テスト範囲のプリントをただ「こなす」だけの勉強は今日で終わりにしよう。圧倒的基礎力を作る引き算学習
定期テストの2週間前。学校から配られた膨大なテスト範囲のプリントやワークを前に、「とにかくこれを全部終わらせなきゃ!」と机に向かっている中学生の皆さん。
「よし、今日のノルマの5ページ終わった!」「プリント3枚こなしたから、今日の勉強は完璧!」
もしあなたが、問題集の空白を埋めることだけで達成感を感じているなら、少し耳の痛い話をしなければなりません。 その「とりあえずこなすだけ」の勉強を続けている限り、あなたの数学の点数は必ずどこかで頭打ちになります。
今回は、定期テスト対策において多くの生徒が陥る「作業」の罠と、そこから抜け出し圧倒的な基礎力を作るための「引き算学習」についてお話しします。
1. 「こなす」勉強は、脳に汗をかかない「作業」である
テスト範囲のプリントやワークを「終わらせること」が目的になっているとき、あなたの脳内では何が起きているでしょうか。
「早くこのページを終わらせたい」という焦りから、問題文をじっくり読まず、目についた数字を適当な公式に当てはめる。少し考えて分からなければ、すぐに解答を見て赤ペンで答えを写し、「はい、次!」と進めていく。
これは「勉強」ではありません。ただの「作業(タスク処理)」です。 作業をしている間、あなたの脳は「なぜその公式を使うのか」「問題文のどの条件が決め手になったのか」という本質的な思考を一切放棄しています。ただ、目の前のチェックリストを機械的に埋めているだけなのです。
この「作業」を何十ページこなしたところで、身につくのは「なんとなくのパターンの暗記」だけです。テスト本番で、少し数字や言い回しを変えられた瞬間に「どのパターンだっけ?」とパニックになり、完全に手が止まってしまいます。
2. 圧倒的基礎力を作る「引き算学習」の勇気
この悪循環から抜け出すためには、ガムシャラに量をこなそうとする姿勢を捨て、思い切って「勉強量を減らす(引き算する)」決断が必要です。
プリントを10枚こなすのをやめ、今日は「たった3問」の重要な基本問題だけに絞ってください。 その代わり、その3問に対して圧倒的な深さで向き合います。
答えを出して終わりにするのではなく、ペンを置き、壁に向かって(あるいは架空の生徒に向かって)、「なぜこの式を立てたのか」「この問題のポイントはどこなのか」を、自分の言葉で実況中継(セルフ授業)してください。
「えーっと、とりあえず掛け算してみた」と言葉に詰まるようなら、それはあなたが理解せず暗記でごまかしている証拠です。自分の口で論理を組み立て、スラスラと説明できるようになるまで、その1問から絶対に逃げないでください。
3. 量への執着を捨てた者にだけ、本物の力が宿る
「テスト範囲が終わらないかもしれないのに、問題を減らすなんて不安だ」と思うかもしれません。
しかし、理解の伴わない作業を100問こなすより、構造を完全に理解し、言葉で説明できる3問を積み上げる方が、テスト本番での得点力は遥かに高くなります。なぜなら、数学の「構造」を一度言葉で理解してしまえば、残りの問題は「あ、これってあの問題と同じ仕組みだ」と一瞬で見抜けるようになるからです。
テスト対策に必要なのは、プリントを埋めるスピードではありません。 あえて立ち止まり、自分の言葉で論理を組み立てる「引き算の学習」です。この定期テスト前は、ぜひ「こなす作業」を卒業し、自分の頭で思考する本物の数学力へとシフトさせていきましょう。
講座案内
オンライン家庭教師マナリンクにて、数学・算数指導を行っている木村です。
私の指導では、「とりあえずプリントを終わらせる」「テストに出るパターンの解き方だけを教え込む」といった、生徒をお客様扱いするような授業は一切行いません。 「なぜその式になるのか?」を生徒自身が自分の言葉で論理を組み立てる(セルフ授業する)まで、徹底的に対話を通して深掘りします。
事前に私のプロフィールや講座の指導方針を最後まで熟読いただき、 「作業の数学から絶対に脱却したい」 「木村の指導のもとで、本質的な思考力を身につけたい」 という強い意志と覚悟が固まっている方のみ、お問い合わせをお願いいたします。
本気で現状を打破し、自分の頭で思考する覚悟のある方からの挑戦を、心よりお待ちしております。
この先生のおすすめコース
- 数学が苦手で、一からやり直したい!
- 中学数学を総復習し、高校数学に備えたい!
- 受験対策として、基礎を確実に身につけたい!
このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら
中学生の数学対策におすすめの指導コース
- 部活が忙しく、夜に勉強する時間がなかなか取れない生徒
- 寝坊ぐせがあったり、早起きが苦手な生徒
- 生活習慣を調えて、部活も勉強も成績を伸ばしていきたい生徒
- スポーツ推薦、または一般推薦での進学を考えている生徒
- 宿題や提出物を忘れてしまったり、なくしてしまうことが多い生徒
- 効率の良い授業の受け方、テスト勉強のやり方など1から教えてほしい生徒
- 発達特性に合う数学の学び方を探している方
- 文章題や図形で情報整理に時間がかかる方
- ミスが続き数学への自信を失っている方
- 「学校の授業が遅すぎて退屈している」、「もっと先に進みたいのに足踏みさせられている」ている中学生。
- 中学3年生の1年間を、フルに「難関校の過去問演習」や「最高レベルの難問対策」に使いたい生徒
- 教科書通りの「細切れの学習」ではなく、体系的に一気に学びたい生徒。
- 1学期をなんとなく乗り切ってしまい、「このままで大丈夫かな…」と感じている中学生
- 入試や模試に向けて、本格的な対策を「そろそろ始めなきゃ」と思いながら動けていない方
- 「わかっているはずなのに、テストで点が取れない」タイプの生徒