったく違います。
私の場合は、授業で扱ったことを1件ずつ書き残しています。ですので、答案と照らし合わせれば、そこが授業で扱った項目なのかどうかがすぐ分かります。扱っていたのに落としているなら、覚え方の問題です。扱っていないなら、これから入れる話です。
点数は結果です。次につながるのは、×の中身のほうです。
※ 返ってきた答案をこうして読むところから始めるのが「定期テスト対策」のコースです。
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